1位は誰もが納得の名所！関東人気紅葉スポットランキングTOP10

少しずつ気温も低くなって、本格的な秋が近づいてきましたね。いよいよ紅葉の季節ということで、日本全国のたくさんある紅葉の名所のうち、今回は関東のおすすめ紅葉名所をランキング形式でまとめました。この秋の休日はぜひ紅葉狩りへ行ってみませんか？

10位.明治神宮(東京)

146本のイチョウが作る黄金ロードは絵画のような美しさ

青山通りから約300m続くイチョウ並木は、よくテレビドラマなどにも登場している有名な紅葉スポット。通りの両側に146本ものイチョウが立ち並ぶ様子は”黄金ロード”と呼ばれ、秋には黄金色のトンネルの下にはたくさんの人が訪れています。

遠近感を強調するために、イチョウの植え方に一工夫されているのを知っていましたか？青山通り口から樹高の高い順に植えられて、奥に立つ石造りの聖徳記念絵画館との景観を美しく表現しているそう。青山通りから眺めると、まるで絵画のよう！

毎年11月～12月には「神宮外苑いちょう祭り」が開催されます。体験教室や演奏などさまざまなイベントが行われるほか、全国各地のご当地スイーツやご当地グルメのお店が出店されています。美味しいものを食べながら紅葉狩りができますよ。

明治神宮に足を踏み入れると、まず目に入るのが大きな鳥居と巨木です。緑や自然に囲まれた明治神宮がどれほどに素晴らしいか、入る前から感じさせてくれます。燃えるような紅葉は、テレビでもお馴染みですが、実際に目にすると息をのむほどに美しく、ため息がでてしまいます。

9位.袋田の滝(茨城)

日本屈指の名瀑が艶やかな紅葉に染まります

日本三名瀑の1つである袋田の滝は、高さ120m・幅73mの大きさを誇ります。流れが4段に落下することから、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれています。四季折々にいろいろな表情を見せてくれますが、秋には滝を囲うようにイロハカエデやオオモミジなどが色鮮やかさは必見！

光と音で演出するライトアップもしており、昼間とは全く違った滝の表情が見られます。

茨城県久慈郡大子町にあるこの滝は、国内でも有数の鮎の釣り場として広く知られている久慈川支流の上流にあたります。「日本三名瀑」のほか「日本の滝百選」にも選定されており、その中でもランキング1位をとったそうです。日本屈指の名瀑と紅葉のコントラストは最高です。


茨城はあまり観光できる場所がないのでは？と思われているようですが、ここに来れば「こんな素晴らしいスポットがあったんだ」と納得していただけるはずです。袋田の滝も見事な紅葉ですが、ここまできたら花貫渓谷の紅葉も一緒に楽しみましょう。茨城県民の日(11月13日)頃には、どちらもたっぷり楽しめる事ができますよ。

8位.六義園(東京)

歴史ある日本庭園が夜はライトアップされ幻想的な世界に

文京区駒込にある六義園は、回遊式築山泉水の江戸期を代表する大名庭園。11月下旬頃になるとイロハカエデ約450本以外に、もみじやイチョウなど約600本が庭園を鮮やかに彩り、園内のいたる所で紅葉が楽しめます♪

昼の紅葉も素晴らしいですが、夜にライトアップされた庭園は昼間とは一味違ってとても幻想的。日中に園内を散策し、夕方からライトアップも楽しむのもオススメです！

江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉の御側御用人を務めていた柳沢吉保が、自身の下屋敷として江戸郊外に造営しました。一時は三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が所有していたという名庭です。紅葉シーズンはこの美しい景色を見に、外国人観光客も多く訪れています。

都会のオアシスでもあり、広く美しい回遊式庭園には枝垂れ桜が春には美しい花を咲かせますが、紅葉の時期はまた異なる表情を見せてくれます。もみじが非常に多いことから、赤く染まった庭園がライトアップされるとこれはもう幻想的でうっとりしてしまいます。

7位.谷川岳(群馬)

切り立った岩肌と紅葉のコントラストが魅力

日本百名山のひとつである標高1977mの谷川岳は、頂上だけではなく稜線に広がる紅葉も素晴らしく、10月初旬頃山頂付近のナナカマドが赤く染まると、山肌の色合いが徐々に変わってくるのがわかります。

