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石見銀山には見どころがいっぱいです。メインは世界遺産に登録された石見銀山の「間歩(まぶ)」と呼ばれる遺跡でしょう。そして産出された銀が運ばれた銀山街道と積み出し港ですね。また、銀をめぐる攻防の歴史を物語る中世の山城も見逃せないスポットです。歴史ファンにはオススメのスポットばかりです。石見銀山遺跡とは?
http://minkara.carview.co.jp/en/userid/210600/car/181161/2226084/photo.aspx
石見銀山は、島根県大田市にあり、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山でした。最盛期には、日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも推定されていますが、石見銀山で産出される銀がかなりの部分を占めていたと言われています。石見銀山は大森銀山とも呼ばれたり、江戸時代初期は佐摩銀山と呼ばれたりしています。明治期以降は銅などの鉱物が主に採鉱されますが、現在は閉山されています。
石見銀山の発見について諸説あるようですが、鎌倉時代末期の1309年(延慶2年)に、周防の大内弘幸が石見に来訪したおり、ご託宣により銀を発見したという伝説があります。いずれにせよ、この頃にはある程度の露天掘りがなされていたと考えられています。
その後、石見銀山をめぐる争いが続きます。大内氏や尼子氏、毛利氏たちによる争奪戦が繰り広げられますが、関ヶ原の戦い直後の慶長5年(1600)の割当では毛利家と徳川家の折半となります。各々銀13000枚ずつが、それぞれ運上されたようです。その後、石見銀山とその周辺は幕府直轄領である天領となります。
1969年には「石見銀山遺跡」として国の指定文化財に指定され、2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初めての世界遺産に登録されています。
エリア1)銀鉱山跡と鉱山町
龍源寺間歩
龍源寺間歩は、世界遺産に指定されている石見銀山遺跡の中で、唯一公開されている坑道となります。「間歩(まぶ)」とは鉱山の掘り口のことを意味しています。石見銀山には、この間歩がたくさんありますが、龍源寺間歩を訪れる人が圧倒的に多く、石見銀山を代表するものです。龍源寺間歩は正徳5年(1715年)の開発になります。その他に永久、大久保、新切、新横相間歩とともに代官所の直営で「五か山」と呼ばれていたようです。江戸時代の開掘の長さは600mにも及び、大久保間歩についでの大坑道で良質の銀鉱石が多く掘り出されていたのです。閉山したのは昭和18年。
■ 基本情報
- ・名称:龍源寺間歩
- ・住所:島根県大田市大森町
- ・アクセス:JR山陰本線大田市駅から石見交通バスで大森・大家方面へ約30分。
- 大森下車、徒歩約40分。
- ・見学時間:3/20〜11/23→9:00〜17:00
- 11/24〜3/19→9:00〜16:00
- ・定休日:1月1日
- ・電話番号:0854(82)1600 大田市観光振興課
- ・料金:大人410円(300円)、小人200円(150円)
- ※( )内は20名様以上の団体料金
- ※小人は小学生以上中学生まで 幼児は無料
- ・公式サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/
大久保間歩
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/242.html
大久保間歩は、初代奉行の大久保長安の名から名付けられたと伝えられています。石見銀山最大級の間歩になりますね。江戸時代から明治時代にかけて開発されました。間歩の規模は他の間歩に比べて群を抜いていますよ。坑内の高さは最大で5mありますので、大久保長安が槍を持ち、馬に乗ったまま入ったという言い伝えが残されています。大久保間歩は常に公開されている訳ではありません。一般公開は限定となっています。12月から2月は大久保間歩休坑のため公開は中止となります。詳しくは基本情報にあります。
■ 基本情報
