神戸・須磨離宮公園で梅やバラを楽しみたい♪これを見れば見頃を見逃さない！須磨離宮公園の花ごよみを教えます！！

神戸市の大阪湾を見下ろす景観地「月見山」に位置する「須磨離宮公園」。本園と植物園とフィールドアスレチックエリアからなる広大な公園です。園内には四季折々の花々が咲き乱れ、季節ごとに様々な花の風景が楽しめます。いつ頃どんな花が見ごろになるのか、年間を通した花ごよみについてご案内いたします。

須磨離宮公園とは

神戸市須磨区の丘陵地帯に広がる82ヘクタールの広大な自然公園。アスレチックエリアは森の中ですが、本園と植物園の庭園部分は、見晴らしの開けた水と緑が融合した美しい光景が広がっています。元は皇室の別荘「武庫離宮」でしたが、1967年、現在の天皇陛下が御成婚された記念に、「須磨離宮公園」として神戸市に下賜されました。中央に噴水のある水辺を囲むように「王侯貴族のバラ園」が広がる西洋風庭園の本園と、梅、ぼたん、桜、カキツバタ、紫陽花、もみじ・・・等に囲まれた日本庭園のある植物園、どちらも甲乙つけがたい美しく完成された庭園になっています。植物園には温室もあります。

須磨離宮公園で観られる花々

本園、植物園共に、樹木の花から花壇の花まで、一年中途切れることなく何かの花を見せ続けてくれる庭園公園です。季節の花々に合わせたイベントも数多く開催しています。

代表的な花々が見られる定番のイベントのテーマをざっといくつか並べてみます。

年明けはジャンボ松竹梅の前で楽しむ「迎春」イベント（1月）
25種類170本の梅の木が咲き誇る早春の「梅見会」（2～3月）
春秋に温室で開催する「洋ラン展」（3月、11月）
同じく春秋の「ローズフェスティバル」（5～6月、10～11月）
花しょうぶ園の和の風情を楽しむ「花しょうぶ鑑賞会」（6月）
噴水の夜間ライトアップも楽しめる「夏まつり」（7～8月）
秋の七草の頃、野点や和の芸能舞台もある「月見の宴」（中秋の名月・十三夜前後）
600本の紅葉を楽しむ「もみじ鑑賞会」も夜間ライトアップ付き（11～12月）
年末にはクリスマスのポインセチア展示と年始のお飾り準備「離宮ことはじめ」（12月）

須磨離宮公園の花の見頃

具体的な花ごよみについては、春から順番に一覧でまとめてみましょう。
なお、植物園の温室でも、一年中シクラメンや蘭などの花が咲き乱れています。

春2～4月

［2～3月に開花］
　さざんか、椿、水仙、梅、まんさく、クリスマスローズ、トサミズキ、アセビ、カンヒザクラ
［3～4月に開花］ 　
　椿、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、枝垂ザクラ、サトザクラ、十月ザクラ、ツツジ、チューリップ、ぼたん、リキュウバイ、ハナズオウ、モクレン

夏5～8月

［4末～５月に開花］ 　
　ハナミズキ、オオデマリ、藤、カラタネオガタマ、カキツバタ、バラ類
［6～7月に開花］ 　
　花しょうぶ、紫陽花、スイレン、コウホネ、半夏生、西洋ニンジンボク、ミソハギ
［7～8月に開花］ 　
　スイレン、女郎花

秋9～11月

［9～10月に開花］ 　
　スイレン、野カンゾウ、ススキ、萩、フジバカマ、金木犀、ローズヒップ、キキョウ、ナデシコ、クズ ［10～11月に開花］ 　
　サルビア、レウカンサ、ローズヒップ、紅葉、ツワブキ、バラ、十月ザクラ、さざんか

冬12～1月 　

　十月ザクラ、ポインセチア、さざんか、椿

須磨離宮公園の花の見どころ

噴水広場と王侯貴族のバラ園

本園中央にあるベルサイユ宮殿を思わせる整形式の噴水庭園です。180種4000株のバラが次々咲きそろっていく季節は圧巻です。

桜のリレー

植物園の日本庭園の周辺には、枝垂ザクラやサトザクラを中心に、約10種150本の桜の木があります。種類によって開花の時季が少しずつズレているので、次々順番に、1ヶ月くらいかかってリレーのように開花していきます。

紅葉のトンネル

植物園は秋になると、真っ赤に燃える紅葉が鮮やかに目に刺さります。両側が紅葉の並木になっている通路は、紅葉のトンネルのようです。夜間ライトアップのほか、キャンドルナイトイベントや大正琴の演奏会なども開催されており、庭園の情緒を存分に満喫できます。

須磨離宮公園を訪れた人の声