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山中温泉は開湯1300年の歴史を誇る日本屈指の名湯として全国にその名を知られています。石川と福井との県境にあり、四方を山々に囲まれ、渓谷沿いに豊かな自然があふれる景勝地です。古くは、松尾芭蕉がこの地を訪れその泉質のすばらしさを絶賛したと言われます。お湯や絶景だけでなく、伝統工芸の品々や情緒あふれる街並みの散策などこの一帯の魅力をお伝えしたいと思います。ご旅行を計画なさっている方は是非参考になさって下さいね。山中温泉の歴史
奈良時代、行基というお坊さんが加賀のお社を訪ねた時のこと。山の中で一人の老僧に出会い、「ここには人々の病を治す温泉がある」と告げられ、お告げの通りに掘ってみると、あふれるように温泉が湧いてきたそうです。以来、多くの人が病気を治しにこの地で疲れを癒したと言われています。http://www.masupage.com/hokkoku-hokurikudo/hokuriku-014/014-iburigashi-daisyouji.html
それから数百年後、温泉は廃れ、山は元の静けさを取り戻していたある日のこと。鎌倉武士の長谷部信連が白鷺が山陰の小さな流れで傷を癒していたのを不思議に思い改めて掘ってみると、美しい温泉がこんこんと湧き出たそうです。喜んだ信連は人々のために湯宿を開いたそうですが、これが「山中温泉旅館」の起源と言われています。松尾芭蕉も認めた泉質
「奥の細道」の旅の中で山中を訪れた松尾芭蕉は、この地を気に入り「草津」、「有馬」と並んで山中を「三大名泉」 とほめ称えました。http://blog.goo.ne.jp/jikkouhureaitai/e/770a1632039f42f9c07c758003081573
「山中や 菊はたおらじ 湯の匂ひ」と詠った名句は、「山中温泉に浸かれば不老長寿の菊の万能薬を飲むまでも無い」という意味を表しており、日々の疲れを癒すだけでなく、健康や若返りの湯としてもお楽しみ頂けます。豊かな自然を肌で感じる渓谷沿いのお散歩
恵まれた自然の中、渓流を間近で見ながら散策をすれば、日頃の疲れを癒してくれること間違いありません!渓谷美名高い「鶴仙渓」を散策しながら自然のパワーを感じてみて下さい。まずは、鶴仙渓の下流にかかる「黒谷橋」へ。当時木製だった橋は石橋に変わっていますが、美しさは健在です。http://www.yamanaka-spa.or.jp/photo/kakusen/kakusen_11.html
この辺りは列をなした奇岩と淵に漂う水の織りなす景観の素晴らしさに、松尾芭蕉も思わず手を打ち、「行脚の楽しみ、ここにあり」とひと節うたったのだそう。 http://紅葉ガイド.jp/pref17/K17000800/
橋のたもとに建てられた「芭蕉堂」。松尾芭蕉がこの辺りを絶賛したことから、全国の俳人によって明治43年に創建され、平成22年には鶴仙渓遊歩道とともに100周年を迎えました。 http://blog.goo.ne.jp/jikkouhureaitai/e/276d28ac6996f8fb1f9e152ff3b01a44
渓流に沿って南北に伸びる遊歩道をそぞろ歩くと見えてくる、鶴仙渓に映える「あやとり橋」。
S字を描く鮮やかな赤紫がひときわ目をひきます。遊歩道から見上げれば、美しい景観に引き込まれることでしょう。 http://blogs.yahoo.co.jp/toshiyuki4767/37649764.html
あやとり橋の袂には、近くで流れ落ちる滝の音や小鳥のさえずりが心地よく響き渡る川床があります。 http://www.flickr.com/photos/36334006@N05/5799338267/
ここで、山中温泉出身の和の鉄人、道場六三郎がプロデュースするスイーツを堪能してみてはいかがでしょうか? http://flutecats.exblog.jp/i9
川のせせらぎを耳にしながらスイーツを楽しめば、なんとも優雅な気分を味わえること間違いありません。そして更に遊歩道を進むと見えてくる、歴史を感じさせる木造の橋は「こおろぎ橋」。 http://www.360navi.com/photo/19ishikawa/03kakusen/02bridge1/10index.htm
木橋の両岸にはうっそうと木々が茂り、奇岩や怪石が突き出ているため、橋の名は行路が危なかったために「行路危」と称されたとも、秋の夜長に鳴くこおろぎの声に由来するとも言われているそうです。より詳しく鶴仙渓の見どころを知りたい方には、無料のボランティア「しらさぎガイド」がオススメです!
