成田空港の早朝便対策まとめ。バスや時間つぶし方法などを教えます。

成田空港にLCCが就航するようになって、旅のスタイルもずいぶん変わりました。でもLCCって出発時間が早い便もあるんですよね。成田に前泊するとLCCにした意味がなくなっちゃう…

そんなアナタに早朝便対策をお届けします。

成田空港発着の早朝便対策についてまとめました。東京都心から距離があるので、始発で行っても間に合わない便もありますよね？たくさん紹介していくので、都合に合わせて選んでみて下さいね。バス利用も便利になり、深夜から運行しているものもありますよ♪

対策1. 早朝便向けバス

１時台から運行しているバスがある

到着はちょっと早いですが、重いスーツケースは預けてしまって、あとは連れて行ってもらうだけ。一番スマートな方法だと思います！

LCCは成田空港を早朝に就航するからこそ格安と言えるでしょう。しかしその早朝便に合わせた公共交通手段が無いのが事実ですね。例えばそんな時に終電などで東京駅から京成グループの『東京シャトル』で成田空港へ行くのも格安旅行の楽しみ方として捉えるのもいいのではないでしょうか。

どうしよう！　リムジンバスが全部満席だった!　

予約の電話をかけたけど全部満席だった!　そんな時の奥の手は、成田空港交通が毎日運行している 深夜急行バスを利用しましょう。もともとは千葉ニュータウン方面の住民向け成田駅着だったものを、LCC利用客を取り込むために成田空港までの運行となりました。

ただし先着順、予約不可なので乗れるかどうかは運次第です。また京成成田駅にも到着するので、終電で成田駅まで行き、漫画喫茶などで時間をつぶしてバスに乗るという手も使えます。

女性なら是非とも「THEアクセス成田」女性専用深夜便を使いたいところですよね。安心して利用でき、なお且つ毛布、アメニティー付きなのでゆとりある移動が可能になっています。しかし安全安心を得られますがお値段は昼間の2倍になっていますのでお気を付けくださいね。

対策2.やっぱり前泊！

安い!　オシャレ!　カプセルホテル

2014年に成田空港内にオープンしたナインアワーズ成田空港は、成田空港駐車場の地下にできた24時間営業のカプセルホテル。カプセルホテルといっても、近未来の雰囲気を持つオシャレな作りで、男女は別フロアになっているから安心！

シャワールームにはアメニティも揃っているので、手ぶらでも大丈夫！宿泊も3900円～、仮眠やシャワーのみもOKなので、早めに来てちょっとだけ使うのも可能ですよ。宇宙船の中ってこんな感じかな、意外と広いのでしっかり足が伸ばせそうですよね。

海外旅行の前に、国内の成田空港でまずは一泊の観光を楽しむつもりで利用するのにおススメですね。お値段はそこそこしますが、ゆっくり安い電車で前乗りし空港内で体を休められるのなら、夜行バスや早朝バスを利用する値段とそんなに違いはないでしょう。ロッカーも広く部屋着やアメニティーはちょっとスタイリッシュになっていますよ。

寝るならベッドがいい

もちろん成田空港周辺にはホテルもたくさんあります。空港まで無料送迎をしてくれるホテルもあるので、ゆっくりと前泊をしたい人は探してみてください。

無料送迎付きホテル： http://travel.gpoint.co.jp/special/earlynarita/

ちゃんと横になれて、なおかつお値段を抑えたい人は、成田空港の周辺ホテルのLCCプランと言うものもあります。お値段は2000円程からで、早朝の無料送迎付き！前日に東京駅や銀座駅から昼間に周辺ホテルへ行くバス便を出しているので余裕ですよ。

対策3.大江戸温泉物語で時間をつぶす

みんな大好き、大江戸温泉物語。実は成田空港や羽田空港へのシャトルバスセットプランがあることをご存知ですか?　京成高速バスに事前予約で、時間限定ですがお得な値段で施設を利用することができます。

利用時間は前日18：00～5：20（東京シャトルの各便発車時刻）まで。東京シャトルの乗車券を提示することで、大人（中学生以上）1,200円/小人（4歳～小学生）600円で入場できます。大江戸温泉物語前に1:35、3:40、5:20とバスが立ち寄るので、じゅうぶん間に合います。

