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駅から徒歩で30分以上歩く場所にある山あいの神社、「子守勝手神社」。でも珍しいのは名前だけではないんです。御利益もさながら、その社殿の周囲は、とても変わった珍しい作りになっているんですよ。1.「子守勝手神社」とは?
子守勝手神社は長岡京市の粟生(あお)の丘陵地にある産土神(うぶすなかみ/うぶしなのかみ=いわゆる土地神さまのこと)です。安産や子孫繁栄の神様として知られていて、女性が厚く信仰する神社のひとつなんです。地元では、水の神様としてなじみがある神社です。子守社と勝手社という二つのお社があり、この2つを合わせて「子守勝手社」と呼ばれます。敷地はお寺と一体化・隣接する造りになっていて、全国でも珍しいんですよ。
2. 子守勝手神社の魅力
神社も、隣の観音寺も、無住(神主さんや住職さんが住んでいない)のため人の気配がほとんどしません。だからこそ自由にゆっくり拝観できるのですが、ここは隠れた紅葉のスポット。秋ともなれば、近くの寺院などの紅葉を目当てに訪れる観光客の影がちらほらと見られます。バスや電車などの交通機関が近くにないので、徒歩でいくかタクシーを呼ぶかぐらいしか手段がありませんが、だからこそ隠れた名所となるのかもしれませんね。
3.見どころ・お勧めポイント
長岡京市指定の保存樹木がある!
無住の神社ですが、見るべきポイントがいくつもあります。そのひとつが「保存樹木」。子守勝手神社の境内にあるモミの木が保存樹木に指定されているんです。長岡京市ホームページより(http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000000979.html)
市内で指定されている樹木は16本(平成26年12月現在)しかないんですよ。幹の周囲約2.8m、高さは20mとやや小ぶりな樹木ですが「健全に育っている」ところから、子供が健やかに育つようにと願掛けをするママさんがいるそうです。
ただの「複合神社」ではないんです!
祀られているのは二柱。もともとは農業用水などの水の配分を司る神様である『水分神(みくまりかみ)』を祀っていた子守神社と、吉野大峰山のふもとに総本社があることから「入口」を意味する『勝手』という名前がついている勝手神社が複合してできたのが子守勝手神社なんです。水分神の呼び名がなまってみくまり→みごもり→こもりとなって今に至ります。ここから子守神が子供を守ってくれるという意味になり、子供は女性から生まれることから子守明神は女神さま、そして勝手明神は男神様といわれていて、この二神様は夫婦神なのだそうです。
御利益が、女人安産や子孫繁栄なのも頷けますね。できたら夫婦でお参りして、御利益にあやかりたいものです。
毎年奉納される竹づくりの干支
毎年、新年には村の各地域の長老さま(いまはこういう言い方は失礼にあたるのかな?)方が集まってその年の干支の置物を竹で作り、神社に奉納しています。『粟生十人衆』というのですが、一老から十老までちゃんと序列があるそうです。この、竹づくりの干支は石灯籠の前にありますが、今年の干支だけでなく、それ以前に奉納された竹細工の干支も、少し離れた場所で訪れた人を出迎えてくれます。参拝者を静かに見守る狛犬のような佇まいです。
4.口コミ
紅葉シーズン以外は人出も多くないのでゆっくりできます。行った日は曇り日でしたが全山緑に覆われて清清しい雰囲気を楽しめました。残暑は厳しいものの、カエデの青葉の下は少しは暑さを忘れます。 写真も撮りましたがHPにもっときれいなのがあるのでそっちを見てください。 40年ほど前に来た時は、山の上の方にある開山の墓所まで入って行けましたが今は参拝不可。西山短大の脇に小振りなレストランがありますが、腹は空いてなかったのでパス。 広い墓地の一角に種苗会社の創業者瀧井家の墓がありました。 伊吹、ムクロジ、イチョウの大木があちこちにあります。大切に守られているのはいい取り組みだと思います。 周辺には古代からの遺跡がたくさんあります。光明寺のすぐ南に、地元民に見守られて建つかわいい子守勝手神社では、真昼間からおじさん達が何か食いながらビールを飲んでいました。しかも境内ではドラム缶を利用した風呂を沸かす作業が行われていました。なんでこんな暑いのに昼間から風呂やねんと思いましたが、あえておじさん達に質問はしませんでした。家に帰って調べてみたら9月1日は「町祈祷祭」でした。 写真は神社かその隣のお寺の庭にあった竹で作られた龍です。 紅葉シーズンにもう一度来てみたいので、周辺の見所をチェックしています。
http://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000150077/kuchikomi/
5.詳細
■ 基本情報
- ・名称:子守勝手神社(こもりかってじんじゃ)
- ・住所:京都府長岡京市粟正清水谷27
- ・アクセス:阪急電鉄京都本線「長岡天神駅」西出口から徒歩約30分
- ・紹介サイトURL:http://www.kyotofukoh.jp/report1256.html
- ・長岡京市観光協会ブログ:
- http://blog.goo.ne.jp/prengkkk/e/e4dc2034f986abe4532eef750ed07c4b
パートナーと夫婦になるときに参拝し、子供が授かったら安産祈願で参拝し、子供が生まれたら子孫繁栄で参拝する、そんなふうに何度も詣でることができる神社が近くにあったらいいですね。