トリップアドバイザー
長崎には多数の教会にキリスト教遺産があります。中でも平戸市にある田平天主堂は、国の文化遺産にも指定されている程で、赤い煉瓦作りの教会は写真や絵画でもモチーフに使われるほどに美しく荘厳です。素材提供:トリップアドバイザー
1.田平天主堂とは?
黒島と出津から移住してきたキリシタンが移住して、明治19年以降に造られた教会が田平天主堂です。キリシタンからカトリックに復帰してからは、フランス人神父が常駐して教会が建てられたそうです。当初の世帯数は僅か12家族。明治以降、信仰をもつ人が他の土地から移住するようになり、人が増えました。田平天主堂の移り変わり
草創期は民家の一部を聖堂として利用していたようですが、献金や労働奉仕により大正7年にに教会が建てられました。2.田平天主堂の見どころ
赤煉瓦の外観
鉄川与助が設計施工した独特の建物で、様々な煉瓦の積み方や異なる色の煉瓦を規則的に配置するなど細部にまでこだわりを見せる建築。鉄川与作の最後の煉瓦建築で、最高峰とも誉れが高いものです。ステンドグラスの美しさ
まるで絵画のような美しさを見せる田平天主堂のステンドグラス。光が入った時の様子は、まさに天からの贈り物の様相です。現在のステンドグラスは、平成10年に新しくされたものでイタリア製だそうです。建設当初のステンドグラスは、里田歴史民俗史料館に一部保管され観覧出来るようになっています。内部も美しい
コリント風柱頭飾の円柱にリブ・ヴォールト天上と美しい空間を作り上げます。内壁には木にペンキを塗り仕上げるなど日本の伝統に洋風を加えたモダンで大胆な仕様。連続するアーチには椿の花が浮き彫りされ、部分的に金を使うなど全てが一体化した天主堂です。貝殻焼き場
煉瓦の目づめに利用した、アマカワを作るために信者達が貝の殻を持ち寄り、この窯で焼いたと言われています。日本式の墓石
外国で見られるような墓石ではなく、日本式の墓石の上に十字架が乗っています。ゴールドの文字で刻まれ名前は、此処で一生を終えた日本人の名が刻まれています。開拓を求め、信仰熱く生きた日本人が静かに眠っている田平天主堂には、広大な緑と美しい海から爽やかな風が吹き込まれます。3.田平天主堂を訪れた人の声
田平天主堂。
存在感ありあり。 pic.twitter.com/cxBiCiIx2A
— ホリフミ (@firefumi) 2015, 2月 8
【iPhone劇場】今日は田平天主堂で取材のお仕事でしたので、ちょっと早めに行って、田平天主堂を見学してきました。建って97年だそうです。午前中はお葬式だったそうです。世界遺産だなんだといっても、地元では普通にある教会なんですね。 pic.twitter.com/0kdHZlVpN7
— デザインスタジオ ヨンエフ (@yon_ef) 2015, 1月 19
冬に咲く百合の花を見つけました。
田平天主堂にて。 pic.twitter.com/fBCCsuCZIO
— Miki (@memai26) 2014, 12月 28
4.田平天主堂の詳細
基本情報
- ・名称:田平天主堂(カトリック田平教会)
- ・住所:長崎県平戸市田平町小手田免19
- ・アクセス:JR佐世保駅から松浦鉄道「たびら平戸口駅」下車、西肥バス「平戸口駅前」バス 停から肥首行き乗車、「天主堂前」バス停にて下車。車/平戸大橋から10分
- ・電話番号:095-823-7650(長崎の教会群インフォメーションセンター)
- ・料金:無料(見学希望は事前に連絡)
- ・公式サイトURL:http://www.hirado-net.com/(平戸環境協会)