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京都の街並みと調和して尚、目にした時にハッと魅了されてしまう朱色の門が探究心を擽る【五台山・法泉院・竹林寺】幕末の頃に志半ばで倒れた志士達に興味のある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?古きを残す京都ならではの時間をたっぷりと過ごして頂きたいと思います♪1.「五台山・法泉院・竹林寺」とは?
【五台山・法泉院・竹林寺】ごだいさん・ほうせんいん・ちくりんじ、と呼びます。通称は赤門の竹林寺(あかもんのちくりんじ・あかちく)<赤門の竹林寺>とも言われる、浄土宗永観堂の末寺です。弘安2年(1279年)に顕意道教上人が開基。藤原時代初期の作品である十一面観音があります。本尊は阿弥陀如来。
平野國臣や元治元年(1864年)の禁門の変(蛤御門の変)の天誅組・水郡善之祐ら16名、池田屋事件
で新撰組に捕らえられた古高俊太郎ら8名などの尊皇攘夷に奔走した志士37名の墓があります。
2. 「五台山・法泉院・竹林寺」の魅力
六角獄舎
境内には<六角獄舎殉難志士之墓>と刻まれた墓石が立っています。幕末の生野の変(1863年)で捕らえられた平野國臣(享年37歳・備前出身)ら5名、天誅組の変(1863年)の水郡善之祐(享年34歳・河内出身)ら16名、池田屋事件(1864年)の古高俊太郎(枡屋喜右衛門・享年37歳・近江出身)ら8名、そのほかの事件では1863年に等持院の足利三代の木像の首を三条河原に梟首した長尾郁三郎(享年28歳・京都出身)ら8名の勤皇の志士など、総勢37名が眠っています。六角獄舎に投獄されていた志士達は、禁門の変(蛤御門の変)に際し斬首。兵火による混乱に乗じた逃亡を防ぐという名目で、幕史により未決のまま処世されました。
近代・1877年に、西ノ京刑場(西土手刑場・西大路太子道付近)跡から多数の白骨が見つかり、姓名を朱書した瓦片も発見されました。これらは國臣ほか37名の未決囚の遺骨である事が判明。この寺に移葬と供養をし、1910年、境内に墓碑が建てられたのです。
朱色の門と五重塔
美しい朱色の門は本当に見事で見どころといっても過言ではありません♪境内にある五重塔や御釈迦様、お地蔵さんや様々な仏様が皆様を迎えてくれると思います。願いを叶えてくれるという<一言地蔵>というのもあります。掌サイズの木のお地蔵様に一言の願い事を書き、五重塔わきにあるお地蔵様にお供えするというもの。可愛らしいお守りも多くありますので、女性の方へのお土産にも良いかもしれませんね♪3.周辺のおすすめスポット
法輪寺<達磨寺>
臨済宗妙心寺派に属し、達磨寺の名で親しまれています。享保12年(1727年)大愚和尚を開山として、開基・荒木宗禎に帰依を受けた万海和尚が創立しました。十六羅漢木像・妙音の弁天鐘(藤原国次作)・珍しい等身の金箔大寝釈迦木像、白隠禅師の夜船閑話で知られた白幽子の旧墓石などがあります。三国一を称する起上り達磨をはじめ、所願成就に奉納された達磨およそ八千余りをまつる達磨堂は是非見て頂きたい!節分の時期は参詣者で賑わいます。
本堂には、日本の映画創業以来の関係者、四百余の霊がまつられる貴寧磨(きねま)寺や、島津源蔵夫妻の念持仏をまつる学神堂などもあります。達磨竹の逆さ竹を中心に印度・中国産の竹の珍種も繁茂、本堂の東側には禅の悟りの段階を示す十牛の庭、南側に白砂の上に苔で心字を描き出したユニークな庭も必見です。
◆京都府京都市上京区下立売通西大路東入行衛町
四之保社跡・威徳水
北野天満宮七保社のうち四番目に当たる四之保社があった場所。七保社とは菅原道真が太宰府で薨じた後、隋徒の人々が帰京して右京の地に建てたと言われている七か所の御供所。保とは元来律令京師制の行政単位で、神社の神人居住区域を意味しており、この地も北野神人たちが居住し、商業などに従事する傍ら、神供調進にあたったと言われています。当初、藤原道長自作とされる観音像を祀り、多くの帰依者を集めましたが。元文5年(1740年)に廃社しました。現在は当時威徳水と呼ばれ、病気平癒の御利益がある水として人々の信仰を集めた井戸跡のみが残されています。なお、この付近の町名である中保町は、七保社のうち真ん中・四番目の保であった事から、この様に呼ばれるようになったという事です。◆京都府京都市中京区西ノ京中保町
華開院<五辻御所>
浄土宗。開基は後深草天皇皇子・光岸法達親王とされ、後深草天皇の意を受けて創建されたと伝わっています。当初は安居院大宮の地にあり、守良親王の遷御により五辻御所と呼ばれました。応仁の乱で西軍の陣となり焼失後、秀吉の都市計画により寺町通今出川上るの地に移り、寛文8年(1668年)現在地に移転となりました。後醍醐・光明・後光厳・村上の4天皇の綸旨を賜った勅願寺です。本尊は阿弥陀如来坐像。慈覚大師円仁の作で、大師随身の像であり、坂本の念仏堂に祀られていたものを向阿が迎えたという話。この像は東山真如堂の本尊と同木の霊像と伝えられています。室町時代には皇室との関係が深く、公家たちの墓が今も移し葬られています。
4.口コミ
京都市上京区|竹林寺(ちくりんじ) : http://t.co/vl6dQ3Ko3w
— 青伸ホーム (@aoshin2007) 2014, 2月 4
京都の竹林寺に行くと、寺の方がこのテに理解のある方で毎年ギンリョウソウが生えるあたりに、ちゃんと立て札がw #kinokole pic.twitter.com/xClq5eCA3e
— くさびらじかる@マッシュマックス (@myco_radical) 2013, 6月 11
竹林寺 京都かと思えるような 美しい所でした pic.twitter.com/l4AiIBBD0z
— 藤本喜子 (@nasupink) 2015, 9月 10
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 五台山・法泉院・竹林寺
- ・住所: 京都府京都市上京区下立売通御前西入行衛町455
- ・アクセス: <JR嵯峨野線>円町駅から徒歩約5分、<京都バス61~63>三条京阪前から円町駅前・徒歩約5分、<市バス>西の京円町下車・徒歩約5分。
- ・営業時間: 7:30~17:30
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 075-811-2589
- ・料金: 無料
- ・参考サイトURL:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000376
朱色の門に見事な竹林、[朱門の竹林寺]と言われるだけあって見事なものです。寺院の街とも言われる京都ならではのお寺巡りの一つに是非巡ってみてください♪