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今年のノーベル賞も日本人の受賞がありましたね。世の為、人の為となる研究をずっと続けている方にとって最高の栄誉と言えるのではないでしょうか。実はノーベル賞を受賞した大村先生は東京理科大学の大学院出身なんです。そこで東京理科大学の近代科学資料館にスポットを当ててみました。1.「東京理科大学近代科学資料館」とは?
新宿区神楽坂にある、近代科学技術の発展の歴史が学べる資料館です。3つの常設展示「日本一の計算機コレクション」「録音技術の歴史」「東京物理学校の貴重資料」と、特別企画展示で構成されています。東京理科大学の学生だけでなく、広く一般にも開放しており、入場料は無料です。2. どんな魅力が?
資料館は明治時代の美しい建築物でもある、東京理科大学の前身、東京物理学校の木造校舎を復元し利用しています。この建物自体も貴重な展示物の一つですが、館内には石やワラを使った計算機から、そろばん、パソコンなどの実物も展示されています。展示物を実際に操作できる体験コーナーも魅力のひとつです。3.見どころ・お勧めポイント
計算機の歴史
さまざまな時代の計算機が歴史の流れに沿って展示されています。計算機と聞くとそろばんや電卓を思い浮かべがちですが、パソコンも自動計算機のうちの一つなんです。スケルトンの筐体で一世を風靡したiMacも展示されており、懐かしいと感じるかどうかで、年齢がばれてしまいそうですね。今は見かける事の少なくなったワープロやゲーム機なども展示されています。
録音技術の歴史
エジソンの発明した炭素電球や蓄音機などが展示されています。1877年にエジソンが蓄音機を発明してからおよそ100年あまりで録音技術は大幅に進歩しました。電気録音から始まり、磁器録音そして現在のデジタル録音に至るまでの録音技術の歴史を学ぶことができます。エジソンの蝋管蓄音機は今でも良い音を響かせています。数学体験館
資料館の地下1階にある「数学体験館」は東京理科大学教授で数学者の秋山仁さんが館長を務める、体験型の学習施設です。見る人によっては頭が痛くなるような数式を、あの手この手で具現化し、五感で体験できるようにしたのがこの数学体験館です。学生時代にはどうしても理解できなかった数学も、もしかしたらここで理解できるようになるかもしれません。4.口コミ
先人の偉大さを感じます。驚くのは、江戸時代から紙製の携帯用のそろばんがあったこと。・・・後年、計算機を小型化・カード化する日本人のDNAは昔からあったのだと感心。東京理科大学近代科学資料館 pic.twitter.com/NUv29q39ZV
— しゃのん (@shnskyae) 2015, 10月 25
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称: 東京理科大学近代科学資料館
- ・住所: 東京都新宿区神楽坂 1-3
- ・アクセス: JR総武線「飯田橋」西口より徒歩4分
- ・営業時間: 10:00 ~ 16:00
- ・定休日: 日・月・祝日及び大学の休業日
- ・電話番号: 03-5228-8116
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/
私達が当たり前に享受している科学技術。日々生活する上で欠かせない電化製品もその一つですね。この機会に、一朝一夕では成しえない科学技術の進歩の歴史を体感してみるのもいいかもしれません。