長崎のお祭りと言えば何が思い浮かびますか?一年を通して様々開催されていますが、なんといっても秋の「長崎くんち」と冬の「長崎ランタンフェスティバル」は欠かせません!古くから海外の国と交流が行われてきた異国情緒あふれる地域なだけに、神輿やオブジェ、全体の雰囲気もエキゾチック。
ダイナミックな龍の舞や演者たちの踊りは圧巻ですし、赤やオレンジに灯る幾多の提灯に彩られた夜の街は、うっとりするほど幻想的です。数百万人もの観客を魅了する2大フェス。その魅力と、より楽しむためのポイントをご紹介したいと思います!
長崎くんち
名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、一体どんなイベントなのかご存知ですか?地元の方でも、実はしっかりとした由来やメインの行事を知らない方もいるようです。訪れた時に恥ずかしくないよう、しっかりと下準備の勉強をしておきましょう!
長崎くんちとは
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長崎くんちは、日本三大祭りにも数えられる諏訪神社の例祭です。毎年10月7日から9日の三日間に開催されます。勇壮な龍踊など異国情緒あふれるだしものが魅力です!踊り場で見るためには桟敷券が必要です。桟敷券は各会場で事前購入でき、4人掛け1マスが1万2000円から3万円ほどです。立ち見席は諏訪神社で当日券のみ販売されており、一人1500円です。間近で大迫力の踊りをみる事が出来ますので、毎年完売御礼の大人気の催し物となっています。長崎ではローカルチャンネルで中継されるほどの人気ぶりです。
演しもの(だしもの)
長崎市内には59もの踊町があります。この踊町は7つのグループに分けられており、7年に一度奉納踊りが回ってきます。その当番の町が踊町とよばれ、龍踊・御朱印船・本踊などといったその町独自の演しものを披露します。迫力満点の曳きもの
http://www.kyushu-sanpo.jp/matsuri/nagasaki/kunchi14-7/kunchi14-7.html
優雅な本踊 出典:http://www.kyushu-sanpo.jp/matsuri/nagasaki/kunchi13-2/kunchi13-2.html/a>http://lindenstein.blog58.fc2.com/blog-entry-1009.htm
本会場から離れて、各スポットで踊りを披露します。会場ではなかなか見るチャンスがなくても、また一味違った催し物を楽しむ事ができます。どこであるかは年々変わりますが、長崎駅前で催されることが多いようです。事前に掲示板や問い合わせなどをしてみてくださいね。
庭先回り
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踊町内を練り歩いて、演しものを披露することを「庭先回り」と呼びます。玄関先や門前、路上でお囃子を演じたり、踊りを踊ったりすることでご利益をおすそわけしてくれるそうです!出会えたらラッキー♪あなたにも幸せが訪れますように!お下り・お上り
http://portal.nifty.com/kiji/121012157913_1.htm
諏訪神社に祭ってあるご神体をお神輿に乗せて、10月7日に長崎港そばのお旅所に行くのが「お下り」、10月9日に諏訪神社に戻られるのが「お上り」です。諏訪神社の急な階段を一気に駆け上がるお上りは特に圧巻です!長崎での大きなイベントの一つです。龍踊りは年齢問わず披露することが出来、ある高校には龍踊り部というものもあるくらい伝統的なものとなっています。諏訪神社で見られるものが主流ですが、駅前の広場や長崎市内のアーケード周辺でも披露されることもあり、年齢問わず多くの長崎県民が集まっています。
伝統的な食べ物「いかめし」の屋台が唯一現れるイベントととしても一部で有名となっています。しかもいかめしの屋台は1台だけ。甘ダレともち米の相性が抜群のおすすめグルメですので、訪れた際は是非屋台も探しあててみてくださいね。
長崎ランタンフェスティバル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%8…
こちらは今や各県から足を運ぶ人が多いほどの大人気行事となっています。美しい景色と美味しいグルメをメインに楽しまれているようですが、こちらの由来は御存じですか?長崎くんちと合わせてしっかり情報を頭にいれておきましょう!長崎ランタンフェスティバルとは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%8…
ランタンフェスティバルは、もともと長崎の華僑の方たちが行っていた「春節祭」が始まりです。期間中は長崎新地中華街などしない中心部が1万5000個もの中国提灯(=ランタン)で彩られ、幻想的な光景が見られます。県外からもランタンツアーが出来るほどの知名度になりました。以前に比べ、観光客が多くなりました。どこを見ても美しいランタンが灯っていて、この日ばかりは華やかな夜になります。間近で見るのはもちろん、少し離れた夜景スポットからこのランタンフェスティバルの様子を見るのもとってもおすすめですよ!
迫力満点のランタン!
出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nagasakigurume/2983842.htmlランタンフェスティバルの最大の見どころは、やはりランタンのオブジェ!龍、鳳凰、獅子、中国の伝説上の人物などさまざまな形・大きさのランタンが所狭しと並びます。もはや芸術品級です!ロマンチックな光景にデートコースとして取り入れる方もたくさんおり、カップルたちも賑わっていますよ〜!
異国情緒あふれるエンターテイメント
出典:http://ssiimm.livedoor.biz/archives/51800253.htmlランタンフェスティバルでは、中国雑技、龍踊、皇帝パレード、媽祖行列などの趣向を凝らしたイベントがたくさん行われています。清朝時代の正月に皇帝・皇后が街に出かけ、民衆と一緒に正月を祝った場面を再現した皇帝パレードは総勢150人以上がパレードする特に華やかなイベントです!
中華食べ歩き
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お祭りの醍醐味と言えば、やっぱり食べ歩きですよね。ランタンフェスティバルでは、各会場で本格的な中華を楽しむことができます。長崎名物・角煮まんじゅうや、定番の胡麻団子や小龍包以外にも、ねじりんぼうなど長崎ならではの味とリーズナブルに出会うことができます。気前のいい店主さんに出会えると、サービスしてくれることもあるかもしれません!味見はいかが?と丸々一つなのではないかと思うほどの大きな試食品をくれたりもします。お気に入りの味を探してみるのも楽しいですよ!
こちらも長崎くんちにならぶ、県内で大きなイベントの一つです。近年ではこのランタンシーズンに合わせてツアーがあるほど日本各地から観光客が集まるようになりました。「豚のあたま」が飾られる風習があるため、会場では小さな子供が泣いてしまうというハプニングもつきもの。ですがとても縁起が良いものとして飾られているんですよ。初めての方は驚くと思いますが貴重な光景をぜひ楽しんでくださいね。普段あまり表には顔を出さないB級グルメを至るところで食べることが出来ますので、食べ歩きスポットとしてもおすすめです。
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長崎の2大祭りをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?春の「帆船まつり」と夏の「精霊流し」と共に、四季を彩る重要な行事です。元は地元の祭事であったものに、中国をはじめとした異国のエッセンスが混ざり、他にはない独特の雰囲気を醸し出しています。
国内外を問わずたくさんの観光客が訪れ、期間中は非常に活気があふれています。また、会場や屋台で出されるグルメも美味しい。本格的な中華を食べながら、踊りや神輿、ランタンを眺めて歩くのは楽しいですよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。