江戸時代、お伊勢参りと並んで「一生に一度はこんぴら参り」と言われた金刀比羅宮。本宮までに785段の長い石段を上ることで有名です。一気に上るのでは大変ですが、要所要所に見どころもたくさん。今回は、石段の途中で見られるスポットをご紹介します。
参道に入ると、しばらくは緩やかな坂道が続きます。そして、遂に始まる785段の1段目!ここから大門までの365段は両側にお土産物店の並ぶ階段が続きます。籠屋さんがいるのもこの辺り。階段が辛い人は乗るのも良いですが、大門の365段目までしか乗せてくれませんのでご注意を!
両側にお店が連なる100段目付近に一之坂鳥居があります。このお土産店では竹の杖を貸出してくれますので、杖なんて!と言わずに是非借りましょう。上に行くと、その有り難みがわかります。帰りも通るので、返し忘れの無いように。
最初に見えてくる大きな門が大門です。よく、ここをゴールだと思われる人が多いのですが、ここからが本番です。お土産物やさんも、籠屋さんもここまで!心を引き締めて、門をくぐりましょう。
門の先には、「五人百姓」という飴屋さんがいます。昔から金刀比羅宮に縁があり、唯一、神聖な境内で商売をすることを許されている飴屋さんです。
その名の通り、金刀比羅宮の桜の名所が「桜馬場」です。4月上旬にはソメイヨシノが桜のトンネルを作ります。この辺りは階段も少ないので、のんびり桜を眺めながら歩くことができますよ。
桜馬場西詰の鳥居の横にイラストレーターの湯村輝彦さんデザインの犬の銅像が置かれています。江戸時代、なかなか金刀比羅宮へ参ることができない人が、愛犬に代参を託すということがありました。旅人の助けを得て立派に代参を果たした犬が、こうしてここに銅像となって座っています。
石段500段目、社務所門先の広場に資生堂パーラーが経営する「神椿」というレストランがあります。気軽に休憩で立ち寄れるカフェと、コース料理をいただけるレストランになっています。実はこのレストラン、車で訪れることができ、駐車場も備わっています。
最初から歩いてこそのご利益…ではありますが、ここでお食事をして500段からスタート!という裏ワザもあることは、ありますよ。
「ついた~!」と、思いがちな立派な旭社は、628段目にあります。昔はここを本宮と勘違いして参拝し、帰ってしまった人もいたほどです。ここから本宮までは往路と復路で道が違います。本宮まではあと少し!もうひと踏ん張りです。
この門は、以前「逆木門」という漢字でした。長曽我部元親が神罰に反省し奉納した門なのですが、建築を急ぐあまりに1本の柱を逆さにつけてしまったのです。現在は改築され、漢字も「賢木門」とされましたが、現在も宝物館に逆さにつけられた柱が保存されています。
実は金刀比羅宮の上り階段は786段あります。本宮手水舎の手前に1段だけ下がる階段があるため、785段ということになっているんです。786(ナヤム)では語呂が悪いために下げたと言われていますが、真偽の程は定かではありません。
割りと緩やかに続いてきた階段ですが、652段から785段までの133段の御前四段坂はまさに最後の試練と呼ぶにふさわしい階段です。これを上れば御本宮!あと一息なのですが、疲れた足に一気に上る急な階段はかなりキツイです。足元に気をつけて上りましょう。
785段の階段を上がった先は、念願の金比羅参り「御本宮」が待っています。ご祭神は大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来から崇拝されています。参拝後は、本宮前でしか頂けない金色のお守りを是非手にしてくださいね。
上ったからには下りが待っているのは当たり前のことです。膝が笑ってしまって、下りの方が怖いという人が多いので、くれぐれもお気をつけて!
1.最初の1段目
参道に入ると、しばらくは緩やかな坂道が続きます。そして、遂に始まる785段の1段目!ここから大門までの365段は両側にお土産物店の並ぶ階段が続きます。籠屋さんがいるのもこの辺り。階段が辛い人は乗るのも良いですが、大門の365段目までしか乗せてくれませんのでご注意を!