- ・名称:大久保間歩(一般公開限定ツアー)
- ・住所:島根県大田市
- ・アクセス:石見銀山世界遺産センターから大久保間歩(駐車場)までバスで約10分。
- そこから徒歩約1.2km。
- ・営業時間:平成28年3月の金・土・日・祝日
- ・定休日:12月~2月は大久保間歩休坑のためツアー中止
- ・電話番号:0854・84・0750 大久保間歩予約センター
- ・旅行代金:大人お一人様 3,800円、小中学生お一人様 2,800円
- (小学生未満の参加はできません)
- ・集合場所:石見銀山世界遺産センター
- ・参考サイトURL:http://www.all-iwami.com/modules/news/index.php?page=article&storyid=819
清水谷製錬所跡
徳川幕府が崩壊した明治時代になると、石見銀山は規模が縮小されていきます。残されていた一部の間歩を利用して、地元の人たちによる小規模な採鉱となっていまったのです。本格的な銀生産の再開は、明治19年(1886)に大阪の藤田組(現在の同和鉱業株式会社の前身)によって始まります。藤田組は、明治27年(1894)に近代的な銀の製錬所の建設を開始し、巨費を投じて翌年に完成させました。4月から本格的な操業を始めたのです。これが現在の清水谷製錬所跡となります。清水谷製錬所が本格稼働しますが、想像以上に質が悪く明治29年10月には操業を停止することになったようです。
その後、藤田組は柑子谷に永久製錬所を新たに建設しています。銅生産が中心となりますが大正12年(1923)まで操業していました。
■ 基本情報
- ・名称:清水谷製錬所跡
- ・住所:島根県大田市大田町大田ロ1111番地
- ・アクセス:JR大田市駅から石見交通大森行きバスで約30分、大森下車徒歩30分。
- ・参考サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/spot/1489
羅漢寺五百羅漢
http://blogs.yahoo.co.jp/sueto4/51683844.html
五百羅漢は、石見銀山で働いていて亡くなった人たちを供養するために25年の歳月をかけて造られたものです。その五百羅漢を護持するための寺院が羅漢寺です。五百羅漢が完成したのは明和 3年(1766)。当時の代官や役人、村人たちの寄進によるものでした。五百羅漢というのは、お釈迦様に従っていた五百人の弟子のことで、さまざまな表情と姿勢をされています。人々はここにお参りすれば亡くなった父や母、わが子の面影に会えると信じ、参拝していたと伝えられています。石見銀山エリアの中では趣のあるスポットとなっていますよ。
■ 基本情報
- ・名称:羅漢寺五百羅漢
- ・住所:島根県大田市大森町イ1597番地3
- ・アクセス:大田市駅からバスで(羅漢寺前下車)
- ・拝観時間:9:00 ~ 17:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号:(0854)89-0005
- ・料金:大人 500円 小人 300円
- ※20名様以上、団体割引(大人 400円、小人 200円)
- ・公式サイトURL:http://www.rakanji.jp/
城上神社
城上神社は、「きがみじんじゃ」と呼ばれています。もともとは馬路の城上山に建てられていたと言われています。1434年に大内氏が大森の香語山に移し、その後銀山を所有していました。その後、毛利氏によって1577年に今の場所に移されたものです。拝殿の天井には「鳴き竜」が描かれています。その下で手を打つと音が響くそうです。大森の町の外れにあり、銀山とは反対の方向にありますので見落としてしまうスポットかも知れません。小さい神社ですが一見の価値はありますよ。毎年11月になると、境内のイチョウとカエデが鮮やかに色づきます。
■ 基本情報
- ・名称:城上神社
- ・住所:島根県大田市大森町イ-1477
- ・アクセス:JR大田市駅よりバスで26分、大森代官所跡下車
- ・参考サイトURL:http://www.genbu.net/data/iwami/kigami_title.htm
勝源寺
