こんな絶景がみたかった！全国の「裏見の滝」が癒されまくる

「裏見の滝」というと、ちょっと聞きなれないかもしれません。その文字が表すとおり、滝つぼの奥に行くことが出来て、裏側から滝が落ちる様子を眺めることができる、そういう滝を裏見の滝と呼んでいます。日本にはどういう裏見の滝があるのか、10選ご紹介してみます。

1.棚下不動の滝(群馬県)

日本の滝百選の一つ、棚下不動の滝。群馬県渋川市赤城町棚下にある滝で、雄滝と雌滝の2つの滝から成り立っています。裏見の滝は雄滝のほうで、裏側から滝を見ることができます。ただし現在は東日本大震災の影響で、滝の近くまで行く道は通行禁止となっています。

2.龍頭ヶ滝(島根県)

龍頭の滝は中国地方随一の名瀑で、こちらも日本の滝百選に選ばれています。落差40メートルの雄滝と落差30メートルの雌滝とで成り立っていて、雄滝が裏見の滝となっています。裏側には百畳ほどの岩窟があり、滝観音が祀られています。

3.壇鏡の滝(島根県)

壇鏡の滝は日本の滝百選に選ばれているほか、滝の近くで湧く湧き水が名水百選にも選ばれています。隠岐では神聖な水とされています。岩壁の壇鏡神社の両側に落差40メートルの雄滝と雌滝が流れていますが、雄滝が裏に回り込んで見れる裏見の滝となっています。

4.月待の滝(茨城県)

全国にある裏見の滝の中でも、最も行きやすいとされているのが月待の滝です。「くぐり滝」「裏見の滝」という異名を持ち、テレビドラマ「ガラスの仮面」の舞台になったことで有名になりました。高さ15メートル、幅10メートルで、普段は二筋ですが、水量が増えると三筋になります。

5.鍋ヶ滝(熊本県)

お茶のCMロケ地となったことで一躍有名になった鍋ヶ滝は、裏見の滝の代表とも言える存在です。マイナスイオンをたくさん浴びることができるスポットで、滝は癒しの水のカーテンのようで、涼を誘います。ゴールデンウィークの期間はライトアップされていて、違った表情を見ることができます。

6.雷滝(長野県)

長野県の雷滝は高さ30メートル、幅5メートルの裏見の滝です。水量が多いため雷のような音を轟かせています。滝の裏側に遊歩道があるために、滝を裏側から見ることが容易にできます。四季によって表情が変わりますが、冬季は閉鎖されています。

7.吉滝(兵庫県)

兵庫県香美町にある吉滝は上段28メートル、下段メートルの2段になっていて、落差は35メートルほどです。兵庫県指定文化財記念物になっています。滝の裏側に善滝神社があり裏から見ることができるのですが、それだけでなく360度、どの方向からも見ることができるという珍しい滝です。

8.岩井滝(岡山県)

岩井滝は高さ約10メートル、幅6メートルの岡山県の最北端の滝です。滝から100メートルふもとに湧き出る水「岩井」は名水百選に選ばれています。滝の裏の岩窟の中には不動明王が祀られています。小ぶりな滝ですが、四季の表情が見事です。冬には滝が凍り「氷瀑」が見られますが冬期の立ち入りは困難です。

9.裏見ヶ滝(東京都　八丈島)

裏見ヶ滝は八丈島にある滝です。小さい滝ですが裏に遊歩道があるので、裏から見ることができます。子供連れでも、冒険気分で滝の近くまで行くことができて楽しめますよ。近くには裏見ヶ滝温泉もあり、映画のロケ地にもなりました。

10.慈恩の滝(大分県)

慈恩の滝は大分県日田市天瀬町と、玖珠郡玖珠町の境に位置する二段の滝です。上段20メートル、下段10メートル、合計30メートルの落差があります。滝の裏側の遊歩道が整備されているので、裏側から見ることができます。特急「ゆふいんの森」が滝のそばを通過するのも有名です。



いかがでしたでしょうか？裏から見ることができる滝は全国的にそれほどないのですが、こうして見てみると、意外と多いという印象です。近くに行ける裏見の滝があれば、マイナスイオンをたっぷり浴びに行って、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか？

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素材提供：トリップアドバイザー