尾張四観音の１つ！愛知県名古屋市にある「笠覆寺」とは

１．笠覆寺（りゅうふくじ）とは？

徳川家康が名古屋城のお城を築いた時に城からみて鬼門の方角にある四つの寺を鎮護として定めたとされていますが、この四つの寺に安置されている四つの観音が尾張四観音とされています。笠覆寺はそのうちの一つ、真言宗智山派のお寺で「笠寺観音」と呼ばれるお寺です。本尊は十一面観音です。

２．笠覆寺の魅力

笠覆寺の笠寺観音にお参りするととても嬉しいご利益があるようです。それは「縁結び」のご利益です。その昔、雨でずぶ濡れになった観音様をかわいそうに思った女性がそっと笠をかぶせてあげたところ、その様子をみていた青年貴族がその女性をみそめて二人は結ばれたという言い伝えがあり、ここの観音様が縁結びのパワースポットになっているというわけです。「よし！私も。」と思われる方は是非バッグの中に”傘”を忍ばせて笠覆寺をお参りしてください（笑）。

３．見どころ・お勧めポイント

この際、尾張四観音の他の三つの観音様もに参拝してみては如何でしょうか？その昔は四つの観音様を結ぶ四観音道という道があったそうです。

１．荒子（あらこ）観音

名古屋市中川区にある天台宗のお寺です。江戸期の仏師であり歌人であった円空が彫ったとされる多種多様な円空仏が数多く収蔵されていることで知られ、現在１０００体を上回る円空仏が所蔵されています。本尊は聖観音です。

２．甚目寺（じもくじ）観音

愛知県あま市にある笠覆寺と同じ真言宗智山派のお寺です。本尊は聖観音で、本堂に安置される十一面観音像の胎内仏という珍しい観音様です。聖観音を胎内に収める十一面観音は５０年に一度しか開帳されない秘仏とされていますので、聖観音はまさに秘仏の中の秘仏と言えます。

３．龍泉寺（りゅうせんじ）観音

名古屋市守山区にある天台宗のお寺です。このお寺は庄内川を望む高台にあり、濃尾平野を一望できる立地であることからその昔は織田の軍勢が戦闘部隊の基地にしていたこともあったと伝えられています。本尊は馬頭観音で他の三観音同様に尾張三十三観音霊場の一つに数えられています。

４．口コミ

５．「笠覆寺」についての基本情報

荒子観音

甚目寺

龍泉寺

素材提供：トリップアドバイザー