東京の杉並区にある「杉並区郷土博物館」はどんな観光スポット？

杉並区は、都心に近く便利な場所でありながら、緑豊かな寺院と昔ながらの民家も残る、のどかな街並が広がっています。水の豊かな地域で、なんと原始時代から人々が生活していた歴史があります。ほかの地域の「資料館」とは違い「博物館」といわれるだけあって、人類の歴史を感じられる展示物に感動さえします。

杉並区郷土博物館とは?

東京の杉並区は、東京23区の西側に位置します。約３万年前から人々が生活していた跡が至るところで発見されています。かつて杉並区内には北から妙正寺川、善福寺川、神田川と３本の川が流れており、その周囲にも武蔵野台地の地下水が涌き出る、人間の生活の根源である“水”の豊かな地域だったからだそう。郷土博物館には、区民の方から寄贈・寄託された貴重な資料をはじめ、数多くの地域に関する資料が収蔵され展示されています。

どんな魅力が？

展示室をひとめぐりしてみると、原始時代から現代にいたるまで、遺跡や出土遺物などの展示によって、杉並の歴史の流れがわかるようになっています。展示室では、一時は日本最古（約35,000年前）のものといわれた「局部磨製石斧」や、ダニを押し付けた痕のある縄文時代の土器片などを見ることができます。

周辺のおすすめ観光スポット

大宮八幡宮

杉並区の有名な観光スポットでもあり、上記で紹介した「杉並区郷土博物館」からも近い場所にあります。応神天皇[おうじんてんのう]と、その父母を祀る神社。御祭神に親子三神を祀ることから、とくに子育て・安産にご利益があるとされており、遠方からも多くの人々が訪れています。平成25年(2013)、御鎮座950年を迎えました。京王西永福駅から徒歩7分。

杉並アニメーションミュージアム

アニメの歴史や原理などさまざまな角度から分かりやすく展示しており、子供から大人まで楽しめます。建物の外壁に描かれたアニメの主人公たちや有名漫画家たちのサインがぎっしり書かれた受付裏の柱などみどころがたくさんあります。アフレコ体験、アニメの制作現場の体験などの参加型プログラムや、定期的に作品が変わるアニメシアターもあります。入館無料です。

杉並児童交通公園

子供だけではなく、親も一緒に楽しめる児童交通公園。信号や交通標識にしたがって、1周1100mのコースを走るうちに、楽しみながら交通ルールを身につけることができる施設です。足踏式ゴーカートや、自転車など、子供用と大人用があり貸出無料。小さな子供を乗せて走ることもできます。園内の自転車道が善福寺川緑地子どもサイクリング道(1300m)に接続していて、公園の外を親子で走ることができるのが人気。園内にはD51型蒸気機関車の展示もあります。