谷川岳の東麓にある一ノ倉沢は、みなかみ町を代表する名勝であり日本三大岩壁のひとつとされ、迫り来る一ノ倉の切り立った岩肌と、紅葉とのコントラストが素晴らしい！と訪れる人の心を魅了してくれます。

群馬県から新潟県におよぶ三国山脈の山で、ロッククライミングやスキーのメッカでもあります。雄大な岩崖を幻想的な紅葉が鮮やかに彩り、日本の四季の美しさを堪能させてくれます。心が洗われること間違いなしです。

登山を楽しむ人なら誰もが知っている秋の紅葉の美しさは、是非とも多くの人に楽しんでいただきたいもの。頂部が2峰ある日本百名山でもありオキの耳とトキの耳からは、谷川岳の見事な紅葉がじっくりと楽しむ事ができます。

6位.長瀞(埼玉)

水面に映る紅葉も美しい

荒川両岸のもみじ、クヌギ、ナラなどの紅葉を、長瀞のライン下りを楽しみながら見ることができます。船の上からは、川の水面に映る紅葉も見所のひとつ！

川の両岸500ｍにわたって続く岩石群の岩畳は、国指定名勝、天然記念物に指定されて紅葉の季節は特に絶景です。夜になるとライトアップもされるので、いろいろな紅葉を楽しめますよ。

長瀞渓谷は荒川上流の渓谷です。正直なところ都内を流れる荒川はあまり綺麗とは言えないのですが、長瀞の川は「本当に荒川？」という声もよく聞かれるほど澄んでいるんですよ。

綺麗な川と天然記念物の石畳、それらを赤く彩る紅葉の景色は圧巻です。

岩畳は特別天然記念物にのなっており、岩が畳を敷き詰めたように見えることからこう名付けられているのです。四国・徳島県の大歩危・小歩危まで、背骨のように続いているそうですからすごいですね。11月中旬～12月上旬が最高に素晴らしい景観を楽しむ事ができますよ。

5位.高尾山(東京)

山頂から谷いっぱいに広がる別格の鮮やかさ！

高尾山は都心から電車で約1時間という近さにある自然の宝庫。1967(昭和42)年に明治の森高尾国定公園に指定され、国内外問わず１年を通してたくさんの人が訪れます。

秋になると燃えるような鮮やかなもみじが山頂から谷いっぱいに広がり、1ヶ月に渡り紅葉が楽しめるので、毎年観光客が絶えません。高尾山駅までのケーブルカー沿いには、オオモミジやイロハモミジなどが群生しており、最盛期には赤や黄色のトンネルができるんですよ♪

ちなみにオススメなのは、高尾山中腹に鎮座する高尾山薬王院の紅葉です。本社・書院・仏舎利塔・大師堂・山門付近で見ることができます。紅葉の鮮やかな色合いと歴史を感じさせる建物とのコントラストは、風情があって幻想的です。


清滝駅前からのアクセスが定説なのですが、高尾山に登るまえから駅前で見事な紅葉に出会えるのがポイント。ここからテンションマックスになり、期待がきたまります。ケーブルカーからも、ちらほらと見え隠れするので高尾山の紅葉にと心が躍ります。

4位.那須高原(栃木)

那須連山の紅葉は茶臼岳のロープウェイがオススメ

那須岳を中心に裾野に広がる那須高原。茶臼岳、朝日岳などでもみじ、ナナカマド、ドウダンツツジなどが色鮮やかに紅葉し、観光客を楽しませてくれます。

那須連山の主峰・茶臼岳のロープウェイやゴンドラからの眺望は特に素晴らしい！麓の県道17号那須高原線沿いでも、色鮮やかなナナカマドやもみじが見られるのでドライブしながらの紅葉狩りも素適ですよ♪

こちらも栃木屈指の紅葉名所として有名なスポットです。那須ロープウェイが紅葉のトンネルを抜ける瞬間は息を呑むほど美しいですよ。まるで絵画の世界の絶景が広がります。もちろん山頂からの景色も気持ちがよく幻想的です。