勝源寺は、京都の知恩院を本山とする浄土宗の寺院です。境内の裏山にある東照宮は元禄の頃に再建されたものだそうです。また、市や県の指定文化財、隠れキリシタンの地蔵などが拝観できるという不思議な寺院となっています。この地域の人々の歴史が感じられますね。このお寺は、江戸幕府2代奉行の竹村丹後守が寄進し造られています。山門の内外には奉行竹村丹後守ほか 5人の代官の墓所があります。したがって裏山に東照宮があるのも頷けますね。竹村奉行をはじめとする奉行代官の墓所や木造阿弥陀如来立像が県の指定文化財に指定されいます。
■ 基本情報
- ・名称:勝源寺
- ・住所:大田市大森町イ430-1
- ・アクセス:JR大田市駅よりバスで26分、大森代官所跡下車
- ・拝観時間:9:30~17:00 冬季(12月1日~2月28日)9:30~16:00
- ・予約:拝観は事前予約制、境内参拝は自由
- ・電話番号:0854-89-0252
- ・料金:個人 一般400円/小人100円 団体 一般350/小人なし
- 障がい者 無料(※障害者手帳をお持ちの方)
- ・公式サイトURL:http://www.shougenji.ecnet.jp/
熊谷家住宅
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/270.html
熊谷家住宅は、大森の町並みの中にある最大の商家建築です。一般にも公開されている施設です。かつて石見銀山で栄えた古い商家で、家業は鉱山業や酒造業のほかに代官所に収める年貢銀を量ったり検査したりすることでした。石見銀山によって成り立っていたもっとも有力な商家の一つに数えられます。贅をつくした建物や内装は国の指定重要文化財となっています。その他、熊谷家が実際に使っていた道具類や衣服をはじめ、当時の暮らしを伝える品物が展示されています。
■ 基本情報
- ・名称:熊谷家住宅
- ・住所:島根県大田市大森町ハ63
- ・アクセス:JR大田市駅から石見交通バス大森・大家方面約30分。
- 大森代官所跡下車、徒歩約3分。
- ・見学時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
- ・定休日:毎月最終火曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日〜翌年1月3日) - ・電話番号:0854-82-1600
- ・料金:高校生以上:500円、小・中学生:100円(税込)
- 団体(20名以上)高校生以上:400円、小・中学生:80円
- ・参考サイトURL:http://www.kankou-shimane.com/pickup/area/ginzan.html
旧河島家
河島家は、慶長15年(1610)に当時の銀山奉行であった大久保石見守に認められ、代々にわたって銀山の役人を勤めた家です。建物は、通りに面して門塀を設けられています。門から中に入ると、式台付の玄関がある母屋が正面にあります。母屋の後方には、土蔵、離れ、物置や風呂場などがありました。母屋は平屋建て風ですが、実は土間と納戸の上に二階が設けられています。また、接客用の座敷は庭に面しています。銀山関係の上司や同僚が訪れていたのでしょうね。家の構造が役人屋敷の特徴を備えていて、平成5年に大田市の指定史跡になっています。
■ 基本情報
- ・名称:旧河島家
- ・住所:島根県大田市大森町ハ118番地1
- ・アクセス:JR大田市駅からバスで26分
- バス停:大森代官所跡下車、徒歩2分程度
- ・見学時間:9:00~16:30
- ・休館日:年末年始
- ・電話番号:0854-89-0932
- ・料金:大人200円、小人100円
- 団体大人150円、団体小人50円
- ・参考サイトURL:http://kumagai.city.ohda.lg.jp/10.html
石見銀山資料館
http://blog.livedoor.jp/nk82/archives/1073926.html