2.一之坂鳥居
両側にお店が連なる100段目付近に一之坂鳥居があります。このお土産店では竹の杖を貸出してくれますので、杖なんて!と言わずに是非借りましょう。上に行くと、その有り難みがわかります。帰りも通るので、返し忘れの無いように。
3.大門、五人百姓
最初に見えてくる大きな門が大門です。よく、ここをゴールだと思われる人が多いのですが、ここからが本番です。お土産物やさんも、籠屋さんもここまで!心を引き締めて、門をくぐりましょう。
門の先には、「五人百姓」という飴屋さんがいます。昔から金刀比羅宮に縁があり、唯一、神聖な境内で商売をすることを許されている飴屋さんです。
■ 基本情報
- ・名称: 五人百姓
- ・住所: 香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮大門内
- ・アクセス: 琴電琴平線琴平駅より金刀比羅宮方面へ徒歩15分
- ・営業時間: 6:30~17:30
- ・定休日: 無し
- ・料金: 加美代飴 6枚入り500円
4.桜馬場
その名の通り、金刀比羅宮の桜の名所が「桜馬場」です。4月上旬にはソメイヨシノが桜のトンネルを作ります。この辺りは階段も少ないので、のんびり桜を眺めながら歩くことができますよ。
5.こんぴら狗の銅像
桜馬場西詰の鳥居の横にイラストレーターの湯村輝彦さんデザインの犬の銅像が置かれています。江戸時代、なかなか金刀比羅宮へ参ることができない人が、愛犬に代参を託すということがありました。旅人の助けを得て立派に代参を果たした犬が、こうしてここに銅像となって座っています。
6.神椿
石段500段目、社務所門先の広場に資生堂パーラーが経営する「神椿」というレストランがあります。気軽に休憩で立ち寄れるカフェと、コース料理をいただけるレストランになっています。実はこのレストラン、車で訪れることができ、駐車場も備わっています。
最初から歩いてこそのご利益…ではありますが、ここでお食事をして500段からスタート!という裏ワザもあることは、ありますよ。
■ 基本情報
- ・名称: カフェ&レストラン 神椿
- ・住所: 香川県仲多度郡琴平町892-1 金刀比羅宮境内 石段500段目
- ・営業時間: (カフェ)9:00~17:00
- (レストラン)ランチ11:00~14:30/ディナー17:00~21:00
- ・定休日: カフェ&レストランランチは無休/レストランディナー月曜日定休
- ・電話番号: 0877-73-0202
- ・料金: (カフェ)~1,000円 (レストラン)ランチ2,500円~/ディナー5,000円~
- ・公式サイトURL: http://kamitsubaki.com/
7.旭社
「ついた~!」と、思いがちな立派な旭社は、628段目にあります。昔はここを本宮と勘違いして参拝し、帰ってしまった人もいたほどです。ここから本宮までは往路と復路で道が違います。本宮まではあと少し!もうひと踏ん張りです。
8.賢木門(さかきもん)
この門は、以前「逆木門」という漢字でした。長曽我部元親が神罰に反省し奉納した門なのですが、建築を急ぐあまりに1本の柱を逆さにつけてしまったのです。現在は改築され、漢字も「賢木門」とされましたが、現在も宝物館に逆さにつけられた柱が保存されています。
9.マイナス1段
実は金刀比羅宮の上り階段は786段あります。本宮手水舎の手前に1段だけ下がる階段があるため、785段ということになっているんです。786(ナヤム)では語呂が悪いために下げたと言われていますが、真偽の程は定かではありません。
10.御前四段坂
割りと緩やかに続いてきた階段ですが、652段から785段までの133段の御前四段坂はまさに最後の試練と呼ぶにふさわしい階段です。これを上れば御本宮!あと一息なのですが、疲れた足に一気に上る急な階段はかなりキツイです。足元に気をつけて上りましょう。
10.御本宮
785段の階段を上がった先は、念願の金比羅参り「御本宮」が待っています。ご祭神は大物主神と崇徳天皇。農業・殖産・医薬・海上守護の神として古来から崇拝されています。参拝後は、本宮前でしか頂けない金色のお守りを是非手にしてくださいね。
上ったからには下りが待っているのは当たり前のことです。膝が笑ってしまって、下りの方が怖いという人が多いので、くれぐれもお気をつけて!