大空襲を忘れてはならない！東京にある「時忘れじの塔」で平和を願う

今年は戦後70年。戦争や平和について考える機会も多いかと思います。世界を代表する大都市へと発展した東京にも、いくつもの悲劇の歴史があります。大勢の観光客で賑わう上野公園の一角に静かに佇む母子の像。「時忘れじの塔」に込められた想いとは？周辺の見所とともにご紹介します。

時忘れじの塔とは？

平成17年（2005年）に、故林家三平氏の夫人で、ご自身も東京大空襲の経験者でエッセイストの海老名香葉子さんと有志によって、大正12年(1923年)の関東大震災、昭和20年(1945年)の東京大空襲の犠牲者の鎮魂のために、東京都台東区の上野恩賜公園内に建てられました。

時忘れじの塔の魅力

この塔は関東大震災、東京大空襲を忘れないように、二度と同じ悲劇は起こさないという願いをこめて、犠牲となった家族をモチーフにした、平和の母子像・時計塔です。 東京大空襲のあった毎年3月9日には、悲劇を知り、平和の尊さを語り継ぐ記念式典が行われています。

時忘れじの塔周辺の見どころ

国立西洋美術館

国立西洋美術館は、広く西洋美術全般を対象にしています。美術館の基礎となった松方コレクションをはじめ、オールドマスターと呼ばれる18世紀以前に活躍したヨーロッパの優れた画家の作品を見ることができます。本館はル・コルビュジエ、新館はその弟子の前川國男の設計です。

不忍池

上野恩賜公園の南端にある、天然の池です。周囲約2km。遊歩道によって、ボート遊びのできるボート池、蓮で覆われる蓮池、川鵜の暮らす鵜の池に分かれています。たくさんの渡り鳥が訪れることから、バードウォッチングも楽しめます。

国立博物館

「トーハク」の愛称で親しまれる東京国立博物館。日本だけでなく、中国、朝鮮半島、東南アジア、インド、エジプトなどの絵画、彫刻、工芸、書跡などを収蔵してる日本最古の博物館です。近年は映画やドラマなどのロケ地としても知られています。

時忘れじの集い、上野公園に来た。海老名香葉子さんのトークや、子供達の歌や泰葉さんの献歌や、などなどが。東京大空襲から、70年。時忘れじの塔、の前でたくさんの人が来た。徹子の部屋で見て、やって来た。言う人も多かった。11万人亡くなった pic.twitter.com/t0YILzO15p

— 高土新太郎 (@kouduchi) 2015, 3月 9