青の洞窟を実際にみてみたら、その深さとどこまでも続く青さに心が揺さぶられるのではないでしょうか。見る人を魅了する自然の神秘、ビビッと来る洞窟が見つかったら、是非でかけてみてください。ぐるっと海に囲まれている日本の地形ならではの嬉しい特権、お気に入りの洞窟を見つけてください。
突然ですが、青の洞窟に行ったことはありますか?イタリア・カプリ島にあるものが「青の洞窟」として有名ですが、イタリアまではなかなか行けない!という方に朗報です☆日本にも絶景青の洞窟がいくつもあるんです!
今回はその中から厳選して、日本の青の洞窟を9つご紹介します♪
青の洞窟とは?
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こちらは本場、イタリアカプリ島の「青の洞窟」。青の洞窟とは半没状態の海に面した洞窟で、多くの洞窟が限られた入り口から中に入ることが出来ます。太陽の光が反射して海中を通過して届いているため、海の青がより青くきれいに光ります。自然が作り出したブルーの世界。洞窟の中で見るからこそ日常と遮断された神秘的。また、自然のものなので天候によっては見ることが出来ません。そんな気まぐれなところも魅力かもしれません☆
太陽の光は赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色、いわゆる虹の色で構成されています。このうち、青色のみが大気中や海中で乱散されることによって空は青く、海は青く見えます。青の洞窟では太陽光が海底の白に反射し、「青」をライトアップするような現象が起こり、特に幻想的な青が作り出されるんです。
日本にもあった!青の洞窟
1.沖縄 真栄田岬
日本の中で海がきれいなところといって思い浮かべるのはやっぱり沖縄ですよね。沖縄にある青の洞窟ではシュノーケリングやダイビングが楽しめます!沖縄本島の真ん中あたりにあります。とても人気スポットなのでハイシーズンにはたくさんの観光客で賑わいます!
青色に輝く幻想的な世界にはハタンボやアカマツカサ、オトヒメエビをはじめとするさまざまな生物も生息しており、なんだかとても神秘的。洞窟内は奥行きが35メートル、最深部は6メートルほどになるそうです。
2.北海道 小樽塩谷海岸
北海道にも青の洞窟があります。北海道の小樽にある青の洞窟ではシーカヤックにのって青の洞窟へ行くことが出来ます。ガイドさんが丁寧に指導してくれるので初心者でも安心。また、3歳以上で乗ることが出来るので家族でも楽しむことが出来ますよ。海抜0mのシーカヤックから眺める海は絶景ですよ。シーカヤックは自分で操作するそうですが、簡単な講習がありますので未経験の方も安心です。ちなみに。お子さんは90センチ以上なければ利用できませんのでご注意を。
3.岩手 八戸穴
http://ijinkan2.exblog.jp/iv/detail/index.asp?s=7977968&i=200805/02/32/f0011632_…
岩手県浄土ヶ浜近くにある青の洞窟は船で行くことが出来ます。約20分ほどの船の旅を楽しむことが出来ます。餌がもらえるので近くを飛ぶ鳥たちに餌をあげることも出来ます。そしてお目当ての青の洞窟はとってもきれいなエメラルドグリーン。思わず言葉を失う美しさです。さっぱと呼ばれる小型船で八戸穴を探検します。洞窟内だけではなく、浄土ヶ浜内湾の見どころとなる剣ノ山・賽の河原・血の池もあわせて見られますよ。この景観に心を奪われること間違いありませんよ。
4.静岡 西伊豆・堂ヶ島洞窟
http://shizuoka.mytabi.net/izu/archives/dogashima-dokutsumeguri.php
静岡県の観光地、伊豆にも青の洞窟はあります。遊覧船で近くの島々や青の洞窟を見ることが出来ます。その美しさはイタリアの青の洞窟にもひけを取らないほど☆この洞窟は「天窓洞」と呼ばれており、天然記念物に指定されています。その名の通り、天上部分にぽっかりと穴が空いており、そこから陽の光が差し込むことで、非常に神秘的な風景が生み出されるんですよ。
5.兵庫 山陰ジオパーク
日本海にもあります!兵庫県ではシュノーケリングをしながら青の洞窟を楽しむことが出来ます。太陽光が降り注ぐ神秘的な青の世界を肌で感じることが出来ますよ☆ジオパークは「大地の世界遺産」と呼ばれています。こちらの青の洞窟はテレビや雑誌などでも取り上げられている有名なスポットなんですよ。非常に人気があり、休日や祝日は混み合いますのでご注意ください。
青の洞窟へ行った人の声
まず餌付けでお魚さんがわんさか寄ってきます。 その後、青の洞窟へシュノーケルをしながら泳いでいきます。 よく沖縄本に紹介してあるあの感じです。 もし時間があればぜひおすすめです!
