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木津川支流の南谷川にかかる京都府南部を代表する名滝「龍王の滝」をご存知ですか。大自然のなかの奥深い場所でひっそりと隠れている神秘的な滝です。あまり人が訪れないせいか、深山幽谷の神秘的な雰囲気の漂う、素晴らしいまさに隠れスポットである美しい滝です。龍がいまにも舞い上がりそうな滝壷で、雰囲気もある渓谷と相まって素晴らしい景観です。龍王の滝とは?
龍王の滝は、京都の自然200選にも選ばれている素晴らしい景色の場所です。木津川の右岸域の支流である多賀谷川上流の急峻な山中に位置している龍王の滝は、井手町の東部山地の造山運動や浸食の繰り返しの中で形成され、大焼山の麓から落差約13メートルの滝口からほぼ垂直に落下している直瀑です。龍王の滝の魅力
この滝は古くから竜神伝説が伝えられ、江戸時代の『山城誌』にも紹介されています。訪れる人は少なく、隠れたスポットでありながら、遊歩道などが整備されていて、訪問しやすいです。崖岩をくり貫いたような場所に出来た滝が美しい。三面が崖になっているため、滝音が反響しきれいに聞こえるのが魅力です。岩の間を流れ落ちる細く白い水しぶきと淵の緑色が、涼しげな風情をかもしだしています。 龍王の滝には、その名の通り水を司る「龍神」が祀られており、その昔、日照りが続くとここで村人たちが「雨ごい」の神事が行っていたそうです。滝壺は浅くてとても澄み切って綺麗です。
龍王の滝周辺のオススメスポット
清滝大権現社
龍王の滝の傍には、「たかお神(水分神)」とする清滝大権現社が祀ってあります。神社の由来はきわめて古く、およそ千二百余年前の天武天皇の時代に、農業に欠くことのできない水を支配する水神として各地の要所にまつったものの一つだそうです。古くは村人たちがここで雨乞いの祭を行っていました。今でも毎年8月7日に滝祭が行われています。駒岩(こまいわ)の彫刻
JR玉水駅から2キロ、約30分歩いた場所に、ある岩です。重さ数百トンの大きな岩で、表面に約1メートル四方の馬が彫刻されています。本来は、雨を願い玉川の水を治めるために、絵馬としての駒岩であったものが、いつのころからか左馬として「女芸上達の神」に変わり、裁縫や生け花、茶道、舞踊などを志す人々の守り神として古くから信仰の対象となっています。玉津岡神社の社記によると、この駒岩はもともと玉川左岸の株山にあったそうで、「玉川水源龍王祠側大岩彫刻駒形の絵」と平安末期の年号とともに記されています。
万灯呂山展望台
万灯呂山展望台大嶺の山頂(標高300メートル)は、芝生で整備された公園で座りながら、京都タワーをはじめ、京都市内や大阪、奈良までもが一望できる絶好の展望台です。夜景の美しさや雰囲気も絶景です。「万灯呂」の名は、雨乞神事の際に大嶺へたいまつ行列が行われたことに由来します。この場所で毎年8月16日には大文字の送り火が行われます。地蔵禅院の桜
地蔵禅院の桜は、桜のお花見スポットです。地蔵禅院は、玉津岡神社の南隣にあり、JR玉水駅から約2.0キロメートル、徒歩約30分ほどの場所にあります。高台に建っていて、井手の里、山城の平野を一望できます。1727年に植えられたと伝わる、この「しだれ桜」は京都府の天然記念物に指定されていて、京都・円山公園の「しだれ桜」の兄弟木にあたります。口コミ
http://www.waterfalls.jp/topic_168.html
この滝も滝巡りにハマるきっかけとなった滝の1つです。
http://takidesune.main.jp/ideryu.html
■ 基本情報
- ・名称:龍王の滝
- ・住所:京都府綴喜郡井手町多賀小拂8
- ・アクセス:JR奈良線山城多賀駅から約2キロ徒歩30分
- ・所要時間:10 分 ※ 駐車場・車で行ける所からの徒歩での所要時間