http://www.ashinari.com/
東京の荒川区。昔の懐かしい雰囲気や歴史も残しつつ、都心に近く新しい地域でもあり、再開発が行われ、なんだか新と旧が入り混じって、共存した街だなという雰囲気があります。そんな荒川区の有名なスポット「都立・尾久の原公園」を紹介します。
都立・尾久の原公園とは?
この公園は、荒川区で二番目に広い都立公園です。尾久の原公園は、平成5年に旧旭電化工業(現:ADEKA)尾久工場の跡地を、戦後、東京都が買収し、公園として整備され1993年に開園した公園です。現在も整備中で、現在よりさらに拡張され、最終的には運動施設や多目的広場もできる予定です。どんな魅力が?
園内には桜(枝垂れ桜)が約200本植栽されて、春の花見スポットとなっています。夏になるとジャブジャブ池が子供達に大人気で、一日中賑わっています。秋はトンボや昆虫を追い、冬にはトンボ池に鴨、コサギ、アオサギ等やカワセミ、カワウ、カモメ等の飛来があり、都内でまだ残っている自然を満喫できる公園です。周辺のおすすめ観光スポット
円通寺
1200年以上前、坂上田村麻呂によって開かれたと伝えられる古寺。幕末の上野戦争で戦死した彰義隊隊員をこの寺の住職が供養した縁から、もっとも激戦地だった寛永寺の総門(黒門)が境内に移築されています。多数の生々しい銃弾の跡が残る黒門は、戦いの激しさを今に伝えています。観光スポットとしてはあまり有名ではないですが、ひっそり隠れた歴史が見られる場所です。素盞雄神社(すさのおじんじゃ)
平安時代 延暦14年(795)創建、素盞雄大神と飛鳥大神を御祭神とする神社です。荒川区内でもっとも広い氏子区域となる南千住・三ノ輪・三河島・町屋 六十一ヶ町の鎮守です。境内には、当社創建の起源となった瑞光石[ずいこうせき]や、母乳の出ない婦人がその樹皮を煎じて飲み、絵馬を掛けて幼児の無事成長を祈ったと伝わる子育て銀杏、松尾芭蕉『奥の細道』旅立ちの句「行はるや鳥啼魚の目ハなみだ」を刻んだ芭蕉碑などがあります。碩運寺(せきうんじ)
飛鳥山と三ノ輪橋を結ぶ王子電気軌道(現・都電荒川線)が開通した翌年の大正3年(1914)、碩運寺の住職が井戸を掘ったところラジウムを含む鉱泉が発見されました。そこで境内に「寺の湯(のちの不老閣)」を開業。ここを核に周辺には料理屋、芸妓屋、待合のいわゆる三業地が形成されました。時を同じく「あらかわ遊園」が開園して、尾久周辺は郊外の一大歓楽地として発展した場所なのだそうです。■ 基本情報
- ・名称:都立・尾久の原公園
- ・住所:東京都荒川区東尾久7丁目1
- ・アクセス:都電荒川線「東尾久三丁目」下車 徒歩10分
- JR山手線「田端」から都バス(駒込病院〜北千住駅)「大門小学校前」下車
- 日暮里・舎人ライナー「熊野前」下車徒歩10分
- ・電話番号:03-3819-8838
- ・公式サイトURL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index016.html