石見銀山資料館は、明治35年(1902)建造の邇摩郡役所を当時のまま残して利用している資料館です。日本の鉱山技術では先進的な役割を担っていた石見銀山の歴史と資料が紹介されています。開館したのは、昭和51年(1976)。興味深いのは、ここには江戸時代、石見銀山の代官所であった点でしょう。代官所跡であった庭には枯山水が造られていました。今でも春は梅に桜、初夏は藤にツツジ、秋は紅葉が楽しめますよ。また、この庭には百姓一揆などの際、代官の逃げ道とされた「抜け穴」が2つあったようです。1つは隣の城上神社に、もう1つは裏手の勝源寺に通じていると言われているんです。
■ 基本情報
- ・名称:石見銀山資料館
- ・住所:島根県大田市大森町ハ51-1
- ・アクセス:大田市駅からバスで 大森代官所跡から徒歩で
- ・開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
- ・定休日:年末年始(12月29日~1月4日)特別展の前後
- ・電話番号:0854-89-0846
- ・料金:大人 500円 小人 200円
- 団体(20名以上)大人 400円 小人 150円
- ・公式サイトURL:http://fish.miracle.ne.jp/silver/
山城〜矢滝城跡、矢筈城跡、石見城跡
http://tyobi381.blog.fc2.com/blog-entry-3643.html
【矢滝城跡】矢滝城跡は、標高 638m の山頂部を利用した 16 世紀の山城跡です。北には石見銀山街道温泉津沖泊道が通り、さらに進むと矢筈城があります。
この城は、石見銀山を防備するためのものですね。1528 年には戦国大名大内氏が拠点としますが、3年後の 1531 年には領主小笠原氏が銀山を奪い、支配したとのことです。銀山をめぐる争奪戦が繰り広げられますが、当時の山城は重要な役割をもっていたことが分かりますね。
■ 基本情報
- ・名称:矢滝城跡(やたきじょうあと)
- ・住所:大田市温泉津町西田~祖式町矢滝
- ・参考サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/spot/1509
矢筈城跡は、標高 479m の山頂部を利用した 16 世紀の山城跡です。南には石見銀山から温泉津港に至る銀山街道があり、更にその南側には矢滝城跡があります。先ほども述べましたように、銀山街道をはさむ位置に築かれた矢筈城と矢滝城。これらが一対となって銀山防衛と、要衝確保の機能を担ったのでしょう。
1557 年の頃、毛利氏が銀山の山吹城を押さえて尼子氏を攻撃したという記録が残されているそうです。矢筈城をはじめ周囲 3 箇所の城から撤退させたと伝えられています。
■ 基本情報
- ・名称:矢筈城跡(やはずじょうあと)
- ・住所:大田市温泉津町西田~仁摩町大国
- ・参考サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/spot/1929
石見城跡は、標高 153m の龍巌山山頂部を利用した 16 世紀の山城跡です。銀山から日本海に至る街道沿いにあります。仁摩方面の街道を押さえ、銀山を守る拠点となっていたと思われます。
城は奇岩がたくさんある龍巌山に築かれ、城手前は岩がそびえる絶壁の天然要害になっています。また現在では、その壁を這い上がるノウゼンカズラは、秋に美しい紅葉を見せます。仁摩町の天然記念物に指定されています。
■ 基本情報
- ・名称:石見城跡 (いわみじょうあと)
- ・住所:大田市仁摩町
- ・参考サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/spot/1927
仙ノ山展望台
仙ノ山展望台は、世界遺産センター裏手の遊歩道を登った先にある仙ノ山の中腹にある展望台ですね。大森の町並みや山吹城跡、三瓶山を一望することができますよ。世界遺産センターから片道約20分で行けます。遊歩道の全長は520m、標高差は140mあまりです。歩くにしては手頃のコースでしょうかね。整備されていて、きれいな遊歩道ですから歩きやすいと思いますよ。歩くのが困難な場合は車でも行けるようですよ。
■ 基本情報
- ・名称:仙ノ山展望台
- ・住所:島根県大田市大森町
- ・アクセス:JR大田市駅から石見交通バスで大森方面行35分。
- バス停:世界遺産センター下車、徒歩すぐ。
- ・電話番号:0854-88-9950 (大田市観光協会)
- ・参考サイトURL:http://kurotaki3.blog.fc2.com/blog-entry-489.html
