芦屋川駅周辺でランチスポット５選。観光で行くならここで食べよう

関西屈指の高級住宅街・芦屋市の中央を南北に貫いているのが芦屋川です。六甲山からいくつかの沢を集めて大阪湾に注ぎ、上流には芦屋ゴルフ場、沿岸には美術館や邸宅が軒を連ねます。川沿いの散歩道をゆっくり歩きながら、阪急芦屋川駅、阪神芦屋駅のふたつの橋上駅からおしゃれなランチスポット５店を訪ねましょう。

１．料理屋 仁

阪急芦屋川駅から北へ歩いて2分。静かなたたずまいの和風民家を生かした和風料理のお店です。若くて、静かなご夫婦がやっています。昼、夜ともコースを頼むのが良いのですが、人気店ゆえに予約するのが賢明です。

昼は、2000円のコースが、ほんとによく集められた、と感じるいい器に載って供されます。器を見ているだけで心豊かになれます。前菜3品、魚と肉、ご飯、汁物、香の物、デザート。女性向け位の量と、優しい味つけ、ごちそうさまでした。

２. 芦屋フレンチ 北じま

フレンチの名店と名をとどろかせた「アランシャペル」（神戸）でスーシェフ（副料理長）を務めた北島恭さんが2010年に、阪急芦屋川駅から東へ5、6分の住宅街のビルに開いたお店。「アラ・ミィニュット」、作り置きせずにできたてを食べていただきたい、という精神があふれています。

昼夜ともに予約が望ましいのですが、その際にも魚か肉か、も決めなければなりません。ランチは、A（3800円、魚、肉の場合は4000円）、B（4500円、魚、肉両方）、C（10000円、シェフのおすすめで）の３コース。

アミューズから始まり、前菜、スープ、メーンの魚（か、肉か両方か。他のお肉がある時は追加も可能）、デザート、珈琲（か他の飲み物）、小菓子。とても上品な味で、ありがとうございました。

３．リストランテ ベリーニ

芦屋川の川岸にたたずむ、あかぬけた一軒家イタリアンレストランです。ここまで川を南に下がると、四季の花咲くガーデンからの六甲が、大きく、美しいのです。リチャード・ジノリの食器とクリストフルのナイフ、フォークが、またこのお店に合うんですね。

昼も夜も、総料理長が用意する日替わりのコースのみ。ランチは、基本月代わり。A（3300円税込）、B（6600円税込）のどちらかを予約するのが賢明です。新鮮な旬の食材を生かしたコース料理と、ワインを楽しみましょう。

ワインは、イタリアものを中心に、世界の銘醸ワイン、愛好家注目の希少ワインを、セラーにある150種2000本の中から、選んでもらえます。いい気分で幸せです。

４．テラス ダニエル

阪神間に展開する洋菓子の店「ダニエル」が、芦屋川沿いのマンション1階に開いているのがここ。「ダニエル芦屋店」と言う名前でも知られています。眺めのいいここにはカフェがあってイートインできます。季節のいい時にはテラス席が最高ですね。

メーンのスイーツ以外にパンやクレープのラインアップも充実していますので、軽くお昼を、という時のおすすめ。パンは、ポムドテール（じゃがいもパン）、鴨のくんせいとキノコのサンドなどのサンドイッチ各種、チャパタなどがあります。

創業時からの銘品チョケーキ「うなぎの寝床」、ボルドー（フランス）ゆかりのしっとり菓子「カヌレ」などの洋菓子や、クッキー、パイも買い求めてみたいものです。

５．芦屋川 むら玄

芦屋川沿いではあるのですが、ちょっとクルマを走らせるか、バスで芦有（ろゆう）道路近くに行かねばなりません。しかし、しかし行くだけの甲斐はあります。邸宅とか別荘としか思えないおそば屋さん。滋賀県の酒蔵を移築したそうです。

大将は元写真家さん。ご家族の方の目の行き届いたデザインの内装だけでも見る甲斐があるのです。昼どきだけの営業で、いずれも十割蕎麦で、冷盛りそば、温かいかけそば1000円から、ざるそばなど。肴に板わさ、やよいいわし…があって、甘味に焼餅があります。せせらぎの音が聞こえるようなお店で静かにお箸を置いて、ご馳走さまで、ございました。

すごいお店が揃っているんだなあ、と改めて感じる芦屋川駅周辺のランチスポット５選です。ほとんどミシュランのマーク付きなんですが、そんなことをお店が気にしているとも思えないので書きませんでした。