広い岩手の中で最も北に位置し、青森との県境の二戸市は、隠れた観光施設がけっこうあるんです。そんな穴場の観光スポットを紹介しますね。百聞は一見に如かず。やはりその目で確かめることでより感動できる観光スポットをとりあげます!
もともとはエミシ族と呼ばれる先住民が放牧をしていた場所と言われ、駿馬と呼ばれる足の速い良質な馬の産地でした。その名残が地名の「二戸」なんです。二戸の「戸」とは牧場を意味するといわれています。
現在でも、岩手県北から青森県南部にかけて、一戸~九戸という地名が残っていますが、四戸だけは地名がありません。古い文献には四戸もあったとされていますが、いつの間にか廃れてしまいました。理由ははっきりとしないのですが、「四」が「死」を連想させるため避けられたのでは、といわれています。
やや盆地なので底冷えもしますが、そんなときは暖かい温泉で体を温め、ぐっすり眠れば翌日は元気になれるパワースポットのようなパワフルさを持つ土地でもあります。
昨年(2014年)から保存修理に入っていて、春と秋の例大祭はお休みしています。お祭りが復活するのは修理が終わる予定の来年12月以降になりますが、参拝は可能ですよ。
体長7mmほどと、ゲンジボタルなどよりもすこし小ぶりなヒメボタル。幼虫は清流ではなく陸で暮らしています。カタツムリなどを食べるといいますから、肉食なんですね。翅はあるものの、飛ぶのはオスのみでメスは飛べないので、生態としては限られた範囲のみに生息する、ということになります。
紹介ページの写真をみてもらったらわかりますが、ものすごい数のホタルの光が見られるんですよ。光り方もゆっくり明滅するのではなく、チカチカと光るそうなので、ぜひ体感してほしいですね。
宿泊は常に予約でいっぱいで、泊まれるのは2年後とも3年後とも言われたお宿のあった場所には、足湯が設けられています。再建のめどが立ちつつあるようなので、お宿が復活するのを心待ちにしたいと思います!
緑風荘についての記事はコチラ
このほかにも、地元で有名なパン屋さん「イチノベパン」や30年以上も続く洋食屋さんなどのグルメ、馬仙狭などの景勝地もオススメ。人が暖かい二戸は、ついでと言わずメインで観光に出かけてほしいです!
1.「二戸市」とは?
二戸市は周囲を山に囲まれる山あいの市。切り立った山岳と、ゆったりと流れる川のコントラストはさながら中国の墨絵の世界のようです。朝・昼・夕と防災無線で異なる曲が流れ、屋外にいても時間を知ることができるんです。自然景観だけでなく、生態系などの観光スポットもあるんですよ。もともとはエミシ族と呼ばれる先住民が放牧をしていた場所と言われ、駿馬と呼ばれる足の速い良質な馬の産地でした。その名残が地名の「二戸」なんです。二戸の「戸」とは牧場を意味するといわれています。
現在でも、岩手県北から青森県南部にかけて、一戸~九戸という地名が残っていますが、四戸だけは地名がありません。古い文献には四戸もあったとされていますが、いつの間にか廃れてしまいました。理由ははっきりとしないのですが、「四」が「死」を連想させるため避けられたのでは、といわれています。
2. 二戸市の魅力
良質な「国産漆」の取れる浄法寺、県立自然公園のある折爪岳、座敷わらしの伝説が残る金田一温泉など見る場所はたくさんあります。自分の五感で体験・体感する観光施設は、自然景観も含めてとても貴重です。やや盆地なので底冷えもしますが、そんなときは暖かい温泉で体を温め、ぐっすり眠れば翌日は元気になれるパワースポットのようなパワフルさを持つ土地でもあります。
3.見どころ・お勧めポイント
天台寺、瀬戸内寂聴師の説法は一度聞きたい!
