橿原市は奈良県の中部に位置し、人口は県庁所在地・奈良市に次ぐ多さで第2の都市と言われています。この地域には古墳時代から奈良時代の遺跡や寺社が数多く点在しています。今回はその中から厳選した5ヶ所の観光スポットをご紹介します。
鬱蒼とする竹林の中に鎮座しており、古びた拝殿と相まってとても神秘的な雰囲気が漂う神社です。またここには「新しい竹が7本育つと古い竹が7本枯死する」「境内の竹に触れると腹痛を起こす」といった言い伝えものこされています。
標高は天香久山が152m、畝傍山が199m、耳成山が140mとそれほど高くないので、大和三山の全てを歩いて丁度よいハイキングになります。歌人と同じ景色を眺めることが出来る名スポットです。世界遺産の暫定リストにも登録されています。
本殿は創建時に京都御所の賢所を移築されたものです。この賢所は江戸時代に建築され、三種の神器・八咫鏡が祀られていました。文華殿と共に国の重要文化財として指定されています。また境内の宝物殿には数々の社宝が展示されているので必見です。
この博物館の展示されている出土品のほとんどはレプリカではなく実物なんです。国指定重要文化財のメリス古墳出土品や国宝の藤ノ木古墳出土品なども展示されているので必見ですよ。館内にあるショップでは銅鏡、銅鐸、鉄器などのレプリカが販売されています。
境内のバラ園にはイングリッシュローズを中心に約2300種類にも及ぶバラが育てられています。調和のとれた仏様の世界を表現されていることから花まんだらと称されています。また、境内の一番奥にある茶房では軽食などが頂けるカフェのようになっており、夏季はかき氷が大人気です。
いかがでしたか?橿原市にはまだまだ歴史ある社寺や史跡、博物館など見どころのスポットがたくさんあります。ぜひ足を運んでみてください。
1.天岩戸神社
大和三山のひとつである香具山の山麓にある小さな神社です。創建年代や起源は不明ですが、拝殿のみが建てられている古い祭祀形態です。境内にはスサノオノミコトの乱暴に心を痛めた太陽神・アマテラスオオカミが隠れていたと言われる4つの岩があります。鬱蒼とする竹林の中に鎮座しており、古びた拝殿と相まってとても神秘的な雰囲気が漂う神社です。またここには「新しい竹が7本育つと古い竹が7本枯死する」「境内の竹に触れると腹痛を起こす」といった言い伝えものこされています。
■ 基本情報
- ・名称: 天岩戸神社
- ・住所: 奈良県橿原市南浦町772
- ・アクセス:近畿鉄道耳成駅から徒歩27分/近畿鉄道大和八木駅からコミュニティバス南浦町下車徒歩5分
- ・電話番号:0744-21-1115(総合政策部観光政策課)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL:http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_kankou/kankou/
- spot/amanoiwato.html
2. 大和三山
大和三山は、橿原市にそびえる天香久山(あまのかぐやま)、畝傍山(うねびやま)、耳成山(みみなしやま)の総称です。それぞれ万葉集の和歌で何度も詠まれた山で、歴史的風土特別保存地区と国の名勝に指定されています。標高は天香久山が152m、畝傍山が199m、耳成山が140mとそれほど高くないので、大和三山の全てを歩いて丁度よいハイキングになります。歌人と同じ景色を眺めることが出来る名スポットです。世界遺産の暫定リストにも登録されています。
■ 基本情報
- ・名称: 大和三山
- ・住所: 奈良県橿原市畝傍町、慈明寺町、大谷町、山本町、吉田町(畝傍山)/奈良県橿原市南浦町(香具山)/奈良県橿原市木原町(耳成山)
- ・アクセス: 近鉄橿原神宮前駅から徒歩10分(畝傍山)/近鉄耳から駅より徒歩20分(香具山)/近鉄大和八木駅から徒歩15分(耳成山)
- ・電話番号: 0744-21-1115(総合政策部観光政策課)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_bunkazai/bunkazai
- /shiteibunkazai/ya…
3.橿原神宮
橿原神宮は畝傍山の山麓に鎮座する神社です。この地にはもともとアマテラスオオカミの子孫で初代天皇・神武天皇の宮殿があったそうで、民間有志による創建請願に感銘を受けた明治天皇によって明治時代に創建されました。本殿は創建時に京都御所の賢所を移築されたものです。この賢所は江戸時代に建築され、三種の神器・八咫鏡が祀られていました。文華殿と共に国の重要文化財として指定されています。また境内の宝物殿には数々の社宝が展示されているので必見です。
■ 基本情報
- ・名称: 橿原神宮
- ・住所:奈良県橿原市 久米町934
- ・アクセス: 近鉄橿原神宮前駅から徒歩10分
- ・営業時間: 日の出・日没の間/宝物館は10時~17時
- ・電話番号:0744-22-3271
- ・料金: 宝物館は300円
- ・公式サイトURL: http://www.kashiharajingu.or.jp/
4.県立橿原考古学研究所附属博物館
東大寺や高松塚古墳など、県内の著名な史跡の発掘で全国的に有名な県立橿原考古学研究所が運営する博物館です。橿原神宮の北側に隣接しています。県立橿原考古学研究所の発掘調査によって出土した旧石器時代から室町時代の品々やその関連資料などを中心に展示されています。この博物館の展示されている出土品のほとんどはレプリカではなく実物なんです。国指定重要文化財のメリス古墳出土品や国宝の藤ノ木古墳出土品なども展示されているので必見ですよ。館内にあるショップでは銅鏡、銅鐸、鉄器などのレプリカが販売されています。
■ 基本情報
- ・名称:
- ・住所: 奈良県橿原市畝傍町1
- ・アクセス: 近畿鉄道畝傍御陵前駅から徒歩5分/近鉄橿原神宮前駅から徒歩10分
- ・営業時間: 9時~17時
- ・定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)/12月28日~1月4日
- ・電話番号: 0744-24-1101
- ・料金: 400円(大人)/300円(大学・高校生)/100円(小中学生)
- ・公式サイトURL: http://www.kashikoken.jp/museum/
5.おふさ観音
おふさ観音は耳成山と畝傍山の中央に鎮座します。高野山真言宗の別格本山となる寺院です。江戸時代におふさという女性の目の前に白い亀に乗った観音様が現れ、小さい祠を建ててそれ祀ったのが起源だと言われています。境内のバラ園にはイングリッシュローズを中心に約2300種類にも及ぶバラが育てられています。調和のとれた仏様の世界を表現されていることから花まんだらと称されています。また、境内の一番奥にある茶房では軽食などが頂けるカフェのようになっており、夏季はかき氷が大人気です。
■ 基本情報
- ・名称: おふさ観音
- ・住所: 奈良県橿原市小房町6-22
- ・アクセス: JR畝傍駅から徒歩10分/近畿鉄道八木西口駅から徒歩12分/近畿鉄道大和八木駅から奈良交通バス小房下車徒歩5分
- ・営業時間: 7時~17時
- ・定休日: 年中無休
- ・電話番号: 0744-22-2212
- ・料金: 300円(本堂内の拝観料)
- ・公式サイトURL: http://www.ofusa.jp/
いかがでしたか?橿原市にはまだまだ歴史ある社寺や史跡、博物館など見どころのスポットがたくさんあります。ぜひ足を運んでみてください。