ミシュラン観光ガイドで最高評価三ツ星！絶景が広がる高松市の栗林公園

日本の庭園と言えば日本三名園である、金沢市の兼六園、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園の三つが有名ですが、実はそれを上回る魅力を持つと言われる高松市の栗林公園を皆様ご存知でしょうか？この庭園、かの『ミシュラン観光ガイド』で「わざわざ訪れる価値のある場所」として最高評価である3つ星を得ているんでう。国内外問わず非常に高い評価を得ている実に美しい庭園の見どころを今回はご紹介いたします。

1.栗林公園とは？

栗林公園とは香川県高松市にある香川県営の都市公園です。特別名勝に指定されている庭園の中では最大級の広さを誇り、6つの池と13の築山を巧妙に配した大名庭園が広がっています。松の木を中心にした歴史を感じられる樹木や植物、岩などが全体に調和するように配置されています。園内には茶亭でお抹茶をいただけるサービス（※有料）、讃岐民芸館や商工奨励館（※入場無料）もあり、本当に見応えがある造りになっています。

2.栗林公園はこんなに素敵！

栗林公園の大きな魅力は、広い敷地でありながら歩いていても全く飽きることがないということです。推奨コース通りに今回は進んでみましたが、とにかくどのシーンを切り取っても同じような景色ということがありません。これは園内の見どころの一つ『吹上』です。赤く染まった石と緑の苔、そして澄んだ水の流れが来訪者の目を引きます。栗林公園はこのような美しい景色が次々目の前に現れるといった感じで、全く違った印象の風景をたくさん楽しめるんです。公式HPの園内の見どころに紹介されているスポットだけでもなんと30か所もあるんですよ！おススメのスポットを重点的に回って行ってもいいですし、逆に何も考えずにゆっくりと園内を歩くだけでも十分に楽しめる庭園だと思います。立ち止まって自然の音に耳を澄ませるのも気持ちが良いです。こちらは『南湖周遊和船』です。大人は一人1回…610円、小人（小中学生）は一人1回…300円、未就学児（※ただし三歳以上）は無料と、こうした観光船にしてはちょっぴりお得なお値段で乗ることができます。湖面から見る風景も非常に美しいので、時間が許すなら乗ってみることをおススメします。
特に夏場の『芙蓉沼』は約千株ある蓮の花が咲乱れます。この沼の近くにはベンチや休憩所などもあるので、歩き疲れた時にゆっくりと蓮の花を眺めながら休憩するのもおススメです。池を囲むように作られていることもあり、湖面に美しい自然が移りこむ様子も必見です。この日は曇り空でしたが、晴れた日はもっと色鮮やかな姿を見ることができます。

栗林公園の見どころ

讃岐民芸館

新民芸館、家具館、瓦館、古民芸館の４館を総称して『讃岐民芸館』と呼んでいます。全ての建物には入場料さえ支払えば、庭園から出ない限り無料で何度でも入ることができます。讃岐の人々が実際に使用していた民芸品が多く並べられており、この四館だけでもなかなか見応えがあります。

石壁（赤壁）と桶樋滝

石壁（赤壁）はどちらも『せきへき』と読みます。西湖の対岸にある岩盤で、中国の揚子江左岸にある景勝地・赤壁に見立てて名づけられたと言われています。その石壁を流れているのが桶樋滝と呼ばれる人工の滝です。元々は藩主がこの場所を通るときに人力で滝を流していたそうですが、現在はポンプでくみ上げて流れるような仕組みに改良されています。

偃月橋（えんげつきょう）

栗林公園にはいくつかの橋が架かっていますが、その中でも最も大きな橋です。園内一の絶景を誇る『飛来峰』からも良く見えます。弓張り月と呼ばれる月のような美しい反りが特徴の橋で、水面に移る姿を含め非常に美しいフォルムとなっています。

花しょうぶ園

137種、約3,750株の花しょうぶが植えられている、栗林公園の中でもひときわ美しいスポットです。五月の下旬から六月中旬が見ごろなので、花しょうぶを見たい方はこの時期を狙うのがおススメです。

飛来峰（ひらいほう）

飛来峰は栗林公園のパンフレット写真などが撮られている、園内一の築山です。富士山に似せて作られたと言われています。先ほどご紹介した偃月橋を手前に、全て計算され尽くした美しい日本庭園が眼前に広がります。日本庭園の奥深さ、丁寧さ、そして美しさ……その全てを体感することができます。

4.栗林公園は、香川に来たなら外せない名観光スポットです！

ご紹介した見どころの他にも、お団子屋さんがあったり、お抹茶がいただける掬月亭・日暮亭のお茶席がああったり、様々な動物や魚などがいたりと他にも魅力的なポイントがたくさんあるんです。栗林公園は、やはり実際に訪れて歩いてみるのが一番です！広々とした庭園は日々の暮らしに疲れ気味の私たちの心と体を、その美しさでほっと癒してくれます。香川に訪れる際にはうどんだけでなく、ぜひ栗林公園も観光予定地に加えてみてくださいね。