御年93歳の瀬戸内寂聴師は、浄法寺の天台寺の名誉住職です。年に数回、寂聴師が説法・法話をしに天台寺にいらっしゃいます。次回(2015年)の説法は10月11日13時から。寂聴師の体調により急遽取りやめになる可能性もありますが、日程の会う方はぜひ行ってみてくださいね。昨年(2014年)から保存修理に入っていて、春と秋の例大祭はお休みしています。お祭りが復活するのは修理が終わる予定の来年12月以降になりますが、参拝は可能ですよ。
■ 基本情報
- ・名称:八葉山天台寺
- ・住所:岩手県二戸市浄法寺町御山久保33
- ・アクセス:八戸自動車道浄法寺ICより車で約5分/JR二戸駅より浄法寺方面行きバスで30分、天台寺停留所で下車徒歩約25分
- ・電話番号:0195-38-2500
- ・公式サイトURL:http://tendaiji.or.jp/
国産漆を使った高級品!「浄法寺塗」
漆の樹から生漆を採取するところからこだわって作る浄法寺塗の漆器は、使う美術品といっても過言ではありません。漆にほれ込んだ海外のバイヤーさんなどが視察に訪れるほど、漆器は見直されていて人気があるんですよ。あなたも、家にひとついかがですか?■ 基本情報
- ・名称:浄法寺漆芸の殿堂 滴生舎
- ・住所:岩手県二戸市浄法寺町御山中前田23-6
- ・アクセス:八戸自動車道・浄法寺ICより5分/JR二戸駅より浄法寺方面行きバスで30分、天台寺停留所で下車徒歩約5分
- ・営業時間:8:30~17:00
- ・定休日:年末年始、1~3月の冬場のみ火曜日
- ・電話番号:0195-38-2511
- ・料金: 拭き漆のお箸1620円~、全行程が浄法寺漆のお箸3024円~(通販もあります)
- ・公式サイトURL:http://www.tekiseisha.com/
東北では最大の生息地「ヒメボタル」
夏の夜のイメージとして定着していますが、最近ではなかなか見なくなったホタル。県立自然公園にもなっている折爪岳の山頂付近や遊歩道では、初夏のころにヒメボタルの鑑賞会が行われています。体長7mmほどと、ゲンジボタルなどよりもすこし小ぶりなヒメボタル。幼虫は清流ではなく陸で暮らしています。カタツムリなどを食べるといいますから、肉食なんですね。翅はあるものの、飛ぶのはオスのみでメスは飛べないので、生態としては限られた範囲のみに生息する、ということになります。
紹介ページの写真をみてもらったらわかりますが、ものすごい数のホタルの光が見られるんですよ。光り方もゆっくり明滅するのではなく、チカチカと光るそうなので、ぜひ体感してほしいですね。
■ 基本情報
- ・名称: ヒメボタル鑑賞会
- ・アクセス:事前に予約すれば、JR二戸駅から無料シャトルバスに乗れます。自家用車で行くことも可能ですが、駐車場は少ないので注意してください。
- ・日程:毎年7月中旬ごろ
- ・問い合わせ先:二戸市商工観光流通課 0195-23-7210
- ・紹介サイトURL:http://ninohe-kanko.com/index.php?itemid=1116
座敷わらしの宿「緑風荘」
2009年に火事で全焼してしまい、現在は宿泊することが叶いませんが、「座敷わらしが出る宿」としてとても有名かつ人気があったのが金田一温泉の緑風荘です。ホンダの創業者、本田宗一郎さんなどの有名人が多く訪れ、地元テレビ局などの取材も多く受けていました。近代的というよりは古めかしいお宿は、「いかにも出そう」な雰囲気がありました(笑)宿泊は常に予約でいっぱいで、泊まれるのは2年後とも3年後とも言われたお宿のあった場所には、足湯が設けられています。再建のめどが立ちつつあるようなので、お宿が復活するのを心待ちにしたいと思います!
緑風荘についての記事はコチラ
4.二戸市へのアクセス・詳細
■ 基本情報
- ・アクセス:東京より、東北新幹線で二戸駅まで約2時間40分/八戸自動車道浄法寺IC下車、県道6号線を北へ。国道4号にぶつかったら左折すると市街地。または、八戸自動車道一戸IC下車、国道4号を北へ。
- ・公式サイトURL:http://www.city.ninohe.lg.jp/forms/top/top.aspx
このほかにも、地元で有名なパン屋さん「イチノベパン」や30年以上も続く洋食屋さんなどのグルメ、馬仙狭などの景勝地もオススメ。人が暖かい二戸は、ついでと言わずメインで観光に出かけてほしいです!