北海道3大夜景といえば、函館、小樽、札幌。そして、日本3大夜景ならば函館・神戸・長崎という常識が崩壊です。札幌が全国2位になったのです。
一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」がこのほど発表した夜景鑑定士によるアンケート調査の結果で、長崎に次ぐ全国2位の夜景都市と認定されました。4位には函館。
でもなぜ札幌なのか疑問に思われる方も少なくないと思います。
それは景観スポットが数多くあることがが主な要因とのことでした。
ということで今回は、札幌における夜景スポットをご紹介。
時間と時期に合わせて、皆さんなりのベストスポットを決定してくださいね!
<目次>
1.藻岩山の夜景
2.旭山記念公園の夜景
3.JRタワー展望台 T38の夜景
4.ノルベサ
5.札幌テレビ塔
6.幌見峠(ほろみとうげ)
7.大倉山展望台(ラムダイニング大倉山)
1.藻岩山(もいわやま)の夜景
札幌の夜景といえば、ほぼすべての観光客の方、地元の方が筆頭に挙げるのが、なんといっても藻岩山です。
車でも、ロープウェイでものぼることが可能で、しかも札幌駅からも時間がかからないことが魅力です。
500メートルを超える山頂からは札幌全域どころか遠く広大な石狩平野を一望し、360°開けた視界からは、石狩湾までも望むことができます。
まさに札幌の夜景景観スポットの中でも女王といえる存在です。
山頂では関連の設備が整い、冬場はスキー場として、札幌市中央区の小学生たちにスキー学習の場を提供しています。
夏場の薄暮の中に浮かび上がる街の灯や南区方面の深い濃い闇の対比など見どこも満載といえるでしょう。
■ 基本情報
- ・住所:札幌市中央区伏見5丁目3-7
- ・アクセス:
- 市電「ロープウェイ入口」下車、すぐ ※ロープウェイ「もいわ山麓駅」まで無料バス運行
- 地下鉄東西線「円山公園」から、JR北海道バス(循環円10・11)で「もいわ山麓」「ロープウェイ入口」下車、すぐ
- ※登山口へは、地下鉄東西線「円山公園」から、JR北海道バス(循環円10・11)で「慈啓会前」下車
- ・営業時間:
- ~ロープウェイ~ 夏季(4月1日~11月23日)10:30~22:00※入場は21:30まで 冬季(12月4日~3月31日)11:00~22:00 ※上り最終21:30
- ・特別営業:大晦日(12月31日)11:00~17:00
- 元旦(1月1日)5:00~17:00 ※上り最終16:30
- ・藻岩山観光自動車道: 夏季(4月11日~11月23日)10:30~22:00※入場は21:30まで
- ・定休日: 11月24日~12月3日(ロープウェイ)
- ・電話番号: :011-561-8177
- ・駐車場:無料
- ・料金: ロープウェイ+もーりすカー(展望台までの往復料金)大人1,700円 子供850円 ※ ※幼児は大人1人につき2人まで無料
- 藻岩山観光自動車道:乗用車660円
- ・公式サイトURL: http://moiwa.sapporo-dc.co.jp/
2.旭山記念公園の夜景
藻岩山よりもさらに市民にとって身近な存在が、旭山記念公園です。
藻岩山の場合は観光道路、ロープウェイどちらにしろ交通費は必要。
しかし、こちらは市民の公園ですから、駐車場代は無料ですし景観スポットのすぐそばまで車で行くことが可能です。
しかも、ボリュームは決して藻岩山に劣るものではありません。
藻岩山よりも標高が低くまた市街地にも近いため、星の瞬きのようにきらめく札幌の街をより手に取るように眺めることが可能です。
昼間から夕方にかけての夕日に映える札幌の街も美しい。ですが、夜景はその何倍も美しく感じることでしょう。
日の入りの早い秋などがベストシーズン。
元々は地元の人しか知らいないような公園でしたが、口コミでその良さが広がり、今では多くのカップルを引き寄せるデートスポットの一つともなっています。
高校生が手をつなぎ見入る夜景の横で、子供たちがはしゃぎながら走り回る。そんな親しみやすい場所なのです。
車で5分も走れば、札幌の夜景を楽しみながら食事のとれる伏見・円山地区のレストランが何件もありますから、夜景を楽しんだその後に困ることもないでしょう。
■ 基本情報
- ・住所: 札幌市中央区界川4丁目
- ・アクセス: 地下鉄東西線「円山公園」から、JR北海道バス(円13)で「旭山公園前」下車、徒歩4分
