今から400年以上も遡る織豊時代、そして江戸期の鎖国時代となっても、平戸は西洋貿易の拠点として重要な役割を担いました。そんな平戸には、当時の様子を今日に伝える貴重な史跡がたくさん残されています。平戸観光の際には、大航海時代に思いを馳せる歴史スポットを訪ねてみてはいかがでしょうか。
1.平戸オランダ商館
西洋貿易の拠点 オランダ商館
日本の西洋貿易の最大級の拠点となったのが「オランダ商館」でしょう。1639年建造の建物を忠実に再現しています。当時はキリスト教の禁止令があり、白壁に飾られた十字架は横幅を短くしています。貿易とキリスト教の歴史が見えてくるスポットです。■ 基本情報
- ・名称:平戸オランダ商館
- ・住所:平戸市崎方町2477
- ・営業時間:8:30~17:30
- ・定休日:毎年6月の第3週 火・水・木
- ・電話番号:0950-26-0636
- ・料金:大人300円、小中高生200円
- ・公式サイトURL:http://hirado-shoukan.jp/
2.オランダ塀
http://hirado.mokuren.ne.jp/?p=183
交易と当時の時代状況を考えさせるスポット
砂石を高さ2mほど平積みし、その上に漆喰で固めた塀があります。「オランダ塀」と呼ばれていますが、オランダ商館の本館や倉庫、火薬庫、病院などを隠すために築かれたと言われています。1618年に造られたもので、鎖国当時の交易の様子を感じさせる建造物です。■ 基本情報
- ・名称:オランダ塀
- ・住所:平戸市崎方町
- ・電話番号:0950-22-4111(平戸市観光課)
3.大ソテツ
http://blog.livedoor.jp/chirooffice1/archives/50896271.html
貿易商の力の象徴 大ソテツ
オランダやイギリスとの貿易が盛んになると、有力な貿易商が力をもつようになります。延命町(今の浦の町)には、川崎屋助右衛門、半田五右衛門、伊藤謀等の貿易商が軒を並べていました。この浦の町にある老ソテツは、川崎屋全盛時代に植えられたと言われています。■ 基本情報
- ・名称:大ソテツ
- ・住所:平戸市浦の町
- ・電話番号:0950-22-4111(平戸市観光課)
4.幸橋 (オランダ橋)
http://www7b.biglobe.ne.jp/~fukuokadeasobitai/hirado_saiwaibashi.html
オランダ商館の石造建築から生まれた「オランダ橋」
もともとは、1669年に当時の平戸藩主松浦鎮信(天祥)が木造の橋を架けました。船による往来から比較するととても便利になり、「幸橋」と命名。その後1702年、オランダ商館の石造建築に携わった石工の技術によって造られた石橋となり、「オランダ橋」という名も与えられました。■ 基本情報
- ・名称:幸橋 (オランダ橋)
- ・住所:長崎県平戸市岩の上町亀岡
- ・電話番号:0950-22-4111(平戸市観光課)
5.平戸ザビエル記念教会
http://mamerukucoffee.blog.jp/archives/27093007.html
西洋文化の象徴でもある「平戸ザビエル記念教会」
西洋との交流は貿易や技術の導入だけではなく、キリスト教の伝来も大きな出来ごとでした。今日では、ザビエルの3度の平戸訪問を記念してザビエルの像が造られ、名も「平戸ザビエル記念教会」と改められています。平戸観光の名所の一つであるとともに、キリスト教伝来の歴史を学ぶスポットとなっています。■ 基本情報
- ・名称:平戸ザビエル記念教会
- ・住所:平戸市鏡川町269
- ・営業時間:6:00~17:00(※日曜は午前10時頃までミサのため見学不可)
- ・電話番号:0950-22-3060(平戸観光交流センター)
6.松浦史料博物館
http://masaji.at.webry.info/200907/article_80.html
西洋と交流と平戸藩主「松浦氏」について学べるスポット
松浦史料博物館は、旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する史料を収蔵しています。1550年のポルトガル船入港以来、出島での交易が始まるまでの間、中国や朝鮮、西洋各国との交流が盛んとなりました。松浦氏はその中心となっていました。基本情報
- ・名称:松浦史料博物館
- ・住所:平戸市鏡川町12
- ・営業時間:8:30~17:30
- ・定休日:12月29日~1月1日
- ・電話番号:0950-22-2236
- ・料金:大人500円、中人300円、小人200円
- ・公式サイトURL:http://www.matsura.or.jp/
7.オランダ埠頭
http://s.webry.info/sp/masaji.at.webry.info/200907/article_71.html
西洋貿易に欠かせない商船 その発着場「オランダ埠頭」
オランダ商館の船着場として使われていたのが「オランダ埠頭」です。階段状になっているため、潮の干満の差にも対応出来る仕組みとなっています。西洋貿易のためには欠かせない商船。その船が行き来した様子が想像できます。基本情報
- ・名称:オランダ埠頭
- ・住所:平戸市崎方町
- ・電話番号:0950-22-4111(平戸市観光課)
8.オランダ井戸
http://blog.goo.ne.jp/hei6hei6/e/10166669b226b0ed9c802d9fc0efb6f6
当時の暮らしを想像させる「オランダ井戸」
オランダ商館の日常生活を支えた「オランダ井戸」。大小二つの井戸があり、大きな井戸は屋外用です。小さな井戸は屋内用として使われてきました。当時の暮らしを想い起こさせる史跡の一つです。基本情報
- ・名称:オランダ井戸
- ・住所:平戸市崎方町
- ・電話番号:0950-22-4111(平戸市観光課)