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1120809-d1892453-r266081890-Blue_Cave…
9:30出発し10:30位に青の洞窟シュノーケルで入洞 とても素晴らしい、見ないと感動はありません。 洞窟の中には、魚も居り、様々な体験ができます。 時間は午前がお奨め、洞窟の入り口は朝日を迎え入れます。
http://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1120809-d1892453-r270476224-Blue_Cave…
6.石川 珠州岬
石川県能登半島にあるこの岬の名前は「すずみさき」と読みます。日本の3大パワースポットのうちのひとつです。残りのふたつは富士山と長野県分抗峠。珠洲岬は南からの対馬暖流と北から来るリマン寒流が出会うだけではなく、大気の気流も合わさる珍しい場所です。2014年に開通したトンネルを通ると、青の洞窟につながっています。インドから来た仙人も天へ昇る修行をしたと言われる、この青の洞窟は縁結びを始めたくさんの願い事がかなう場所でもあります。入り口から洞窟までは子供でも充分に歩けます。
能登の大自然が残る珠洲岬は、海の色も鮮やかで流れる空気も心地の良いところです。ただでさえ神秘的な青の洞窟は、午前中の特定の時間に、いくつかの条件がそろう時により深い色の青の洞窟になるようです。
■ 基本情報
- ・名称:青の洞窟(珠洲岬)
- ・住所: 石川県珠洲市三崎町寺屋
- ・アクセス:JR金沢駅→珠洲特急バス→珠洲鉢ヶ崎下車→タクシー15分
- ・営業時間:8:00~22:00
- ・定休日:無休
- ・料金:1500円(空中展望台スカイバードと青の洞窟)
- ・電話番号: 0768-86-8000 (ランプの宿)
- ・参考サイトURL:http://www.lampnoyado.co.jp/(ランプの宿)
7.新潟 小木の琴浦
佐渡島にはトキがいます。そして、ダイバー憧れのコブダイが生息しています。清らかな自然の残る佐渡には青の洞窟も待っています。シーカヤックを漕いで進んでいくと、青の洞窟と呼ばれる竜王洞にたどり着きます。ここの海底の砂も真っ白いために、まさしくイタリアの青の洞窟のような世界が広がっています。お勧めの季節は海の透明度がグンと増す8月中旬から10月頭ですが、初夏には青の洞窟のある小木琴浦が、新緑の淡い色や咲き出した花々でこの時しか見られない景色に包まれます。一年の中で一番見ごたえのある小木琴浦と青の洞窟のコラボレーションも想像を遥かに超えるコースになります。
シーカヤックだけではなく、佐渡ならではのたらい舟に乗って竜王洞へ行くこともできます。シーカヤックに自信のない人は、たらい舟に揺られて行ってみましょう。
■ 基本情報
- ・名称: 小木ダイビングセンター・青の洞窟
- ・住所: 新潟県佐渡市琴浦225-2
- ・アクセス: 小木港から車で約10分/最寄りのバス停「琴浦入口」(宿根木線)から徒歩約7分
- ・定休日:無休
- ・電話番号:0259-86-2368
- ・料金: 約3時間のシーカヤックコースが5400円
- ・オススメの時期: 8月中旬~10月始め
- ・公式サイトURL: http://www.sadodiving.info/
8.三重県 熊野