- ・営業時間:公園 6:00~22:00 / レストハウス:10:00〜17:00
- ・定休日: 冬季
- ・電話番号: 011-200-0311(旭山記念公園管理事務所/平日・祝日10:00~16:00)
- ・駐車場:無料(第2駐車場は冬季閉鎖)
- ・公式サイトURL:http://www.sapporo-park.or.jp/asahiyama/
3.JRタワー展望台 T38の夜景
地上160mの札幌のランドマークタワーともいえるJRタワー。
商業施設、ホテル、映画館、レストラン街といういわば複合施設になりますが、その38階にあるのが、T38です。
360°遠く石狩湾から夕張山地までを見渡す豪快なパノラマビューは見るものを虜にせずにはいられません。
街の中心部にある施設だけに、施設周辺は光があふれています。
足元から湧き上がるような光線のなか、天国にあるような錯覚を覚えるでしょう。
全国各地の似たような施設同様、館内は少し照明を落としていますので、ロマンチックな気分を十分に味わえます。
これから先の寒くなる時期に夜景スポットは標高の高いところにあることが多いため、かなり重装備で気合を入れて臨む必要がありますが、ここは空調がきいた快適な空間。
その意味でも天国かもしれません。
気軽に行ける大人の夜景スポット営業時間も遅めですから、お酒に酔った後で夜景に酔うか、夜景に酔った後でお酒に酔うかはおまかせいたします。
■ 基本情報
- ・住所: 札幌市中央区北5条西2丁目5
- ・アクセス: 地下鉄南北線・東豊線・JR線「さっぽろ(札幌)」 下車、徒歩5分
- ・営業時間: T’ CAFÉ 10:00~23:00 ※入場は22:30まで
- T’ SHOP 10:00~21:00 定休日:無し
- ・電話番号: 011-209-5500
- ・駐車場:330円/60分(JRタワーイースト立体駐車場)
- ・料金: 大人720円、中高校生500円、小学生・幼児(4歳以上)300円
- ・公式サイトURL: http://www.jr-tower.com/t38/
4.ノルベサ 屋上観覧車ノリヤ
ススキノと狸小路の間にあるノルベサは複合商業施設です。
飲食・ファッション・ホビーと幅広く店舗が入っていますが、その構成は非常にユニーク。
ネットカフェや漫画専門店、フィギュアの専門店、ゲームセンター、ボーリング場と普通のファッションビルとは一線画したラインナップです。
この屋上にあるのが観覧車のノリヤ。地上78mはテレビ塔と同じくらいの高さ。
ススキノのきらびやかなネオンがわくわく感をアップしてくれます。
なまら北海道だべさ
特にカップルであれば、札幌中心部の夜景をだれにも邪魔されず二人だけのものにできるわけですから、盛り上がるのは当たり前 です。
外が寒かろうとホットなハートがあれば、何物にも代えがたい思い出になることはまちがいありません。数分間の空中遊覧を大切な人と二人きりで楽しんでください。
■ 基本情報
- ・住所: 札幌市中央区南3条西5丁目1-1
- ・アクセス:地下鉄南北線「すすきの」 下車、徒歩2分
- ・営業時間:平日 11:00~23:00 / 金・土・祝前日 11:00~27:00 (受付終了 26:50)
- ・定休日: 無し
- ・電話番号: 011-261-8875
- ・駐車場:無し 提携駐車場あり(一部ノルベサ内店舗利用で1時間無料あり)
- ・料金: 1人:600円 2人:1200円 3人:1800円 4人:2000円 2周:1人800円 ※3歳以下無料
- ・公式サイトURL: http://www.norbesa.jp/index.php
5.さっぽろテレビ塔
111から札幌大通公園を彩る”さっぽろホワイトイルミネーション”。
これを上空から楽しめるのがさっぽろテレビ塔です。
いつもは昼間の見学が多い展望台もこの時ばかりは夜間が盛り上がります。
特にクリスマスの12月20日から25日まではホワイトイルミネーション自体が24:00までの点灯。
テレビ塔も22:30まで営業時間を延長します。
瞬く星のようなLEDや大規模な造作にきっと目を奪われるはずです。
11月下旬からは姉妹都市ドイツミュンヘンのクリスマス市を模したイベントも開催。
運が良ければ、サンタに出会えるかもしれません。ホットワインで体もほっこり。
大通公園を覆い尽くす光のじゅうたんで心もほっこりさせてください。ファミリーも十分楽しめます。
ぜひ、間近でそして上空から光のページェントへのため息でテレビ塔のガラスをくもらせてください。
