須磨離宮公園は、兵庫県神戸市内に位置する、82ヘクタールとかなり広大な敷地面積をもつ都会のオアシスです。西洋式の建築が取り入れられた綺麗に整備された庭園と隣接して植物園も兼ね備えており、園内はバラをはじめとしたさまざまな草花やいくつも立ち並ぶ噴水が美しい景観をつくっています。大阪湾を一望できる見晴らしのいい休憩所や子どもたちに大人気のアスレチックなどもあり、デートでもファミリーでも色んなシチュエーションで楽しめるスポット、その魅力をご紹介します。
須磨離宮公園とは
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須磨離宮公園は、月見山とよばれる景観地にあります。もともとは、1907年に大谷光瑞別邸を宮内省が買収して1914年に完成した旧武庫離宮(須磨離宮)でした。今上天皇の御成婚を祝って、神戸市に下賜されたものを公園として利用しています。現在は、神戸女子大学と提携し、様々なイベントを行っている須磨離宮公園。これからも目が離せないスポットです。
須磨離宮公園は82ヘクタール、東京ドーム17個分ほどの広大な敷地を有する都市公園です。「都市公園で離宮だなんて…」なんて思われてしまうかもしれませんが、この公園のメインともなる噴水広場の景色は圧巻ですよ。整然と並んだ5つの巨大な噴水、その周りを彩る花々はまるでフランスのベルサイユ宮殿を彷彿とさせる華やかさなんです。
広大な敷地には四季により様々な花が咲き乱れます♪温室もあり花のイベントも多く開催される癒すのスポットです。またお子さんに大人気の大型のフィールドアスレチックもあるので、ご家族でも楽しめる施設です。またお弁当広場やジャンボ滑り台、滝に喫茶コーナーまであり1日中楽しめるところです。また晩もきれいにライトアップされています。
1.王侯貴族のバラ園
http://kobe.travel.coocan.jp/kobe/rikyu_bara.htm
美しいバラの花が咲き乱れるバラ園は、旧離宮であった歴史にちなみ、日本の皇室や王侯貴族、芸術家などの名を冠した品種を集めているそうです。ベルサイユ宮殿を彷彿とさせる噴水広場を彩るのがこのバラたちです。ここには世界中から集められた約180種のバラが育てられており、立ち並ぶ噴水を中心として東西で左右対称に同じ品種が配置されています。春・秋になると4000株ものバラたちが開花し、園内を色鮮やかに彩ります。この華やかな景色は必見ですよ。
中央に噴水が並ぶバラの似合う公園が広がります。またバラも数多く咲き、思わずカメラに収めたくなるような優雅な景色が広がります。中世ヨーロッパのドレスを着たご婦人方がお茶をしているような雰囲気の気品あるバラ園です。子どもの背丈ほどあるバラが、バラってこんなに種類があるのかと驚くぐらい様々な色や形が揃っています♪
2.レストハウス
http://k-mca.com/search/spot_014/spot_014.html
レストハウスからは、噴水庭園・大阪湾、そして夜景などを眺めながら、食事をしたりお茶を頂く事が出来ます。綺麗な庭を見て癒されて下さい。レストハウスには「花離宮」というレストランがオープンされています。和食メニューの華御膳・洋食メニューの花しょうぶ・お子様ランチの3種類の食事メニューのほか、ホットケーキまたはケーキのセット・アイスクリーム・ソフトドリンク・アルコール類などが取り揃えられていますので、ランチはもちろんカフェとしても利用できます。
食事は和洋の本格的な御膳からお子様ランチに、珈琲だけでも利用可能です。お米は三田のコシヒカリ使用で、おいしい地元のお料理をバラ園を眺めながら楽しむことができます。お花見の時期は甘酒や梅うどん!クリスマスにはクリスマスランチが登場します♪もみじのきれいな時は紅葉弁当も販売されるのでぜひお花見や紅葉狩りの時もどうぞ!