四季を通して。自然が楽しめる那須高原ですが秋のハイキングには、紅葉目当てに訪れる人も後を絶ちません。春は小鳥のさえずりや新緑が楽しめ、夏は涼しく穏やかな場所なのですが秋はまた紅葉が楽しめます。那須平成の森に足を踏み入れると、静かで穏やかな空気が胸いっぱいに広がり、駒止の滝ではごうごうとした力強い滝と紅葉のコラボが楽しめます。

3位.養老渓谷(千葉)

多数の紅葉スポットをハイキングで訪れよう

養老渓谷はハイキングのメッカで、周辺にはいくつものハイキングコースがあります。紅葉は梅ヶ瀬、粟又の滝、筒森もみじ谷、中瀬遊歩道などの紅葉スポットには大勢の人で大賑わい！

老川十字路周辺でライトアップや紅葉祭りも行われ、2015年は11月23日(祝)に養老渓谷もみじまつりが開催され予定なので、足を運んでみてはいかがですか？

この渓谷でも特に見ていただきたいのが養老の滝です。「日本の滝百選」「名水百選」にも選定されたこの名瀑と、周囲を取り囲む紅葉の景色はたいへん美しいです。さすが日本の風情を感じさせる名スポットですよ。

千葉県のなかでも、もっとも紅葉が遅いので晩秋まで自然をいっぱいに楽しめることもあり都内からも多くの人が休日には紅葉狩りを楽しむことができるんですよ。なだらかな遊歩道があるので、まじかに滝と紅葉が楽しめますので是非お立ち寄りくださいね。

2位.日光 いろは坂(栃木)

山裾の紅葉を車中から楽しめる日光の名所

いろは坂は「日本の道100選」の1つであり、日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ全長15.8kmの道路。秋には、日光で最も素晴らしい紅葉スポットとされています。

車中から山裾に広がる紅葉を楽しむことができます。山全体が赤や黄色に染まり、紅葉前線が山を下りていく眺めが素晴らしいと人気が高いんですよ！

また、明智平ロープウェイにのって明智平の展望台から臨む絶景もおすすめです。赤や黄色で彩られた景色の中にポツリと佇む華厳滝や中禅寺湖は風情があって心が癒やされます。

ちなみに沿線にはおサルさんがよく出没するそうです。お土産を盗られてしまうこともあるようなのでご注意を。

あの明智光秀が名付け親でもある「明智平」から展望台に向かう、景色が一番お勧めなのですが展望台まで登ると華厳の滝と中禅寺湖が見渡すことができます。紅葉シーズンは、この大パノラマの展望を見逃すのはもったいないくらい。日光の紅葉をしっかり楽しんだら「ゆばソフト」や「ゆば豚まん」などグルメも楽しんで帰りましょう。

1位.箱根 芦ノ湖(神奈川)

富士山も見渡せる贅沢な景観

箱根は都内から日帰りできる紅葉スポットとして人気ですよね。芦ノ湖では、遊覧船やハイキングなどでもみじやドウダンツツジなどの紅葉が楽しめます。

天気がよければ富士山まで贅沢に見渡せるスポットもあるので、いろいろな紅葉が楽しめそう♪温泉や美術館などもあるので、何泊かして思う存分箱根を満喫したいですね！

壮大な芦ノ湖に映える紅葉も格別ですよ。芦ノ湖周辺にはレジャーだけでなく飲食店やお土産を購入することが出来るショップや、箱根神社などの観光スポットが多く点在しています。美しい紅葉を満喫しながら観光を楽しんでください。

箱根の紅葉は、10月下旬から色つき始め11月には見頃をむかえます。温泉が有名な箱根ですから、のんびり温泉旅行を楽しむ人も多いですね。箱根海賊船に乗ってのんびりと紅葉を楽しんだり、温泉宿からの紅葉を眺めたりと楽しみはつきません。

今年の紅葉狩りはどこに行きましょうか？気になる紅葉スポットを見つけたら、現在の見ごろ時期、週間天気などの紅葉情報をチェックして、紅葉狩りを楽しんでくださいね。

素材提供：トリップアドバイザー