titanium22
天から飛来した石「宝珠石」がご神体とされる福岡県東峰村にある岩屋神社。この神社は、知る人ぞ知るパワースポットとして知られる神社で、実は1500年もの歴史がある神社なのです。そこでここでは、そんな岩屋神社の隠れた魅力についてご紹介していきたいと思います岩屋神社とは?
この地方に古くからある山岳信仰の象徴とされる英彦山。その英彦山にある岩屋神社は、西暦532年に宝珠山宝泉寺大宝院として開かれたとされている大変歴史の古い神社です。英彦山権現と同様に、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)の三神をご祭神としており、547年には「宝珠山」という地名の由来でもある宝珠石が天から飛来し、ご神体として神殿に安置されています。
17世紀に入り建立された本殿は国の重要文化財に指定されており、2005から2006年に解体・復元工事が行われ、その由緒正しい姿を今に残しています。
岩屋神社の魅力やご利益
岩屋神社のご祭神とされる三神は、延命長寿や縁結び、安産などにもご利益のある神様と言われていますが、天から飛来した宝珠石には「何でも願いが叶う不思議な宝石」という意味があり、そうした事からこの岩屋神社は全てに通じるパワースポットとしても有名な場所だと言われています。諸願成就のご利益があるとして、老若男女を問わず様々な人々が注目する神社なのです。
また、岩屋神社周辺の岩屋公園には、火山活動や風化侵食により形成された天然の奇岩群・窟群があり、不思議な空間を演出してくれています。
ご神木の一つでもある樹齢700年のイチョウの巨木や、朝鮮半島の金剛山と対馬以外ではここにしか見られない玄海ツツジ、高さ約18メートルもの大ツバキが自生し、いずれも県天然記念物に指定されていますので、こうした自然がみられる事も、岩屋神社の大きな魅力となっています。
岩屋神社の見どころ・お勧めポイント
天然記念物・重要文化財の数々
岩屋神社そのものが国の重要文化財に指定されていますが、その他にもご神木のイチョウや玄海ツツジ・大ツバキなど、福岡県の天然記念物に指定されている植物も多数自生しています。これからの季節は、こうした貴重な文化財や植物を散策するというのも良いのではないでしょうか。棚田親水公園
岩屋神社のある東峰村宝珠山地区は、実は「全国棚田100選」に選ばれた美しい棚田の風景でも有名な場所です。その棚田を模して作られた棚田親水公園は、これから始まる夏の季節にぴったりの水遊びスポットでもあります。是非、お子さん連れで訪れてみて下さい。天然の岩屋湧水
岩屋神社より下ってきた場所にある日田彦山線「筑前岩屋駅」。この駅には、近隣地域でも有名な「岩屋湧水」を汲める場所があります。岩屋湧水は、約60年前の岩屋トンネル爆発事故を契機に近寄り湧き出した湧水で、福岡市内の飲食店がわざわざその水を汲みに足しげく通う人気の湧水です。是非味わってみて下さい。■ 基本情報
- ・名称:岩屋神社
- ・住所:朝倉郡東峰村大字宝珠山4141
- ・アクセス:電車/JR日田彦山線筑前岩屋駅から徒歩約15分
- ・定休日:なし
- ・電話番号:0946-74-2311(東峰村役場 企画振興課)
- ・料金:無料
- ・公式サイトURL:http://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&id=400000007324&isSpot=1