Jack Snell
15歳で独自のヘリコプターをデザイン・制作し、17歳でアメリカ陸軍に自作のヘリコプターを採用させた、ヘリコプターの天才、スタンリー・ヒラー・ジュニア。サンフランシスコの南、サン・カルロス市にある、彼が設立したヒラー航空博物館には、彼の業績と似て、独特で個性的な展示物がいっぱいです。マニアに大人気のヒラー航空博物館をご紹介します。ヒラー航空博物館とは?
「空を飛ぶ夢を科学で現実にする」そんな気持ちを人々にもっと抱いてもらおうと、スタンリー・ヒラー/ジュニアが1998年に設立したヒラー航空博物館。100年を越える航空の歴史と、空の輸送の未来を見せてくれます。飛行機の実物やマルチメディアでの展示など、多様な展示に充実した時間を過ごせるでしょう。ヒラー航空博物館の魅力
ヒラーは母国アメリカで、今も高く評価される天才、いや鬼才でした。個性的で画期的な飛行のアイデアを出し、それを実現してきました。ヒラー航空博物館も彼のそのスピリッツを引き継ぎ、個性的で特異な展示物、夢を育む空間を提供しています。ヒラー航空博物館のおすすめ、見どころ
航空機とヘリコプターの歴史的変遷
初の継続飛行可能な動力付き有人飛行機のレプリカ、初期のヘリコプター、小型の実験的なヘリコプター、など、珍しい航空機とヘリコプターの展示がたくさんあります。「こんなの見るの初めて!」「本当にこれが空を飛んでいたの!?」と思える品々を楽しんでください。フライング・プラットフォーム
ヒラーが鬼才と言われる理由の一つ、フライング・プラットフォーム。平らな円盤の上に人間が立ち、そのまま垂直に浮かび上がり、キネステティクス・コントロール(運動感覚による操作)ができる乗り物です。彼はこれを1955年に実現しました。まさに「空飛ぶセグウェイ」!ドラえもんの道具のようです。この博物館で、貴重な実物を見てください。ものすごい夢が詰まった航空機です。フライト・シム・ゾーン
もし、週末にこの博物館に来ることができたら、フライト・シム・ゾーンをおすすめします。フライト・シム・ゾーンとは、高性能のフライトシミュレーター・ソフトのことです。土曜日と日曜日の11時~14時の間に、1回30分のフライトシミュレーター体験ができます。利用料金は3USドルです。パイロット気分に浸りましょう!ギフト・ショップ
航空機に関する、おもちゃ、本、DVD、ポスター、フライト・ウェア、お土産が品揃え豊富です。特にフライト・ウェアはお子さんに買ってあげたら、大喜びしてくれること間違いなしです!実際に訪れた人の声
1908 年に試作された “AeroCycloid” なる飛行機械。「空気を押し下げれば反動で浮き上がるだろう」という理論(?)で作られ、アイデアがヘッポコな割には生意気に姿勢制御用のピッチスティック(?)のようなものが装備されていました。もちろんこれは飛べませんでした(^_^;)が、ヘリコプターの御先祖たるユニークなアイデアを記念してレプリカが展示されています。
http://www.warbirds.jp/crazy/jp/hiller/f000520.htm
http://blog.goo.ne.jp/raffaell0/e/b62975116154674a2bba0a40d34b8cf6
http://fullhiro.exblog.jp/17715783
場所
■ 基本情報
- ・名称:Hiller Aviation Museum
・住所:601 Skyway Rd. San Carlos, CA 94070 - ・アクセス:サンフランシスコのCaltrain駅からSan Carlos駅へ。San Carlos駅から徒歩約20分。
- ・営業時間:10時~17時
・定休日:祝日 - ・電話番号:(650) 654-0200
・料金:大人-14USドル、シニア(65歳以上)-9USドル、5歳~17歳-9USドル、4歳以下-無料 - ・所要時間:3時間
・オススメの時期:いつでも - ・公式サイトURL:http://www.hiller.org/