Toshihiro Gamo
皇居の話題が多くなりましたが、それでも思いきらないとなかなか入れないのが皇居かも知れません。皇居には特別公開と別に、普段は東御苑には受付で申し込めば入れますので時間があったら気軽に訪れて当時の江戸城を少しでも感じられればいいと思います。平川門は受付のある門となっています。平川門とは?
この門は、江戸城築城当時から作られており、江戸城の裏門で大奥に最も近いので、奥女中の通用門であったことから お局門 とも呼ばれ昔のままの姿で残っているのはこの門だけです。また、平川門の脇に小さな門があり、城内で罪人や死人が出るとこの門から出されたので不浄門といわれていましたが、生きたままこの門を浅野内匠頭と絵島だけが出たといわれています。平川門の魅力
太田道灌のころから作られていて、当時のまま残っているのはこの門 だけだそうで見学するのには当時を偲ぶことができる魅力があります。この平川門のそばに太田道灌公没後450年を記念して「追幕の碑」は建てられました。、皇居東御苑の公開の出入り口の1つにもなっています。平川門の見どころ
*二重橋皇居に入らなくても一番人気は、なんといっても皇居前広場から見える伏見櫓を背景とした「二重橋」で
すが、実はその奥にある橋「皇居正門鉄橋」を二重橋と言います。 当時は木造の二重構造であったこと
が、名前の由来となっています。現在の橋は、錬鉄製の橋に架け替えられ、その後も意匠など大幅な変更
をせず架け替えられて現在に至ります。
*伏見櫓
二重櫓の両袖に多聞櫓を備えておりますが、このような形は、ここだけしか残っていません。伏見櫓の名
称は、豊臣秀吉が京都伏見に築いた伏見城の一部を使用したといわれています。江戸城には、当時19も
の櫓が存在しましたが、現在では、伏見櫓と桜田巽櫓と富士見櫓の3基を残すだけとなっています。
*高欄(人止柵)
二重橋の手前側に、お濠に沿い設置されたブロンズ製の高欄(人止柵)は、ギリシャ建築コリント様式
で使われるハアザミの葉をモチ-フとしており、1889年に完成した明治宮殿へのアプローチとして造ら
れたものです。
基本情報
- ・名称:平川門
- ・住所:東京都千代田区大手町1丁目
- ・アクセス:地下鉄東西線・竹橋駅1a出入口から徒歩2分前後です
- ・公開時間:期間公開時間3月1日~4月14日午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
- 4月15日~8月末日午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 9月1日~10月末日午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
- 11月1日~2月末日午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで
- ・定休日:(1)月曜日・金曜日ただし,天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開
なお,月曜日が休日で公開する場合には,火曜日を休園します。 - (2)12月28日から翌年1月3日まで
- (3)行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日
- ・電話番号:長官官房秘書課(情報公開室)03-3213-1111 (9時~17時)
- ・料金:無料
- ・所要時間:1~2時間
- ・公式サイトURL:http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html