もちろん到着便でも東京シャトル到着後～翌朝9：00の間なら、同じ条件で利用できます。

一人旅なら、成田空港のカプセルホテルでも十分ですよね。しかし格安航空でなおかつ小さなお子様やちょっと高齢な方がいらっしゃるファミリーでしたら、深夜バスに乗る前に大型入浴施設で楽しむのもいいですね。

4.成田駅周辺のネットカフェで時間つぶし。

成田駅前にあるネットカフェ快活CULBを利用するという手もあります。京成成田駅から徒歩3分、大きな荷物を持っていても大丈夫。8時間のナイトプランが1234円。初めての人は会員証（360円）を作る必要がありますが、Webクーポンを持っていけば無料になります。個室ではソファがフラットになるので、ちょっとした仮眠もOK！

夜が明けたら始発に乗っていけば、5:10に成田空港に到着できます。

ネットカフェ快活CULBは全国の街に結構店舗を展開しているので、会員証を作っている方も多くいるかと思います。そんな方はこちらを利用するのが一番お安く気軽に過ごせるのではないでしょうか。空港早朝便の利用者が多いのでフラットシートはかなりの確率で早い者勝ちのようです。

5.空港内で野宿

究極は終電近くに来て、そのまま空港泊というもの。LCCが多く離発着する第3ターミナルは24時間出入り口が開いています。第１・第2ターミナルは一部入口をのぞいてあとは閉まります。ターミナルごとに使用可能エリアが異なるので気を付けて。

どのターミナルも24時間営業のコンビニがあり、何か困っても大丈夫。意外とベンチで寝ている人が多いので、さみしくありません。ただ警備の人も時々回ってきますが、自分の身と荷物は自分で守るため熟睡しすぎないようにしましょう。

これが一番手っ取り早くて安い！手段ですね。第3ターミナル本館2階の出発ロビーと、第2ターミナル1階北ウェイティングエリアそしてフードコートが利用可能になっています。北ウェイティングエリアにはファミリースペースとして16畳ほどの畳スペースも用意されていますよ。

最後に成田空港について

成田空港出発、1番早い早朝便に間に合うには。

成田空港は昭和53年の開港以来、深夜の離発着便に関しては特別な事情を除き禁止しています。時間帯は0時から6時までで、非常事態以外ではこの時間帯の離発着はありません。従って、成田空港出発はどんなに早くても6時発となります。

この記事では6時代の出発便を想定し、さらにチェックインは1時間前の5時に到着出来る方法をご紹介していきます。

海外では24時間稼働している国際空港は沢山ありますが、成田では周辺住民への配慮から夜間の離発着に制限がかかっています。なので早朝6時になるとLCCの離陸ラッシュになるんです。近年ではこうした早朝出発を利用する人が多くなりそれに伴い色々な早朝便向けのサービスが出てきました。

6.成田空港発着バス（東京シャトル）ジェットスターご利用の方のみ

LCCのひとつである、ジェットスター航空を利用の方のみ乗れる送迎バスがある事はご存知でしたか？1日１１３便も運行しており、東京駅と成田空港第3ターミナルを結んでいます。バス乗車券はジェットスターのチケットを予約した際、または予約後に購入できます。

バス利用日の4日前まではウェブサイトから購入が可能です。フライトの予約無しにバス乗車券だけを購入する事は出来ませんのでご注意くださいね。東京から成田空港までわずか９００円とお得な値段設定となっています♪

京成グループの『東京シャトル』では東京駅～成田第3ターミナルへ約1時間で行けます。また、ジェットスターの利用が無い場合でかつ予約なしでも空きがあった場合は片道1000円で乗ることも出来ますが、これは空きが無かったことを考えると恐ろしくて利用出来ませんね。

7.車で行く！ジェットスター利用客専用格安駐車場

ご自身の車で行けば、早朝でも問題無く行けますよね。成田空港から約5分の場所にジェットスター利用の方が使える格安駐車場があり、4:30よりご利用頂けます。駐車場から空港までは無料の専用シャトルバスがあるので安心です。

お値段も安くなっていて、1日使用で1080円、21日～30日利用しても5940円となっています。搭乗日の2日前まで申し込み出来ますよ。空港に到着したいと思う時間より、さらに30分ほど早く到着できるようにしてください。

格安ホテルやカプセルホテルの価格から見ても、ご自身で運転されていくのが好き♪と言う方には断然お得ですよね。重い荷物も駐車場から空港ロビーだけですし気兼ねが無くておススメです。駐車場によっては送迎バスもあるので素晴らしくコスパがいいですね。

