近年「国産小麦」が注目されつつありますが、まだまだ大部分の小麦は輸入に頼っているのが日本の現状。そんな中、国産小麦の6割が生産されている北海道では、地元産の小麦が人気を集めています。北海道でしか食べられない地元小麦を使ったスイーツをご紹介します。
その後、札幌ラーメンなどに使われるようになった「ハルユタカ」、春蒔きで栽培される「春よ恋」、現在の道産小麦の代表格「きたほなみ」など、様々な品種が開発されています。
「札幌農学校」とは、北海道大学の前身の旧称。札幌の歴史に敬意を表す商品名が人気のミルククッキーは、札幌の老舗洋菓子店「きのとや」が作っています。北海道産バターと、北海道産の牛乳、北海道産の砂糖、そして北海道産の小麦が贅沢に使われています。
ハルユタカを使って焼き上げるバームクーヘン「うさぎの樹」や、きたほなみの外皮に近い部分まで使った菓子用の粉を使用した「苺のタルト」がおススメ。
また「ウィークエンド」と名付けられたレモンケーキも人気。ハルユタカをブレンドしたしっとりとしたスポンジにカリカリの表面の対比が癖になりそうな絶品スイーツ。
春よ恋ときたほなみを使ったパフに、契約牧場で生産された牛乳、卵を使ったカスタードクリームで作られたシュークリームは日曜の店頭販売でしか手に入らない逸品。同じく、春よ恋ときたほなみのブレンド粉で作られた「ケーク・オ・フリュイ」はドライフルーツが入ったパウンドケーキ。
いかがでしたか?「北海道産の小麦が美味しい」だなんて、お菓子を食べるときに考えたこともないという方も多いのではないでしょうか?でも、一度北海道を訪れたなら、地元の小麦で作ったスイーツを食べてみてくださいね!その素材の美味しさに驚くはずです!
北海道の小麦
Sleepy Claus
北海道産の小麦が注目され始めたのは、1980年代に遡ります。当時育成されていた「チホクコムギ」は、国産小麦のパイオニア的存在。うどんなどの麺類に使われていましたが、輸入小麦より甘味や香りが高く、スイーツ作りに向いていると、一部のパティシエがスイーツに「チホクコムギ」を使い始めました。その後、札幌ラーメンなどに使われるようになった「ハルユタカ」、春蒔きで栽培される「春よ恋」、現在の道産小麦の代表格「きたほなみ」など、様々な品種が開発されています。
あの北海道銘菓に地元小麦が使われているって知っていましたか?
北海道といえば、おいしいお土産用の銘菓がたくさんありますよね!?実は、あのお菓子も北海道産小麦を使っているんです!札幌農学校 【きのとや】
https://www.kinotoya.com/shop/products/detail.php?product_id=8
「札幌農学校」とは、北海道大学の前身の旧称。札幌の歴史に敬意を表す商品名が人気のミルククッキーは、札幌の老舗洋菓子店「きのとや」が作っています。北海道産バターと、北海道産の牛乳、北海道産の砂糖、そして北海道産の小麦が贅沢に使われています。
■ 基本情報
- ・名称: きのとや
- ・住所: 札幌市白石区東札幌3条5丁目1-20(白石本店)※その他札幌市内の百貨店やお土産店で「札幌農学校」の取り扱いがあります。
- ・アクセス:札幌市営地下鉄「白石」駅より徒歩5分
- ・営業時間: 9:00-21:00
- ・定休日: 1月1日
- ・電話番号: 011-813-6161
- ・料金: 札幌農学校12枚入り:540円
- ・公式サイトURL: http://www.kinotoya.com/shop/products/list.php?category_id=10
三方六 【柳月】
http://www.foster1.com/article/13509403.html
白樺の木肌をモチーフにした帯広の銘菓。ホワイトチョコレートとミルクチョコレートを絡ませたバームクーヘンが白樺の木を表現しています。十勝地方で生産される北海道産の小麦を100%使用しているだけでなく、バターや砂糖、卵も北海道産を使用しています。■ 基本情報
- ・名称: 柳月 大通本店 ※札幌市内や帯広地区の店舗、および北海道の空港や土産店でも扱いがあります
- ・住所: 北海道帯広市大通南8丁目15
- ・アクセス: JR「帯広」駅より徒歩約7分
- ・営業時間: 9:00-20:00
- ・電話番号: 0120-669-669
