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日本にも残念ながら、見た人のほとんどが「ホントがっかりした!」と太鼓判を押している観光地があります。今回は「日本三大がっかり名所」といわれる、高知県はりまや橋、北海道「札幌時計台」、長崎県「オランダ坂」をご紹介します!この記事を読んで、がっかりスポットの魅力を発見してくださいね。知れば、それほどガッカリしないかも?
1.なにがそんなに「がっかり」か、ぜひとも見てみよう
ひとが観光地にいくのは、有名なものや絶景を見たいから。しかし中には「名前は知ってるけど、みたことがない」「行ってみたけど、イメージと違ってショボかった」場所があります。それが「がっかり観光地」といいます。「日本三大がっかり名所」は、なかでも厳選されたがっかりポイントです(笑)。
それぞれに、がっかりの理由がありますが、少しでも盛り上げようと地元ががんばっているところもあります。行ったことがない人は「一度、がっかりしに行くか!」くらいの気持ちで行くと、良い発見があるかもしれませんよ♪
がっかりするのは期待しているからこそがっかりするのであって、そもそも期待さえしていなければ、「けっこう良いじゃない」くらい思えるはずです。ちゃんとした観光スポットなんですから。ご当地名所も適度なアピールが重要ですね。
1.はりまや橋(高知県)
http://kagaku.info/old/siteman/html/note/note98.html
日本中のがっかりスポットをおさえて、見た人が口をそろえて「がっかり!」という高知県のはりまや橋。「よさこい節」の「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た」で有名ですね。もとは堀川にかかっていた橋ですが、今は歩道脇に赤い欄干と太鼓橋があり、下に人工水路があります。 もちろん旧欄干は捨ててしまわず、播磨屋橋公園の地下に展示されています。このあたりは交通量の多い、交通のかなめ。車だと一瞬で通り過ぎてしまうでしょう。実際に行った人のコメントも、わびしいものです(笑)。「期待を込めて」というあたりが、せつない。
http://blogs.yahoo.co.jp/padapadatalent/35945219.html
昔はこんな感じの橋だったみたいですよ。 趣あったんですね。。。
昔の街並みならちゃんと溶け込んでおり、ちゃんとはまっていますよね。これなら名所と言われるのもうなずけるかもしれません。やっぱりがっかり名所ということは時代の流れに取り残されたことに対するがっかりなのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/padapadatalent/35945219.html
2.はりまや橋もがんばっている!!
http://blogs.yahoo.co.jp/fujibusa2005/12499744.html
はりまや橋のそばには、石像があります。ここでよりそっているのが、「よさこい」で歌われている悲恋の2人、純信とお馬です。お馬は寺の住職・純信に恋をしていました。そこへ横恋慕した見習い僧の慶全がかんざしを買って送りましたが、これがばれて、慶全は寺を追い出されます。 単なる三角関係のもつれが、僧がかんざしを買ったため噂になり、さらに慶全が純信に罪をなすりつけたことから、追いつめられた純真とお馬は駆け落ち。琴平で捕まり、3日間さらし者になったうえ、追放されたそうです。こんな使える話があるのですが、はりまや橋からはラブ方面のアプローチはまったくありません。もったいない気がしますね。
http://bt9.at.webry.info/201303/article_2.html
行った人のコメントもイマイチさえません。単なる出張報告(?)だったり、 http://tosajin.co.jp/staff_blog_07/?p=1050
高知の人も気にしてるんだな。
http://blog.livedoor.jp/shin1917russ/archives/53791199.html
http://blog.livedoor.jp/shin1917russ/archives/53791199.html
がっかり名所であることを今度は開き直って地元アピールをするという方法。知名度は上がるので、がっかり名所ということで訪れてみようという人が来てくれることを狙っているんでしょうか?それにしても個性的な顔出しパネルです。3.はりまや橋周辺のイケてるスポット
http://tosajin.co.jp/staff_blog_07/?p=1050
はりまや橋そのものはパッとしませんが、はりまや橋商店街はイケてますよ。ここはアーケードが杉角材で組まれた、珍しい木造アーケードです。そこでこの人たちは何をしているかって?ずらりとアーケード内にテーブルを並べて、飲めや歌え。これが土佐名物「土佐のおきゃく」イベントです。 3日間にわたり、さまざまなイベント+飲んで食べまくるというものすごいイベント。くわしくは↓をご覧くださいね。 「おきゃく」中はよさこいダンサーズがきたり、パフォーマンスがあったりとにぎやかです。
土佐では酒宴のことを「おきゃく」と言います。自由で楽しく、賑やかな雰囲気を楽しむことができる土佐のおきゃく。このおきゃくこそが、土佐の人たちの人生の楽しみ方なんだそうです。土佐電とキリンビールのコラボ、おきゃく電車というイベントもあります。
4.がっかりスポット はりまや橋はここです♪
はりまや市にあるこのスポット。アクセスが比較的便利なので、観光スポットとして注目もされやすいんです。料金が無料というのもなかなか良いですよね。土佐電鉄を利用してはりまや橋で降ります。降りてからすぐですよ♪■ 基本情報
