Zengame
池上梅園とは?
池上梅園は東京都大田区の池上本門寺西側の斜面にあります。30種370本の梅が植えられていて、他にも牡丹なども植えられています。
茶室があり、事前予約があれば利用出来ます。 花々を楽しむ為の場所です。
池上梅園の魅力
市街地の中にありながら不思議に静かな空間に見事な梅が咲き誇る姿は壮観です。戦前には月白山荘と呼ばれる、日本画家であった伊藤深水の自宅兼アトリエでしたが、戦争中に焼けてしまい、その後、築地の料亭経営者であった小倉氏が所有する事になりました。
小倉氏没後に遺族が東京都に譲渡したのですが、その時に庭園として残す事を条件にしたのだそうです。
1978年に大田区に移管され、拡張や植樹などをして現在の姿となりました。
ベンチや散策路、見晴台や四阿などがあり、池のある和室やいくつかの茶室もあって、思い思いの楽しみ方が出来るようになっています。
見どころ・お勧めポイント
清月庵
清月庵は元々は池上梅園の前身である伊東深水のア トリエを設計した 川尻善治という数寄屋建築の設計家が自宅の離れとして建てた物でした。しかしマンション建設に伴って保存の為に茶道家中島恭名が買い取り、大田区に寄付しました。
大田区はゆかりの深いこの池上梅園に再築して清月庵と命名し、平成元年から茶室として公開しました。
広さは9畳と5.5畳が2間、使用料金は9時から正午までが1400円、13時から16時30分までが2200円となっています。
ただし、料金は区外の人が申し込んだ場合2割増しになります。
申し込みは抽選で、使用4ヶ月前の15日からとなっています。
聴雨庵
聴雨庵は政治家であった藤山愛一郎所有の茶室でしたが、1983年に大田区に寄贈されました。この茶室に海外の来賓達を迎えての民間外交なども行われていたとの事です。
戦時中、1944年には岡田啓介、米内光政、末次信正などの要人たちを集めての東条内閣打倒密議が行われた場所でもあります。
藤山雷太翁の号が「雨田」であった事から聴雨庵の名が付いたとの説もあります。
部屋は3畳と7畳、9畳の間があります。
利用料金は9時から正午までが2700円、13時から16時30分までが4200円となっていて、後は清月庵と同じです。
和室
さくら、やなぎ、くるみという8畳間が3間、予備室と台所などもある広い和室です。池上梅園が出来た当時に一緒に建てられたようです。
それぞれの名前がある部屋の正面に池が見える池有りの和室です。
こちらの利用料金は9時から正午までが600円、13時から16時30分が840円と、他の茶室に比べて格安料金で借りる事が出来るようです。
区外者は割増で予約が必要なのは他の2棟と同じです。
口コミ
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1066454-d3865578-Reviews-Ikegami_Ba…
「池上梅園」についての詳細
■ 基本情報
- ・名称: 池上梅園
- ・住所: 〒146-0082 東京都大田区池上2−2−13
- ・アクセス: 東急池上線の池上駅で下車して徒歩約20分/都営地下鉄浅草線の西馬込駅で下車して徒歩10分/バスは本門寺裏バス停で下車して徒歩約3分
- ・営業時間: 9時から16時半(入園は16時まで)
- ・定休日: 2月3月を除く月曜(祝日は翌平日)、年末年始
- ・電話番号: 03-3753-1658
- ・料金: 大人(16歳から65歳未満まで)100円、小人(6歳から16歳未満まで)20円
- ・オススメの時期: 2月、3月
- ・公式サイトURL: http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/ikegamibaien.html