宮崎県北部に位置する延岡市。国定公園を二つ有する豊かな自然や、城下町として栄えてきた歴史や文化が魅力の街です(そして実はチキン南蛮発祥の地でもあるとか!)。そんな延岡市の観光スポットを代表して5つ、ご紹介します!
1.城山公園
慶弔8(1603)年に、初代藩主・高橋元種が築いた延岡城。その跡地を整備した城山公園からは、延岡市内を一望できます。春には咲き誇る桜が公園を包み込み、また園内に3300本のヤブツバキが自生していることから、日本三大ヤブツバキ群とも言われています。園内でも目を引く高さ22mの石垣は、侵入者を防ぐために作られたもの。礎石をはずすと、石垣が崩れて千人の敵を倒すことができるといわれ、「千人殺しの石垣」と呼ばれています。
また延岡市内に響く「城山の鐘」は、歴代の鐘守によって明治11年から1日6回、時を告げてきました。風流な鐘の音を聞きながら、美しい花々と延岡の街の風景をお楽しみください♪
■ 基本情報
- ・名称: 城山公園
- ・住所: 宮崎県延岡市東本小路178
- ・アクセス: JR延岡駅から宮崎交通バスで「市役所前」下車、徒歩約5分
- ・電話番号: 0982-22-7022 (延岡市都市計画課)
- ・参考サイトURL:http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kanko/nobeoka/shiroyama.html (延岡市公式HP)
2. 愛宕山
延岡市の中心部にある標高251mの愛宕山。かつては「笠沙山」と呼ばれ、天孫ニニギノミコトと、花のように美しい女神コノハナサクヤヒメが出会い、結婚した場所と言われています。その神話にちなみ、展望台には恋人同士で鳴らす「出逢いの鐘」や、南京錠をかけて愛を誓う「鍵かけモニュメント」があります。展望台からは市街地や日向灘が一望できます。昼間の景色も美しいですが、宮崎県内で唯一「日本夜景遺産」に認定されたロマンチックな夜景も見てみたいところ。宮崎・延岡だからこそ、神々の息吹を感じることのできる神話の舞台。古の神々の恋物語に思いを馳せながら歩いてみれば、二人の仲もより深まるかも?
■ 基本情報
- ・名称: 愛宕山
- ・住所: 宮崎県延岡市愛宕山
- ・アクセス: JR延岡駅より、展望台まで車で約20分
- ・電話番号: 0982-29-2155 (延岡市観光協会)
- ・参考サイトURL: http://nobekan.jp/cms/ (延岡市観光協会)
3.行縢の滝
雄岳と雌岳からなり、奇岩絶壁がそそり立つ行縢山。標高831mの山を登山口から1時間ほど上ると、目の前に現れるのが行縢の滝です。日本の滝100選にも選ばれています。頂上を目指す登山客も、この地点で休憩をしながら滝を眺める人が多くいます。落差77mの滝は一枚岩の絶壁を流れ落ち、その姿は見る者を圧倒します。日本武尊伝説も残る幻想的な風景に、登山の疲れもいつの間にか流れて消えてしまうはず。特に水量の多い夏場は、清涼な空気に包まれ癒されます。
■ 基本情報
- ・名称: 行縢の滝
- ・住所: 宮崎県延岡市行縢町
- ・アクセス: JR延岡駅から宮崎交通バスで「行縢山登山口」下車、徒歩約1時間
- ・電話番号: 0982-29-2155(延岡観光協会)
- ・参考サイトURL:http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kanko/nobeoka/mukabaki.html (延岡市公式HP)
4.西郷隆盛宿陣跡資料館
西南戦争にて薩摩軍と官軍が戦った最後の激戦地、和田越決戦場。そこから北川方面に敗走した西郷隆盛軍が、最後の宿陣を張ったのが児玉熊四郎邸です。現在は西郷隆盛の遺品やゆかりの品を展示した資料館となっています。館内には当時の軍議の模様が再現されており、西郷隆盛はこの北川の地で、薩軍解散の命を出したと言われています。現代でも熱いファンの多い「維新三傑」の一人を偲ぶ資料館は、築かれてきた日本の歴史や偉人の歩んできた道を辿る貴重な機会を与えてくれます。
■ 基本情報
- ・名称:西郷隆盛宿陣跡資料館
- ・住所:宮崎県延岡市北川町長井6727
- ・アクセス: JR延岡駅から宮崎交通バスで「俵野」下車、徒歩約5分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 月曜(祝日の場合は翌日)
- ・電話番号: 0982-46-2960
- ・入場料: 一般200円、小中学生100円
- ・参考サイトURL:http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kanko/kitagawa/saigou.html (延岡市公式HP)
5.祝子川渓谷
祖母国定公園内にあり、九州最後の秘境と言われる標高1644mの山、大崩山。その大崩山から清流・祝子川が流れています。清冽な川の水が時間をかけ、花崗岩でできた岩を削ってできた渓谷は、思わずため息がこぼれる美しさ。四季の流れの中で変化に富んだ表情を見せ、見る人の心を惹きつけます。春はアケボノツツジ、夏の新緑、秋の紅葉、冬は落ち水の滝の氷結。他にも希少植物が自生し、清らかな川と豊かな緑の調和を披露してくれる渓谷です。一時そこにたたずめば、見事な自然美に心洗われるのを感じるはず。
■ 基本情報
- ・名称: 祝子川渓谷
- ・住所: 宮崎県延岡市北川町川内名祝子川
- ・アクセス: JR延岡駅から車で約50分
- ・電話番号: 0982-46-5010(延岡市北川町総合支所地域振興課)
- ・参考サイトURL: http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/kanko/kitagawa/houri.html(延岡市公式HP)
いかがでしたか?神話と歴史、自然の豊かさと魅力あるれる延岡市。他にも体験アクティビティや、豊富な食材、のべおか三蔵と呼ばれる酒蔵など、ご紹介したいポイントがたくさんあります。是非延岡に来て、その魅力をご堪能ください!