綺麗な滝がいっぱい！群馬にある人気な滝10選

群馬県には約50ものたくさんの滝があります。南牧村・みなかみ町・中之条町には数多くの滝が点在するほか、吹割の滝・常布の滝・棚下の不動滝は日本の滝100選にも選定され、多くの人が訪問します。最近では滝壺のまわりにあるマイナスイオンに癒し効果があると言われたり、パワースポットとしても人気の滝。早速、群馬県にある美しい滝をピックアップしてみました。

1.吹割の滝

日本の滝100選にも選定され、国の天然記念物にも指定されています。幅30m・高さ7mあり、東洋のナイアガラとも言われ、その大きさと美しさは圧巻です。水量が大変多いことから、岩質の軟らかい部分を浸蝕しながら年間で約7センチ上流に向かって遡行しています。また吹割の滝の滝壺は龍宮に通じているという伝説もあります。冬の期間中は遊歩道が通行止になります。多くの人が夏に涼をもとめてやってきます。

2.黄金の滝

たんげ温泉の奥地にあり、付近は清流を泳ぐヤマメ釣りのスポットとしても知られています。手前の河床から滝壺までが金色の岩盤に覆われていることから「黄金の滝」と呼ばれるようになりました。滝の落差は約3m。河床や滝壺の近くに行く際は、足場が滑りやすいので、トレッキングシューズなど滑りにくい靴がおすすめです。山間部にあり、観光地として整備されているわけではないので、ハイキングやトレッキング経験のある人におすすめです。

3.常布の滝

落差40mとスケールの大きな滝で日本の滝100選にも選定されています。鉄分を多く含む岩盤が独特の茶色をしていて野趣あふれる雰囲気たっぷりです。滝にたどりつくまでのハイキングコースではカモシカに遭遇することもしばしばあるとか…。また熊出没情報もあるので、お出かけの際には十分注意が必要です。新緑や紅葉の季節には素晴らしい景観を眺めることができます。

4.棚下不動の滝

「雄滝」と「雌滝」の二つの不動滝があり、落差37メートルある「雄滝」は滝を裏側から見ることができます。雌滝は遠くから見るのみで近づくことはできません。また滝の落水に打たれる修験者もいて霊験あらたかな雰囲気が漂っている場所です。東日本大震災の後、落石等の被害で不動堂から先は「立入禁止」となっているところもあるのでお出かけの際は事前に確認しましょう。付近には赤城温泉や、いちごやサクランボ狩りができる観光農園もたくさんあるのでお出かけスポットとしてもおすすめです。

5.桃太郎の滝

滝が落下するかたちが桃の実に似ていることから「桃太郎の滝」と名付けられたと伝えられています。四万温泉の入口・四万大橋のすぐ近くにあり、比較的アクセスがよいところにあります。滝そのものの規模はかなりこじんまりとしていますが、四万川の水がターコイズブルーでとてもきれいなことで知られて、神秘的な雰囲気が漂っています。「ゆけむり歩道」という遊歩道が整備されていて、滝のすぐ近くまで行けるのも魅力です。

6.早滝

早滝は氷瀑で有名な滝です。冬になると滝の水が結氷し、氷瀑（ひょうばく）となります。標高900ｍに位置し、また滝の落差が30〜40m程度と高く寒い場所にあることから関東でも屈指の氷瀑の名所です。しかし滝までの登山道は急斜面が続き、簡単にたどり着くことが難しい秘境にある滝です。もし氷瀑を見たい場合は、まず春から秋に事前にルートを確認し、事前の準備と装備を充分にしてから出発しましょう。水量が多く新緑の美しい季節や紅葉が色づく頃も見ごろです。

7.線ヶ滝

岩肌の間を一直線に白い線のように落下する滝の姿が美しく繊細で印象的です。年間を通して水の流れが耐えることはなく落差は約35ｍ。滝壺は小さいものの水の落ちる音には迫力があります。また遊歩道の入り口から2分で滝の前まで行けます。滝の上からも滝壺からも眺めることができ、見ごたえのある滝です。

8.太子不動滝

太子不動滝は群馬県六合村太子地区にある不動尊の付近にあります。段瀑という大きく2段になっている滝で、落差は約20ｍあります。車道からガードレールをまたいで崖を下っていかないと、滝全体を眺めることが出来ないので注意が必要です。崖の下まで来ると上段の横に広がった滝と、上段からの水を集めて流す下段の滝があり、それぞれ水の流れが異なり迫力のある滝です。

9.嫗仙の滝

草津町の温泉街からは少し離れたところにある小雨川にかかる滝。落差25ｍの滝。滝壺までおりることができるので、間近で滝の姿を眺めることができます。岩肌は向かって左側が黒、右側が赤くなっており、周囲の木々の緑と色彩的にも美しい滝です。また滝のすぐそばにある樹高35m・幹周6.7mという大きなカツラの木も有名です。遊歩道は整備されていて歩きやすいですが、滑らないようにトレッキングシューズがおすすめです。

10.照葉峡の滝

関東の奥入瀬ともいわれる照葉峡にある11の滝のひとつ。照葉峡は俳人・水原秋桜子が、日本一の紅葉とうたった名所でもあり、なかでも翡翠の滝は水量が豊かで、その水量の加減により木々の緑が川面に反映して翡翠色に見えることから「翡翠の滝」と呼ばれています。深みがかった翡翠色の水が息をのむほど美しい光景をつくりだしています。

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群馬県にある10の滝を紹介いたしました！秘境にある滝や比較的アクセスのよいところにある滝、いろいろですが、出発の際には十分な準備しておくことが大切です。落石事故や熊の出没情報もあるので事前
の情報収集をしっかりしておくこと、滑りにくい靴や体温調節のしやすい服装など装備も万全にして出かけたいものです。怪我や事故のないように気をつけましょう！