- ・名称: はりまや橋
- ・住所: 高知市はりまや町1丁目
- ・アクセス: 土佐電鉄「はりまや橋」下車すぐ
- ・電話番号: 088-823-9457 高知市観光振興課
・料金: 無料 - ・公式サイトURL: http://www.welcome-kochi.jp/
地図はこちら
はりまや橋の近くには小学校や公園、鏡川などがあります。近くには土佐中街道が走っていて、クルマでの交通も便利。電車なら土佐電気鉄道が走っており、はりまや橋、デンテツターミナルビル前駅が近くで便利ですよ。2.札幌時計台(北海道)
札幌市観光コンベンション部
がっかり度がたかいと言われる札幌の時計台。じつは国の重要文化財に指定されています。おそらく現存している時計台としては、日本最古でしょう。北海道大学の前身、クラーク博士で有名な札幌農学校の演武場として作られました。開拓期のアメリカで流行した、風船構造と呼ばれる木造建築様式です。 時計台のどこが、がっかりポイントかというと、どうもロケーションにあるようです。札幌の中心地にあるため、まわりにはビルが多い。車も目の前の大通りを走りまわっている。この光景と、シンプル&カントリーチックな時計台外観がそぐわないので「え、これ?」とがっかりするようです。
コメントもこんな感じです
http://pepalife.com/blog-entry-47.html
http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298560-d319830-Reviews-Clock_Tower_…
というご意見など。そうだよなあ。一度見たら、もういいかなあ...。
やはり二つの相容れないものに人は違和感を感じるもの。この時計台もその一つで、周りがどんどん近代化していくのに、札幌時計台だけ歴史を刻み続けても、ちょっと違和感があるというのが本音かもしれませんね。
http://akigaki.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post-1b89.html
2.そう言わずに!札幌時計台は、かなりがんばっている!
Richard, enjoy my life!
札幌時計台は現役の公共建物なので、今でもいろいろなことをしてがんばっています。たとえば、時計台の2階はホールになっていて、ここは夜の間多目的ホールとして開放されています。演奏会なども行われていて、夜のライトアップとともに、札幌の夜景を盛り上げています。 あまり知られていませんが、時計台の鐘は夜もちゃんと鳴ります。ライトアップされた白い壁と赤い屋根の時計台、鐘の音、それにまじって演奏会の音楽がもれてくる。いい雰囲気じゃないですか。その証拠に、好意的なコメントもあるんですよ。
http://akigaki.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post-1b89.html
札幌時計台は昼に訪れる人が多いと思いますが、夜の札幌時計台もいいものですね。昼にしか訪れたことがない人はぜひ夜の時計台も見に行ってみてください。国の重要文化財でもあるということもしっかり銘記しておきましょう。
3.札幌時計台周辺のイケてるスポット
さて、時計台を見終わったら(ぐるっとまわって写真を撮っても30分くらいしかいられません(笑))、10分ほど歩いて、北海道庁旧本庁舎へ行きましょう。むかしは北海道庁として使われ、国の重要文化財でもあります。赤いレンガがおしゃれでしょ。地元のひとは「赤レンガ」と呼ぶそうです。
また、時計台周辺は札幌のど真ん中なので、イカした飲食店も多い。「バルコ札幌」は、北海道の食材をつかった、スペイン風バー。タパス(小皿料理)とビール、ワインでサッと飲めるのがいいですね。立ち飲み用のバーカウンターとカウンター席、2人用テーブルがあって、約100種類のワインが飲めます。
地域を楽しむ北海道バーで、一枚板の厚いテーブルが使われていたり、店内の装飾などにもかなりこだわっているんです。バーにしてはライティングがけっこう明るめで、昼夜楽しめそうです。しっぽり飲みにも利用できそうですよ。
http://waku2tsurui.blogspot.jp/2010/11/blog-post_15.html
■ 基本情報
- ・名称: バルコ札幌 (BARCOM SAPPORO)
- ・住所: 北海道札幌市中央区北二条西2-15 STV北2条ビル 1F
- ・アクセス: 地下鉄大通駅から徒歩5分
- ・営業時間: [月~土]16:00~24:00 [日・祝]16:00~22:00
- ・定休日: 不定休
- ・電話番号: 011-211-1954
- ・公式サイトURL: http://barcom.jp
4.それほどがっかりしない 札幌時計台はここです
いろいろ詳しく調べてみると、けっこう良いじゃない?と思える札幌時計台。その歴史とか、時計台にまつわるエピソードなども一緒に調べておくと、観光するときの面白みもより一層分かるかもしれませんよ。ぜひ行ってみましょう。■ 基本情報
- ・名称: 札幌市時計台
- ・住所: 札幌市中央区北1条西2丁目
- ・アクセス:地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」下車、徒歩5分
- ・営業時間: 8時45分~17時10分 ※入館は17時まで
- ・定休日: 第4月曜(祝日の場合は翌火曜)、年末年始
- ・電話番号: 011-231-0838
- ・料金: 大人200円、中学生以下は無料
- ・所要時間: 約30分
- ・公式サイトURL: http://sapporoshi-tokeidai.jp/