3.フィールドアスレチック
http://npo-space.com/07/2013/09/kas-3.html
子供たちは身体を動かすのが大好き!そこでオススメするのがアスレチックです。全身を使って運動して、たっぷり汗をかいたらきちんと水分補給を忘れずに!楽しい思い出になりそうです。このフィールドアスレチックは公園中心部の木が生い茂った小高い森のような場所にあります。遊具はすべて木製となっており、自然の温もりが感じられます。遊具は計28種ありますが、全て連続して配置されており、一巡できるコースとなっています。ちなみに、このコースはロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「宝島」をイメージして作られているのだそうです。
小学生前後のお子さんから楽しく一人で行くことができると思います。途中たかい編み込まれたロープを登っていくところや綱で坂道を駆け上がるようなところもあるので、力が無かったり、高い所が苦手なお子さんは保護者の付き添いが必要です。もちろん親御さんも一緒に参加でき、一汗かくような難所もありでわくわくしますよ♪
4.噴水ライトアップ
期間限定ではありますが、夜間に噴水のライトアップをおこなっています。幻想的な水の風景は、息を呑む美しさがありますよね。
ベルサイユ宮殿を彷彿とさせる日中の華やかな景色とは一変する景色です。ギリシャから贈られてきたというギリシャ神話に登場する海と大地の神・ポセイドンの像がより一層マッチし、神秘的な空間を作り出しています。今にも噴水の水が2つに割れそうな雰囲気ですよね。季節やイベントにより実施されますので、公式サイトでチェックしてください。
5月の中ごろから6月にかけて噴水のライトアップが開催されています。大規模な噴水がある広い敷地のバラ園なので色とりどりの噴水を見て回るだけでとっても見ごたえがあります。またクリスマスの時期もトナカイのイルミネーションも追加され、また違ったロマンチックな印象になります。もみじがきれいな時期は木のライトアップも趣あり、とっても癒された気持ちになります。
5.月見台休憩所
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千年前の平安貴族である、在原行平が月見をしたと伝えられている月見の名所です。展望がすばらしく、大阪湾を一望でき、天気が良ければ和歌山の方まで見る事もあるそうですよ。南噴水の東側にある公園内随一の絶景スポットです。大阪湾・和歌山以外にも淡路島や紀伊半島と海に浮かぶ島々を見渡すことができますよ。また、海をよく見てみると時折船が往来している姿も見え、港町・神戸らしい景色を楽しむことができます。ちなみに在原行平(ありはらのゆきひら)は光源氏のモデルになった人物なんですよ。
噴水広場の南側にあるところ。中秋の名月の時期にはイベントが開催される。月見ガイドツアーでは敷地内で須磨の月見についての講和が行われ、その後には月見台休憩所にてお月見会が実施される♪空が澄み渡るととってもきれいにお月さんが見られる場所です♪毎年たくさんの人が参加する人気のイベントになっています。
6.花ごよみをチェック!
http://kobe.travel.coocan.jp/kobe/rikyu_hanashoubu.htm
開花情報をHPでチェックすることができます。季節を問わず、一年中様々な花と出会う事はできますが…やはりお目当ての花が咲いていないとショックなもの。HP上では写真付きで開花情報を更新してくれますので、ぜひチェックしてみてくださいね!「花の庭園」や「鑑賞温室」では一年を通して美しい花々が咲きますが、やはり主に春から秋にかけて多くの花々が見頃を迎えますので、その時期に足を運んでいただくことをオススメします。公式サイトの花ごよみでは分かりやすく紹介されており、「花だより」ではリアルタイムの開花情報を得られることができますよ。
秋には紅葉も美しく照り映えます。
HPの開花情報では今きれいに咲いている花たちが見ることができます。『開花ごよみ』を見ても分かりますが、どの季節にも花が咲いている庭園です。お目当ての花がある方は是非きれいに咲くタイミングを見計らって!そうでない方はいつ行っても素晴らしい花が見られますよ。『離宮花便り』では敷地内のどこに花が咲いてあるか地図で表示されているので、広い敷地を目的地目指して一直線に行けますね。
http://kobe.travel.coocan.jp/kobe/rikyu_kouyou.htm
それぞれの季節の中で一番美しい花を楽しんで下さい。基本情報
山陽電車の最寄駅は「月見山」「須磨寺」です。徒歩10分ほどで着くのでとっても便利♪車は駐車料金が1日500円。入園料は大人400円とお手頃♪小中学生は「のびのびパスポート」提示で無料で入館できます。また山陽電車や各私鉄で、入園料とセットのお得なチケットが販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね♪「地図」
■ 基本情報
- ・名称: 須磨離宮公園
- ・住所: 神戸市須磨区東須磨1-1
- ・アクセス: 下記アクセスマップ参照
- ・営業時間: 9時~17時まで(ライトアップ中は20時まで)
- ・定休日: 木曜日・年末年始
- ・電話番号: 078-732-6688
- ・料金: 大人400円 子供200円
- ・公式サイトURL:http://www.kobe-park.or.jp/rikyu/
「電車・バス アクセスマップ」
http://www.kobe-park.or.jp/rikyu/contents/train-bus/
須磨離宮公園の基本情報や魅力をご紹介しましたがいかがでしたか。写真からも想像いただけるように、園内はとても美しい空間で、歩いているだけでも癒やされてしまいます。メインの噴水広場でひと休みすれば、まるでヨーロッパの庭にでも居るかのような気分になれ、また、晴天の日にはきらきら輝く水辺と鮮やかな花々がより一層華やいでみえます。植物の種類も多種多様で、訪れる季節によってさまざまな景色を見ることができますよ。年間を通してイベントも色々開催されていますので、休日にお子さまをつれて、恋人を誘って、もちろん気分転換にひとりで散策にも、足を運んでみてはいかがでしょうか。