8.どの航空会社利用でも利用可能の駐車場

上記の駐車場はジェットスター利用の方限定でしたが、周辺に安く利用できる駐車場もあります。USAパーキングでは、利用者数No.1の実績もありお値段も格安で利用出来ます。駐車場から空港まで無料のバス送迎も利用でき、しかも預けた車を到着日に機械で洗車してくれるサービスも付いています！

気になるお値段は往復送迎バスを利用すると、なんと1日500円です。早朝4時10分から営業しているのでLCCの早朝便にも十分間に合います。預ける日数が短い方はこちらの利用もおすすめです。到着日に空港まで車を送り届けてくれるサービスもありますよ。

ホテルを利用する：成田東武ホテルエアポート

成田空港まで車で5分の場所にあるこちらのホテルは、空港まで無料の送迎バスも運行しており、早朝便にも対応しています。早朝のシャトルバスの出発時間は、５：00/5：30/6：00となっていて、空港までの距離が近い事を考えて充分間に合う時間帯となっています。

空港利用者用の素泊まりのプランもあり、安いものだと4000円代で泊まれる日もありますよ。ホテルで前泊だと高いと思うかもしれませんが、前日にゆっくり体を休め、フライト後元気いっぱいに行動出来ることを考えるとお得かもしれませんね。

ホテル　成田エアポートレストハウス

成田空港敷地内にあるホテルなので、ここに泊まるとターミナルへの無料送迎バスも利用出来ますよ。無料送迎バスは20分間隔で運行しており、始発は4：50から第３ターミナル行きがあります。また駐車場も１日1,080円より利用出来ますよ。

窓からは飛行機を間近で見られるお部屋もあり、旅の気分が盛り上がりますね。早期割引プランを使うと4,000円代で泊まれますよ。リムジンバスと比べても遜色ない値段はありがたいですよね。

ホテル　マロウドインターナショナルホテル成田

成田空港よりバスで約10分の距離にあり、第3ターミナル行きの無料送迎バスは4：30より運行しています。大型のホテルとなっており、館内ではスポーツジム施設やプールにサウナなどもありますよ。夏はプールで泳げたり、ジムが利用出来たりと前泊以上の楽しみも広がります。

フライト前の時間をゆっくりリラックスして使えますね。スポーツウエアや靴のレンタルも行っており、旅の前に荷物が増えないのも嬉しいですね。

ホテル　ザ　エディスターホテル成田（旧：成田菊水ホテル）

鯉が泳ぎ滝が流れる和風の雰囲気たっぷりのロビーが魅力のこちらのホテル。成田空港までは車で5分無料バスにて約15分とアクセスも抜群で、便利にお過ごし頂けます。LCC早朝便に便利な臨時送迎付きのプランがあり、4:30/5:30に第2ターミナル到着階に送迎となります。これならジェットスターやバニラエアの早朝便にも充分間に合います。

このプランでは食事は付きませんが、そのぶん安く利用出来ますよ。LCCの利用でこちらのホテルに前泊の方は、LCC対応の宿泊プランをご利用下さい。

空港で野宿：第3ターミナルの設備について

少しでもお金を浮かせたい！という方はやはり空港で野宿が一番安く利用できる方法です。第３ターミナルには24時間営業のコンビニや横になれるソファなども置いてあり、空港で仮眠をとる事も可能となっています。

第3ターミナルにはフードコートがあり、最終オーダーは21時までとなっていますが、店舗が閉店してもこちらに夜間滞在する事は可能です。

第２ターミナルでも泊まれます！

もう少し快適に過ごしたいなら、第２ターミナルまで行ってみるのもおすすめです。第３ターミナルから第２ターミナルまでは徒歩で約450メートル約15分ほど、または直行バスで約５分となっています。深夜には直行バスは運行していませんが、それ以外は5～8分間隔で運行しています。

第２ターミナルの北ウィングは２４時間滞在でき、充電テーブルや横になれる椅子なども充実しています。また約１６畳のファミリースペースや、キッズスペースもあるのでこちらの方が過ごしやすいかもしれません。

成田空港の早朝便対策をお伝えしました。バスも様々な会社から出ており、選択肢が広がっています。ネットカフェで過ごすのも一つの方法ですね。LCC利用の浮いたお金でホテルに泊まるか、とことん節約して空港に泊まるか。ご自身で一番いい方法を検討してみてくださいね♪

素材提供：トリップアドバイザー