4月から紅葉時期の11月までの毎日、「黒谷橋・芭蕉堂~あやとり橋~こおろぎ橋」までの1.3kmのコースを、山中温泉の見どころや歴史と共に案内して下さいます。ほっと一息、散策の疲れを癒す温泉スポット
散策や観光で疲れたら、休憩所で疲れた体を癒してみてはいかがでしょうか。 共同浴場や源泉を使った足湯でほっと一息リフレッシュ!!山中温泉のシンボル、山中温泉の総湯「菊の湯」。 地域の人々には社交場として愛されており、昔ながらの共同浴場の光景が見られます。http://www.yamanaka-spa.or.jp/photo/meisho/meisho_05.html
湯船の壁には山中温泉縁起絵巻の一部が九谷焼タイルで模写されていますので、温泉の歴史の一端を味わいながらお風呂に浸かってみてはいかがでしょうか。 http://www.geocities.jp/yasuragigogo/onsenkaga12.htm
こちらの総湯は珍しく、男湯と女湯の建物が別々になっているのも特徴の一つです。 http://72469241.at.webry.info/201212/article_20.html
菊の湯の前には飲泉処もあるので、浸かる以外にも温泉を楽しめます。 http://ihoku.jp/ishikawa/kaga/3933.html
更に、番台に売られている卵で温泉卵を作る事ができるのも楽しみの一つです。
温泉卵ができるまで40~50分かかるので、その間にお風呂に入って待つのも良いでしょう。 http://yaspy.seesaa.net/article/118975230.html
男湯と女湯の建物の間には、からくり時計の大広場や源泉を使った足湯、催し物が開催される市民ホールの山中座があり、観光客でにぎわっています。「風情あふれるからくり時計」 http://yaspy.seesaa.net/article/118975230.html
「芭蕉が詠んだ句に因み「笠の露」と名付けられた足湯」 http://ihoku.jp/ishikawa/kaga/3933.html
「山中の芸妓さんの舞を見ることができる山中座ホール」 http://www.yamanaka-spa.or.jp/photo/meisho/meisho_09.html
山中座の売店で売られている、お茶の香りただよう「加賀棒茶サイダー」 tsutatsuta
お風呂に浸かって疲れを癒し、温泉卵と加賀棒茶サイダーで山中の味を味わえば、山中温泉通間違い無いでしょう。ご夫婦や家族、カップルで滞在するのもよし、日帰りで散策するのもよし。情緒あふれる山中温泉の魅力に心も体も満たされること間違いありません。交通アクセス
http://www.yamanaka-spa.or.jp/access/
北陸自動車道加賀ICより国道8号・364号を約12.5km、 または、JR加賀温泉駅より加賀温泉バス(温泉山中線)で30分、山中温泉バスターミナルを下車。県外から加賀温泉駅まではJRでの移動が可能です。■東京から
[東海道新幹線~北陸本線]米原経由・・・3時間50分
[上越新幹線~ほくほく線・北陸本線]越後湯沢経由・・・4時間30分■名古屋から
[東海道・北陸本線/しらさぎ]米原経由・・・2時間20分■大阪から
[北陸本線/サンダーバード・スーパー雷鳥・雷鳥]湖西線経由・・・約2時間10分■博多から
[山陽新幹線~新大阪経由~北陸本線]・・・約5時間山中温泉の見どころやおすすめポイントを簡単にご紹介してみました。観光スポットやグルメ、お土産など様々な情報を集めました。東京や名古屋、大阪からのアクセスも記載したとおり便利なので、ちょっとしたご旅行にぴったりです。美しい自然の景色を眺めながら散策すれば静かな時間が流れます。情緒あふれる街並みの雰囲気を味わった後にはお湯をお楽しみ下さい。身も心もほっこりと癒されるはずです。石川の名湯へ是非一度お越し下さい。
山中温泉で一度は泊まりたい!超厳選おすすめ宿5選!
北陸旅行にいくなら金沢も良いけど、すこし足をのばして自然溢れる風光明媚な山中温泉がおすすめです♪ 金沢から特急で約25分で最寄の加賀温泉駅に到着、鶴仙渓の渓谷沿いに良質な宿が立ち並んでいる山中温泉は街歩きも楽しめる温泉地です!