Yoshihiro HIRANO
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1.利尻島とは?
利尻島とは、北海道の北の日本海にある、利尻富士を中心としたほとんど円形をした美しい島です。位置は北緯45度10分、東経141度11分、面積は利尻島そのものは182.14平方キロメートル、そして利尻町が76.49平方キロメートルです。 利尻島の自治区である利尻町の人口は平成27年現在、約2300人となっています。
2.利尻島の魅力
利尻はその発音リー・シリがアイヌ語で高い島という意味を持っています。地元の人から利尻富士と呼ばれる中央の利尻山は日本の百名山に選定された美しい山です。
利尻山は登山の素人でも5合目までなら車で登る事が出来ます。
更に、そこから歩いて行ける距離に展望台があり、原生林と、利尻町の町並みを見渡す事が出来ます。
そして、利尻島を囲む海はとても美しい海で、多くの生き物の宝庫でもあります。
3.利尻島の歴史
利尻島は、利尻山の火山活動で形成された島ですが、その活動は1500万年前から始まり、8000年前ぐらいに終わりました。人類が住み始めたのはかなり古い時代からで、1万3000年前の石器が発見されています。
この利尻島が最初に地図に登場したのが1644年で、リイシリと記載されていました。
1670年頃にはこの地に住むアイヌの民と和人との間で交易があった事が記録に残っています。
1834年には松前藩の測量士今井八九郎によって利尻島の精巧な地図が作られました。
そして1880年に鴛泊に利尻郡各村戸長役場が設置されました。
この時の戸数は88戸、人口は368人となっています。
4.利尻島に行ったら出来ること
利尻山は富士山に似た美しいシルエットを持つ山です。この利尻山登山は、登山愛好家なら外せない所でしょう。
しかし近年は登山道がもろくなりつつあり、また、貴重な高山植物もある事から、登山禁止になるのではないかと言われています。
頂上には祠があり、素晴らしい絶景が待っています。
この山に登り続ける為にはマナーを守って、山を傷付けないように登りましょう。
また、利尻山を望む沼浦展望台には白い恋人の丘という名前がついていて、かの銘菓、白い恋人のパッケージデザインの元となった景色が眺められます。
更に、ここでプロポーズをした恋人同士にはプロポーズ証明書が渡されるそうです。
5.おすすめ観光スポット
白い恋人の丘
オタトマリ沼と利尻富士をチョコレート菓子の白い恋人のパッケージと似た風景として観る事の出来る場所です。ここでプロポーズしたカップルは利尻富士町観光協会からプロポーズ証明書を貰う事が出来ます。
パッケージデザインに選ばれる程美しい風景です。
是非ここで生涯の思い出を作ってみてください。
夕日ヶ丘展望台
利尻島の北にある利尻空港の東の滑走路の端にある展望台です。ここから観る水平線に沈む夕日、そして夕日に赤く染まった利尻山がとても美しいです。
登るのに長い階段と長い坂を越えなければなりませんが、それだけの価値はある風景を見ることが出来ます。
レブンアツモリソウ群生地
5月下旬から6月下旬に掛けて可憐な白い花を見る事が出来ます。レブンアツモリソウは特定国内希少野生動植物種とされていて、環境省レッドデータブックの絶滅危惧種です。
柵越しでの鑑賞になりますが、その優しい姿には人の心を癒やす力があります。
6.おすすめホテル
ホテル利尻
宿泊施設としては利尻島唯一の源泉掛け流し温泉を持つホテルです。露天風呂もあり、部屋から眺める海を臨む風景がとても美しいと評判です。
利尻島で人気のホテルです。
利尻富士温泉ペンションレラモシリ
利尻富士登山を目指す人の拠点に最高のペンションです。行き届いたサービスと、様々な情報提供、そして登山ガイドや送迎も行っています。
地元の海産物を用いたウニ丼の人気が高いです。
7.おすすめ名産グルメ
ミルピス
島のミルピス商店で手作りで作られている乳酸飲料です。スッキリさわやかな喉越しで、とても飲みやすく、健康に良いとの事です。
手作りなので大量には作られていません。
ミルピス商店には他に果汁ジュースもあり、これもこの島ならではの自然の恵みを詰め込んだジュースになっています。
生ウニ
エゾバフンウニとキタムラサキウニが採れます。6月から8月末と6月から9月末が時期で、ウニ丼で食べるのが美味しいと評判です。
是非時期に行って、美味しいウニ丼を食べてください。
タチカマ
たらの子の白子であるタチを使った蒲鉾です。塩と馬鈴薯のでんぷんだけで作った混ぜ物のない味で、刺し身のように食べるのが美味しいと言われています。
しょう油は付けず、わさびだけでいただくのが良いようです。
8.イベント
北見神社・利尻山神社例大祭
利尻の山と海の平穏と豊漁を願って行われるお祭りです。6月28日に鬼脇の北見神社で、7月1日に鴛泊の利尻山神社で開催されます。
祭の前後に宵宮と後祭が行われ、賑わいます。
当日は神輿行列が行われます。
北海島まつり
北海島まつりは利尻島夏の一大イベントです。歩行者天国や様々なイベント、お祭り特別価格で販売される名産品などが目白押しで、利尻浮島祭りへと続き、5日間盛り上がります。
9.利尻島へのアクセス
空路でANAの札幌千歳空港から利尻空港までの便が一日一便、季節運行しています。2015年は6月1日からの運行です。
また、北海道エアシステム(HAC)の札幌丘珠空港から利尻空港までの便が一日一便運行しています。
船便は稚内から利尻まで一日4往復しています。
口コミ
ヒッチハイクで利尻島一周。あざらしのウィンクたまらん。島の人達優しい。夕日きれかったなぁ。 pic.twitter.com/NgirIb1Un2
— 地球チョキ旅✂︎MASAKI 利尻島 (@masaki310529) 2015, 5月 27
素敵な旅行が出来そうです。