エリア2)鉱山と港をつなぐ街道
鞆ケ浦道 ※見どころ 永久鉱山跡
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/272.html
鞆ケ浦道は、日本海の銀積み出し港である鞆ケ浦(仁摩町馬路)と銀山柵内を結ぶ全長約7kmの石見銀山街道ですね。最短距離で結んだ重要な街道です。銀を運ぶ街道は最短である事が重要ですからね。そのほうが守りやすいのでしょう。この街道には、 開発されて以来3世紀にわたって続いた「永久鉱山跡」があります。当初は龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)の水抜き坑として開発されたようです。手掘りで1400m掘られるなど石見銀山でも屈指の坑道跡となっています。
安永7年(1778)には製錬所も稼動するなど、江戸時代を通じて開発が行われました。その姿も現在では、煙道が残るのみとなっています。昭和18年の水害で各施設は崩壊してしまいました。その他この街道には、人々が道中の安全を祈念した「才の神地蔵」などもあります。
■ 基本情報
- ・名称:永久鉱山跡
- ・住所:島根県大田市仁摩町大國
- ・アクセス:JR山陰本線仁万駅から車で25分
- ・参考サイトURL:http://blogs.yahoo.co.jp/from_iwamiginzan/16813777.html
温泉津沖泊道
温泉津沖泊街道は、16世紀後半にかけて銀や物資の運搬で賑わった代表的な銀山街道の一つですね。 銀山柵内からの出入り口であった「坂根口番所跡」から、航海の安全を祈念した沖泊の「恵比寿神社」まで、数多くの史跡が残されています。銀山海道の中では、徒歩およそ14kmと最も長いものです。街道の起伏は比較的緩やかです。少し長い距離ですが、ゆっくりと時間をかけて歩くと四季折々の自然の姿を楽しむこともできます。
エリア3)銀を積み出した港と港町
鞆ケ浦 ※あわせ寄りたい 「民宿 鞆の銀蔵」
鞆ケ浦は、先ほども述べましたが石見銀山開発初期の頃、銀鉱石を積み出した港として伝えられています。この港には、銀山の発見者である神谷寿禎が建立したという鵜島厳島神社(うのしまいつくしまじんじゃ)や船をつなぎ停めるのに使った鼻ぐり岩が残されています。「民宿 鞆の銀蔵」さんは、「ボベ飯」が大人気のお店です。すぐ近くの岩場でとれる「ボベ貝」から出汁をとり、身と一緒に炊き込んだご飯です。この地域の人にとっては一押しのご飯で、懐かしい味と地元の人からも好評です。他にもお刺身からお味噌汁、小鉢まで海の幸がたっぷりのメニューが人気です。
■ 基本情報
- ・名称:民宿 鞆の銀蔵(かなぐら)
- ・住所:大田市仁摩町馬路1830-6
- ・アクセス:馬路駅から徒歩約9分
- ・営業時間:月・水~日ランチ 11:00~14:00(L.O.14:00)
- カフェ 9:00~16:00(L.O.16:00)
- ・定休日:火曜日
- ・電話番号:0854-88-3015
- ・料金:1,000円(通常平均)3,000円(宴会平均)
- ・参考サイトURL:http://r.gnavi.co.jp/6npsf59r0000/
沖泊
http://ginzan.city.ohda.lg.jp/286.html
沖泊は、鞆ヶ浦と同様で16世紀後半に石見銀山の銀積み出しで賑わいをみせた港です。この辺りは入り江が深く水深も深くなっていため、港としては好条件の天然港だったようです。所々に岩に開いた穴が見られます。それは、当時に手彫りで彫られたもので「鼻ぐり岩」と呼ばれています。「鼻ぐり岩」は、銀や生活物資の運搬を行う船を係留する目的で作られていたのです。江戸時代には北前船の寄港地としても栄えた港です。中世の港の歴史的景観が今も残されています。
■ 基本情報
- ・名称:沖泊(おきどまり)
- ・住所:大田市温泉津町温泉津沖泊
- ・アクセス:JR温泉津駅から車で10分
- ・電話番号:0854-89-9090 大田市観光協会
- ・参考サイトURL:http://www.ginzan-wm.jp/spot/1690
温泉津温泉
http://blogs.yahoo.co.jp/dalmatiantarou/52482192.html