■ 基本情報
- ・住所: 札幌市中央区大通西1丁目
- ・アクセス: 地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」 下車、徒歩5分
- ・営業時間: 夏期 9:00~22:00 / 冬期 9:30~21:30 ※時期、イベントにより異なる
- ・定休日: 無し
- ・電話番号:011-241-1131
- ・駐車場:無し
- ・料金: 大人720円 / 高校生600円 / 中学生400円 / 小学生300円/ 幼児(3歳以上)100円 ※15名以上で団体割引あり
- ・公式サイトURL: http://www.tv-tower.co.jp
6.幌見峠(ほろみとうげ)
札幌在住の地元民でも知る人のあまりいない穴場的なスポットが幌見峠です。
名前の通り、札幌市街を見渡す峠の頂上にあるのが、幌見峠展望駐車場。
夢工房さとうさんが運営するラベンダー園の駐車場です。
ここの最大の特徴は車に乗ったまま夜景を楽しめる展望駐車場という点。
寒い時期でも車から一切降りることなく美しい世界遺産レベルの夜景をご覧いただくことできます。
中央区と南区をつなぐ重要な道路ではありますが、地理的条件から道が細いこと。
それゆえ地元でも穴場スポットとなっているのですが、唯一の難点でもあります。
慎重に運転してください。その苦労に倍する光景を目撃できるはずです。
■ 基本情報
- ・名称: 夢工房 さとう
- ・住所: 札幌市中央区盤渓471番地110(幌見峠頂上)
- ・アクセス: 地下鉄円山公園駅から車で10分。 円山西町簡易郵便局前の信号で、右手の細い道へ。
- ・営業時間: 昼の部:10:00~17:00(退場は18:00)
- 夜の部:18:00~25:30(閉門は26:00)
- ・営業期間:4月1日~11月30日
- ・電話番号:011-622-5167
- ・駐車料金: 昼の部:300円(ラベンダー園開園中は500円) 夜の部:500円
7.大倉山展望台(ラムダイニング大倉山)
地元の人でも夜景といわれてピンとこないのが大倉山の展望台です。
ほとんどの方はスキーのジャンプ台のイメージしかありません。
ジャンプ台のスタート位置は札幌市街に向けて飛び立つかのように設計されているのです。
ならば夜景が美しくないはずはありません。
そして、ここが人気を集める理由はもう一つ食事を楽しみながら夜景を見られるという点でしょう。
大倉山展望台
展望台に併設されたラムダイニング大倉山は道民のソウルフードラム肉をさまざまな趣向で楽しませてくれる素敵なお店です。窓の外にはビーズを群青の布に縫い付けたかのような札幌の夜景。
そして目の前ではじけるように油をしたたせる濃厚な味わいの料理。
五感のすべてを満足させるような贅沢がこの場所にはあります。
■ 基本情報
- ・住所: 札幌市中央区宮の森1274
- ・アクセス: 地下鉄東西線「円山公園」から、JR北海道バス(円14)で「大倉山競技場入口」下車、徒歩10分
- ・営業時間: 4月29日~11月3日 8:30~18:00 / 11月4日~4月28日 9:00~17:00
- ・定休日: ジャンプ大会、公式練習開催時、リフト整備期間
- ・電話番号:011-641-8585(大倉山総合案内所)
- ・ 駐車場:無料
- ・料金: 往復 大人500円 / 小学生以下 300円 片道 大人250円 / 小学生以下150円
- ・公式サイトURL: http://okura.sapporo-dc.co.jp/jump/index.html
- ・ラムダイニング大倉山:
- ランチ 11:30~14:00(L.O.13:30)
- ディナー 17:30~21:30(L.O.21:00)
あとがき
いかがだったでしょうか。”日本新三大夜景都市”札幌の魅力が少しでも伝わりましたでしょうか。
札幌は案外丘陵地が多く、夜景の見られる場所も多いのです。
個人の住宅が札幌の夜景を見られるというぜいたくなロケーションになっているということも珍しくありません。
また、円山や伏見地区、藻岩山の観光道路、小林峠。普通に道を通るだけでもきらびやかに揺れる札幌の灯を見ることができます。
ホテルに帰って寝るだけではつまらないと感じた札幌の夜、手軽に行けるスポットを中心に夜景三昧を楽しんではいかがでしょうか。
きっと想像を超える美しさに感動する事、間違いなしですよ!