今回初めて訪れたいわき湯本温泉。(2014/03/25)
いわき湯本温泉は奈良時代「三箱(さはこ)の御湯」として、愛媛の道後、兵庫の有馬温泉とともに日本三古泉といわれ、開湯は1200年以上の歴史があります。
古くはこの地は「佐波古(さはこ)」と呼ばれていたそうで、諸説ありますが「さはこ」とはアイヌ語で小さな崖(平らな谷とも)のことだそうです。
現在の「さはこの湯」は1995年に建造された江戸末期の建物様式を再現した純和風の建物で「さはこの門」、「火の見櫓」を配置したいわき湯本温泉の新たなシンボルとなっています。
さて、玄関を入ります。
見上げると大きな玉飾りが出迎え。
館内は2階まで吹き抜けになっていて開放的な雰囲気。
映っていませんがお客さんで賑わっていました。
ちなみに3階は有料休憩室で、2階は温泉資料展示コーナー(メンテナンス中でクローズ・2014年3月現在)など。
入浴券はこちらの自販機で。
格安料金なので銭湯感覚で地元の方々に愛されているようです。
消費税増税により4月から入浴料金が大人230円になっています。
早速中へ。
男女別内湯のみですが、うたせ湯のある岩風呂「宝の湯」と、八角形の形をした木の香り漂う檜風呂「幸福の湯」があり、男女が日替わりで入浴できます。
この日の男湯側は岩風呂「宝の湯」。
脱衣所はカギの掛かるロッカータイプ。
パウダーコーナーにはドライヤーあり。
浴室内に入るとしっかりとした硫黄臭を感じます。
岩風呂「宝の湯」は真ん中にうたせ湯、向かって右手にL字型の大き目の浴槽。
そして左手に小さめの浴槽があります。
浴槽で熱め、ぬるめに分かれているのかと思いましたが湯温はさほど違いを感じられず。強いて言えば大きい浴槽が若干熱めだったかも。
ここのお湯は熱いと聞いていましたがこの日は割と適温でした。
お湯は薄濁り、ややトロリ系。
湯上りはしっとりすべすべで温まります。
源泉の湧出地に近いそうです。湯量豊富でとても湯力を感じました。
洗い場にカランはシャワー付きで8基。
他に立って使うタイプのシャワーブースが1基。
泉質表示。
源泉名 常磐湯本温泉 湯本温泉源泉
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 58.9℃
pH値 8.2
メタケイ酸 86.1
いわき湯本温泉 さはこの湯
福島県いわき市常磐湯本町三函176-1
TEL 0246-43-0385
営業時間 8:00~22:00
定休日 毎月第3火曜日(祝日の場合は翌日)、元旦