温泉津と書いて「ゆのつ」と読みます。「津」は港を意味するそうで、温泉津温泉は、温泉の湧き出る港にある温泉と言うことになります。温泉津も石見銀山の積み出し港として栄えてきました。銀山の閉鎖によって、当時のような賑やかさはなくなっていきましたが、石見銀山が世界遺産になって注目されています。温泉津温泉には数々の言い伝えが残されています。旅のお坊さんが、湯に浸かって傷を治している狸を見つけた話や、縁結びの神様で有名な大国主命が病気のウサギをお湯に入れて救ったことから始まったという話もあります。約1300年の歴史をもつ古湯ですね。
■ 基本情報
- ・名称:温泉津温泉
- ・住所:島根県大田市温泉津町温泉津
- ・アクセス:温泉津駅からバスで
- ・電話番号:0855-65-206 温泉津温泉 ゆう・ゆう館内 大田市観光協会温泉津支部
- ・参考サイトURL:http://www2.crosstalk.or.jp/yunotsu/
庄屋屋敷(内藤家)
庄屋屋敷(内藤家)は、毛利元就の家臣で鵜丸城の初代奉行として温泉津にやってきた内藤家の屋敷となります。その後、内藤家は代々庄屋を務め、回船問屋や酒屋なども営んできたと伝わっています。内藤家400年の歴史を伝える屋敷と土蔵群は圧巻です。延享4年(1747)に温泉津に大火があり、その後に建てられたようです。特徴のあるなまこ壁、玄関に掛けられた大きな縄のれん、格子窓や中2階の虫籠窓(むしこまど)などが残されています。現在は個人所有のため非公開となっています。
■ 基本情報
- ・名称:庄屋屋敷(内藤家)
- ・住所:大田市温泉津町
- ・アクセス:JR山陰本線温泉津駅から徒歩15分
- ・非公開:個人所有のため非公開
- ・電話番号: 温泉津町観光協会 0855-65-2065
- ・参考サイトURL:http://japan.arukikata.co.jp/landmarks/info/17484
まずはここへ!石見銀山世界遺産センター
http://iketeru-blog.stablo.jp/
石見銀山世界遺産センターは、石見銀山めぐりの旅には欠かせない所です。入口には銀山遺跡全体が見られるジオラマがあります。その他、30kgの銀塊を持つことができたり、大久保間歩の一部を忠実に再現した展示室などがあります。石見銀山の歴史や鉱山技術を分かりやすく紹介してありますので、石見銀山をより深く知ることができますよ。大久保間歩の一般公開限定ツアーでは集合地になっていますし、石見銀山めぐりの中心地的役割をはたしています。先ずは石見銀山世界遺産センターをお訪ねになることをおすすめします。
■ 基本情報
- ・名称:石見銀山世界遺産センター
- ・住所:島根県大田市大森町イ1597-3
- ・アクセス:JR山陰本線大田市駅から路線バスで石見銀山世界遺産センターへ
- ・開館時間:8:30~17:30
- ・休館日:毎月最終火曜日・年末年始
- ・電話番号:0854-89-0183
- ・料金:一般 300円 団体250円 外国人200円
- 小中生150円 団体100円 外国人100円
- ・公式サイトURL:http://ginzan.city.ohda.lg.jp/242.html
アクセス
http://iwamiginzan.seesaa.net/article/46258670.html
【京阪神方面から】車での基本ルートは、中国自動車道(落合JCT)から米子自動車道 、山陰自動車道(出雲IC)、国道9号線から県道31号線を経て石見銀山へ。
電車での基本ルートは、新幹線岡山駅着で、特急やくもに乗り換え出雲市駅着。JR山陰本線で大田市駅着で路線バスを使い石見銀山へ。
【広島(九州)方面から】
車での基本ルートは、中国自動車道(千代田JCT)から浜田自動車道(大朝IC)へ。国道261号線から県道40号線(川本町)へ。県道31号線を使って石見銀山へ。
電車とバスでの基本ルートは、新幹線広島駅着後、路線バス・石見銀山号(広島新幹線口)を使い石見銀山へ。
最後までのおつきあいありがとうございました。いかがでしたでしょうか?石見銀山には奥深い歴史的な事実が語り継がれていますね。世界遺産に登録された歴史遺産です。旅の計画の参考にしていただければ幸いです。