若桜町の基礎観光情報。1度は行ってみたくなる魅力が満載

若桜町とは？

若桜町は、鳥取県東南部最東端の町です。兵庫県・岡山県との県境に位置しています。自然が豊かな土地柄で、中国地方2番目の高峰氷ノ山をはじめ、山々に囲まれています。そのため、夏は登山、冬はスキーなど、季節に応じて楽しめる地でもあります。

若桜町の魅力

自然の景観や遊びも魅力的ですが、古い歴史を持つ土地でもあり、城跡や寺院、名勝などが多くある観光地としても魅力的な町です。

ローカル線の若狭駅は、昭和５年開業当時のままの姿の木造駅舎、機関車を方向転換させるための手動式転車台、給水塔など、SLの設備も残っており、駅自体が鉄道ファン大喜びの観光スポットになっています。

おすすめ観光スポット

若桜鬼ヶ城跡

鶴尾山頂上にあり、かつては、尼子、毛利、秀吉軍らの戦場ともなった「若桜鬼ヶ城」。正治２（1200）年の開城以来、矢部氏、木下・山崎氏ら城主が居城とし、播磨・但馬両国に通じる街道に通じていたことから因幡の重要拠点として栄えてきましたが、江戸時代、一国一城令が出たことで廃城となりました。

現在も、本丸、二の丸、三の丸などに石垣が残っており、国の史跡に指定されています。他の城では見られない「廊下橋虎口」が残っていることで、貴重な史跡となっています。散策しながら徒歩で行くコースも整備されています。

不動院岩屋堂

修験道寺院の建築として知られる建物で、国の重要文化財に指定されています。天然の岩窟内にあり、その景観は、外から見るだけでも不思議なものがあります。ご本尊の不動明王は、弘法大師が刻んだものとされ、日本三大不動明王の一つと言われています。

平家隠棲の洞窟

歴史上の一時期、絶大な勢力を誇った平氏は、壇ノ浦の合戦で源氏に敗れた後、各地の隠れ里に落ち延びて行ったと言われ、その伝説が残る地が方々にあります。若桜町の「平家隠棲の洞窟」もその一つで、平清盛の異母弟、経盛が隠れ住んでいたと言われています。

集落内には、ここに隠れていたとされる洞窟や、馬隠しの谷、経盛の墓と伝えられる「宝きょう印塔」が今も残されています。こちらの集落は、平成23年時点で15戸があり、全戸が「平家」姓（明治以前は「平」）を名乗っているそうです。

おすすめホテル

高原の宿 氷太くん

天空のリゾート「氷ノ山」山麓にある、町営の宿泊施設です。「氷太くん」の名前は、一般公募で命名されています。登山に、スキーにと、氷ノ山での遊びを満喫するのに絶好の立地です。大パノラマを目の前にお食事をいただける「レストラン天空」もお勧めです。

おすすめ名産グルメ

道の駅若桜桜ん坊

若桜のお土産を買ったり、田舎料理をたっぷり食べたり、ショッピングとグルメを楽しめる道の駅です。

おみやげには、雑穀餅やトチ餅などのおやつ、氷ノ山で採れた完熟夏イチゴだけを使った「夏いちごジャム」、低脂肪・高タンパク質・ビタミン群たっぷりで知られる鹿肉のウィンナーや燻製、100％若桜町産なた豆を使った「なた豆茶」などなどがあります。

食堂では、若桜谷の食材で、主婦らのアイデアをもとに作られた田舎料理を、バイキング形式で自由に選ぶことが出来、取った分だけの料金でいただけます。また、各種ジビエ料理も用意されています。一番人気は、イノシシの肉を使った肉じゃがです。

ダイニングカフェ　新（あらた）

若桜宿の古民家を改装した「休憩交流処かりや」の中の一店舗です。若桜町産の素材にこだわったお料理を提供しています。

お勧めは「豚トロ丼」です。マグロのトロのような霜降りで、歯ごたえのあるお肉が、角煮風にされた丼で、トロトロととろけながらも脂がしつこすぎないあっさりめの味わいで、おいしさが引きたちます。

若桜町へのアクセス

車だと、京都から約3時間30分、大阪から約3時間、岡山から約3時間30分(いずれも中国自動車道～山崎I.C～国道29号)、鳥取から約50分です。山崎I.Cからは約1時間30分です。

電車では、京都・大阪からは、スーパーはくと「郡家駅」より若桜鉄道「若桜駅」へ。京都からは約3時間40分、大阪からは約3時間10分です。岡山からは、特急いなば「郡家駅」より若桜鉄道「若桜駅」まで約2時間40分です。鳥取からは若桜鉄道で約50分です。



江戸時代の面影が残る町並みも情緒があり、散策するだけでも趣を楽しめる町です。思いっきりスポーツを楽しみたい時、のんびりとくつろぎ気分に浸りたい時、どちらもお勧めです。