■ 基本情報
- ・名称: 北海道庁旧本庁舎
- ・住所: 北海道札幌市中央区北3西6
- ・アクセス: JR札幌駅から徒歩7分
- ・営業時間: 年末年始休8:45~18:00(閉館)、ライトアップは日没~21:00
- 前庭の散策は7:00~21:00、12~翌3月は8:00~
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 011-204-5019(北海道総務部総務課、問合せは平日8:45~17:30)
- 土・日曜、祝日は011-204-5000(北海道庁中)
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.welcome.city.sapporo.jp/find/history/former_hokkaido_government_offic…
札幌市時計台の地図はこちら
3.オランダ坂(長崎県)
三大がっかり名所、最後の座を射止めたのは長崎県の「オランダ坂」。ほかにも沖縄の守礼門などが候補に挙がりますが、微妙ながっかり感としては、オランダ坂よりほかはありません。このあたりは、江戸時代に外国人が住んだ場所で、当時はどの国の人も「オランダ人」とよんだので「オランダ坂」とつきました。
がっかりの理由は「単なる坂だから」。両側に店があるわけでなし、まわりでオランダまんじゅうやオランダせんべい、オランダ坂着ぐるみキティちゃんなどを販売していることもなく、ただの坂です。景色はいいですが、「だからどうした」という気持ちが急な坂をのぼる疲れとともにじわじわとくるようです。
http://www1.cncm.ne.jp/~tomo-u/gallery_higashiyamate.htm
活水学院(かっすいがくえん)の下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂です。レンガ塀が残る石畳の坂道は、なかなかきれいです。が、やはり皆さんのコメントは、多少手厳しいものがありますね(笑)。 http://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298568-d590955-Reviews-Dutch_Slope-..
ume-y
しかし、こんな好意的なコメントも!
http://tseki.exblog.jp/m2010-01-01/
2.オランダ坂は、今後に期待!
正直言いまして、オランダ坂そのものはそれほどがんばっているわけでもなさそうです。が、歩いて5分くらい場所で、これからの時期、長崎ランタンフェスティバルが始まります!これは中国とのかかわりが深いことから、毎年旧正月に市内中心部で約1万5000個ものランタン(中国提灯)をともすイベント。
大きなものから小さなランタンまで、所せましとならんだランタンが見事です。メインの巨大ランタンは、干支をモチーフにしたもの。そこへ龍踊り・中国雑技があわさって、とにかくにぎやかなお祭りです。いまも長崎に息づく、中国文化をぜひとも体感してくださいね。
普段はこんな感じの坂です。斜度はけっこうありますよ。
http://tseki.exblog.jp/m2010-01-01/
■ 基本情報
- ・名称: 2015長崎ランタンフェスティバル
- ・開催地: 長崎市 湊公園、長崎新地中華街、中央公園、長崎市中心部一帯
- ・アクセス: JR「長崎駅」から「正覚寺下行」の路面電車約6分「築町」~徒歩3分
- ・開催期間: 2015年2月19日~3月5日
- ・電話番号: 095-822-8888 長崎市コールセンター「あじさいコール」
- ・料金: 観覧無料 ※一部参加有料
- ・公式サイトURL: http://www.nagasaki-lantern.com/
3.オランダ坂周辺のイケてるスポット
http://tseki.exblog.jp/m2010-01-01/
オランダ坂の周辺には、東山手洋風住宅群と言われるエリアがあります。外国人居留地だった面影がのこっていて、雰囲気がいいです。上の写真は「東山手13番館」。フランス領事館として使われていたそうで、ヨーロッパっぽいかんじがしますね。 東山手と長崎の詳しい歴史が知りたければ、東山手十二番館へ。こちらは、はじめロシア領事館として作られ、その後アメリカ領事館や宣教師の住宅に変わった建物です。長崎港に向かって建っているので、眺望がいい。東山手のミッションスクールの歴史を紹介する、歴史資料館になっています。
http://tseki.exblog.jp/m2010-01-01/
■ 基本情報
- ・名称: 東山手十二番館
- ・住所: 長崎市東山手町3-7
- ・アクセス:市民病院前電停(バス停)から徒歩約8分
- ・営業時間: 9:00~17:00
- ・定休日: 12月29日~1月3日
- ・電話番号: 095-827-2422
- ・料金: 無料
- ・所要時間: 約30分
- ・公式サイトURL: http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/106/
4.じわじわガッカリする(笑) オランダ坂はここです
■ 基本情報
- ・名称: オランダ坂(おらんだざか)
- ・住所: 長崎県長崎市東山手町
- ・アクセス: JR長崎駅から徒歩すぐの長崎駅前電停→路面電車正覚寺下行きで7分、
- 築町電停下車、石橋行きに乗り換え3分、市民病院前電停下車、徒歩4分
- ・電話番号: 095-822-8888 長崎市コールセンター
- ・公式サイトURL: http://www.nagasaki-tabinet.com/detail/index_105.html