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『体は子供、頭脳は大人』の江戸川コナンが尊敬する江戸川乱歩は、ミステリーファンでなくても知っているはず。そんな江戸川乱歩が亡くなるまで住んでいた住宅には数々の資料が残されているのです。乱歩ファン必見の旧江戸川乱歩邸を紹介していきます。1、旧江戸川乱歩邸とは?
立教大学キャンパスに隣接する旧江戸川乱歩邸は、立教大学が資料や蔵書と共に購入して、当時の姿のままに修復され保存公開されています。幻影城と呼ばれる土蔵には、多くの蔵書があるなどファンなら絶対に立ち寄りたい場所です。引越し魔だった乱歩が腰を据えるだけありのどかで静かな場所だったそうです。
2、旧江戸川乱歩邸の魅力
少年探偵団や怪人二重面相で一躍有名になった江戸川乱歩は、日本でも屈指のミステリー作家。モダニズム溢れる乱歩の世界は、日本人を夢中にしたものです。とにかく転職歴が多いことと引っ越し歴が多いことでも有名で、その豊富な知識はそこから生まれたとも言われます。人間嫌いで孤独好きな江戸川乱歩が、晩年を過ごした邸宅には様々な嗜好がされていて『希代のミステリー作家』らしい蔵書もそのままに残されています。
3、旧江戸川乱歩邸の見どころ
1、46回目の引っ越しで手に入れた家
360坪の敷地には純和風の母屋に幻影城と呼ばれる土蔵、そして増築された洋館が並んでいます。31年間、70歳で息を引き取るまで此処で暮らしました。引っ越し魔だった乱歩が、ここを選んだのは空き地や田園が多く静かだった事が一番の理由だそうです。
2、乱歩プロデュースの家
日本的な母屋に洋館とハイカラな邸宅が特徴的。乱歩は、西洋に対する憧れも強く洋館は自ら図面まで書いたそうです。家具は三越に発注して作られたそうで、こだわりのある洋館内部にはマントルピースがあり乱歩の肖像画が見られます。自分が快適に過ごし執筆できるように、色々工夫をしたと言うのですからそれを室内でじっくり観察したいですね。
3、幻影城(蔵)
土蔵の中には、乱歩の愛蔵書がずらりと並んでいます。有名な欧米ミステリーの原本から資料がびっしりの並ぶのは圧巻。土蔵を書庫にしてしまうスケールの大きさには驚きしかありません。この蔵があった事も、ここに住まいを決めた理由とか。この蔵で、何を考え読みふけっていたのでしょうか・・・気になります。
資料の閲覧には事前に予約が必要なので、訪れる前には忘れずに予約をいれておきましょう。
4、旧江戸川乱歩邸を訪れた人の声
http://www.ahiru-doraku.com/2014/05/blog-post.html
5、旧江戸川乱歩邸詳細
基本情報
- ・名称:旧江戸川乱歩邸
- ・住所:東京都豊島区西池袋5-15-17
- ・アクセス:JR,地下鉄,東武,西武池袋各駅から徒歩5分
- ・公開時間:金曜日(10:30~12:00,13:00~16:00) ※資料閲覧は事前予約必要
- ・定休日:金曜日以外
- ・電話番号:03-3985-4641 (立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター)
- ・料金:無料
- ・所要時間:1時間
- ・オススメの時期:
- ・公式サイトURL:http://www.rikkyo.ac.jp/~koho/ranpo/