- ・料金: 三方六1本:630円
- ・公式サイトURL: http://www.ryugetsu.co.jp/online_shop/detail.php?id=3
街のパティスリーでも堪能できる道産小麦
北海道産の小麦を使ったスイーツを作っているのはいわゆるお土産銘菓として有名なお菓子ばかりではありません。ちいさな街のパティスリーでも積極的に小麦の地産地消が行なわれています。ドルチェヴィータ本店 【札幌市】
http://uttie-gourmet.seesaa.net/article/119208798.html
札幌市清田区は毎年スイーツ店のスタンプラリーが行なわれていて、札幌市内でも「スイーツ激戦区」として知られています。閑静な住宅街にある「ドルチェヴィータ」のオーナーパティシエである我孫子政之さんは、近郊の江別市の小麦製粉所の創業者一族。積極的に道産小麦でのスイーツ作りに取り組んでいます。ハルユタカを使って焼き上げるバームクーヘン「うさぎの樹」や、きたほなみの外皮に近い部分まで使った菓子用の粉を使用した「苺のタルト」がおススメ。
■ 基本情報
- ・名称: ドルチェヴィータ本店
- ・住所: 札幌市清田区美しが丘2条2丁目9-10
- ・アクセス: JR「札幌」駅より車で約30分
- ・営業時間: 10:00-19:00 ※月曜日は18:00まで
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号: 011-886-5455
- ・料金: うさぎの樹:1,080円、苺のタルト:432円ほか
- ・公式サイトURL: http://www.dolcevita.hokkaido.jp/
MERLE(メルル)【美瑛町】
http://tortoiseshell-diary.at.webry.info/201102/article_11.html
丘の町として知られる美瑛町にひっそりと佇むカフェを併設したパティスリー。人気のウィーンスタイルのチョコレートケーキ「ザッハトルテ」には、生地に上富良野町で生産された「きたほなみ」を使用し、濃厚なのに爽やかな味わいのケーキに仕上がっています。また「ウィークエンド」と名付けられたレモンケーキも人気。ハルユタカをブレンドしたしっとりとしたスポンジにカリカリの表面の対比が癖になりそうな絶品スイーツ。
■ 基本情報
- ・名称: MERLE(メルル)
- ・住所: 北海道上川郡美瑛町美田第3
- ・アクセス: JR「美瑛」駅より車で約20分
- ・営業時間: 13:00-18:00 ※土日は11:00から
- ・定休日: 火曜日、水曜日(祝日の場合は営業)
- ・電話番号: 0166-92-5317
- ・料金: ザッハトルテ:550円、ウィークエンド:380円ほか
- ・公式サイトURL: http://merle-de-biei.com/wp/
モン・トレゾール【帯広市】
http://jojo40.blog56.fc2.com/blog-entry-557.html
やはり北海道のお菓子といえば十勝地方!!帯広出身で、真狩村の有名レストラン「マッカリーナ」で修行を積んだ後、フランスで活躍した女性パティシエ小川尚子さんが出身地に戻って開いたパティスリーです。春よ恋ときたほなみを使ったパフに、契約牧場で生産された牛乳、卵を使ったカスタードクリームで作られたシュークリームは日曜の店頭販売でしか手に入らない逸品。同じく、春よ恋ときたほなみのブレンド粉で作られた「ケーク・オ・フリュイ」はドライフルーツが入ったパウンドケーキ。
■ 基本情報
- ・名称: モン・トレゾール
- ・住所: 北海道帯広市西1条南6丁目20
- ・アクセス: JR「帯広」駅より徒歩10分
- ・営業時間: 毎週日曜日11:30-売り切れまで
- ・電話番号: 0155-23-6868
- ・料金: シュークリーム:350円、ケーク・オ・フリュイ:2,500円
- ・公式サイトURL: http://montresor.o-m-a.jp/
いかがでしたか?「北海道産の小麦が美味しい」だなんて、お菓子を食べるときに考えたこともないという方も多いのではないでしょうか?でも、一度北海道を訪れたなら、地元の小麦で作ったスイーツを食べてみてくださいね!その素材の美味しさに驚くはずです!