三重県熊野市は海と山の自然があふれる紀伊半島の東側の町です。熊野市といえば世界遺産に登録された熊野古道が有名です。そして、他にも「日本百景」「21世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれている名勝があり、熊野の魅力を見るのに1日で周ることはできません。そんな中、熊野で見逃せない絶景の一つが楯ヶ崎にある、青の洞窟です。熊野の海岸線はリアス式になっているので独特の形をした大きな岩が点在しているのを迫力ある景色を見ることができます。松崎港から出ているの遊覧船に乗ると、釜の口と呼ばれる、青の洞窟が目の前に広がります。
快晴の日の午前中に船に乗れれば、見渡す限りの青い空とどこまでも続く広い海の途中にあるまさしく「青の洞窟」に感動することでしょう。
コストパフォーマンスの高い遊覧ができるこの「楯ヶ崎観光遊覧」。熊野観光で行けるところはたくさんありますが、ここはぜひとも外したくないスポットです。この海岸は陸路でもエキサイティングで楽しいんですが、普段見ることができない景色が見れるので、海路の方がもっと楽しめますよ♪釜の口は熊野の青の洞窟とも言われているほどキレイ。言葉を失ってしまうほどの青さです。大きな柱状節理の石壁も一見の価値ありですよ。
■ 基本情報
- ・名称: 楯ヶ崎観光遊覧
- ・アクセス: JR熊野市駅から車で約40分
- ・電話番号: 熊野市観光公社 Tel 0597-89-2229(前日までの予約制)
- ・料金: 5名以上の場合 大人ひとり3000円/子供(小学生以下)1500円
- ・所要時間:約1時間10分
- ・参考サイトURL: http://kumano-kankou.com/?page_id=465(熊野市観光公社)
9.長崎 白戸の穴洞窟い
長崎市にある野母半島の南に樺島という小さな島があります。この周りをぐるっとクルージングで巡るコースの途中に、青の洞窟が見られます。青の洞窟のある、白戸の穴洞窟はかつて海賊が暮らしていたとの言い伝えがあります。その時の名残か、岩の中に祠が残っています。白戸の穴洞窟には様々な奥行きの穴がいくつも開いているのですが、船で入れるのはそのうちのたったひとつだけです。
この洞窟の中に青の世界が広がっています。自然条件がそろえば、イタリアの青の洞窟さながらの景色にうっとりするでしょう。
青の洞窟を案内してくれる船は、釣り人の瀬渡しが専門の船です。天候によってお休みになることはもちろん、瀬渡しが優先になりますので、出航の時間が希望通りにならないこともあります。
樺島クルージングでの一番の見どころはやはり青の洞窟。イタリア、沖縄に次いでキレイな青の洞窟なんです♪特に晴れの天気だと洞窟内に太陽光が差し込み、青く見えます。でもこのクルージングでは青の洞窟以外にも見どころがたくさんあるんですよ。例えば、海から見た樺島灯台。この灯台は陸側から車で行けます。そして座礁したクレーン船。タコのすみかとなっており、当時の悲惨さが伝わってきます。見どころいっぱいの樺島クルージングに行ってみましょう!
■ 基本情報
- ・名称: 長崎市野母半島の白戸の穴洞窟
- ・住所: 長崎県長崎市野母崎樺島町
- ・アクセス:JR長崎駅から車で約50分、樺島大橋側
- ・電話番号: 090-2514-8950 ( (船長: 松崎様))
- ・料金: 大人2人3000円。一人増えるごとに1000円追加。
- ・所要時間: 40分
- ・公式サイトURL: http://michishio.skr.jp/
日本版青の洞窟はいかがでしたでしょうか。私たちの心を癒してくれる美しい自然が日本にもまだまだたくさんあります。清らかな海の青さを眺めながら、のんびりとリラックスすれば、元気も鋭気もパワーアップすること間違いなしです。とっておきの青の洞窟に出かけてみてください。
ぜひ、日本の青の洞窟にも行ってみてくださいね♪