Armandas Jarusauskas
星の数ほどありそうな地名には、名付けのように、その一つひとつにエピソードが隠されていることを知っていますか?今回は東京の副都心として、「眠らない街東京」を体現している池袋にスポットを当ててみます!池袋、という地名の由来を紐解いていきませんか?1.池袋地名ゆかりの池とは?
池袋という地名は、他の地名と比べても随分昔から存在したそうです。昔、辺り一帯に多くの池があったことが由来となっているそうです。その池の一つは川の水源となって、雑司が谷用水に利用され、神田川と合流していたものの、治水工事などを経て川は地下へ潜り、池は埋め立てられてしまったのだそうです。
この昔の姿を偲んで、池袋駅西口にあるホテル・メトロポリタンの目の前にある「元池袋史跡公園」の一角に石碑と共にあるのが、この池です。
2.池袋地名ゆかりの池の魅力
駅近くにあるホテルの目の前にある「元池袋史跡公園」は、こじんまりとした公園ですが、その一角に池袋の地名にゆかりのある池を復元したものが作られています。井戸水を水源として作られましたが、枯れてしまったため池には残念ながら水はありません。しかし、湧き水が豊富で池がたくさん点在し、森林が豊かだった頃を偲ぶように、モニュメントがいたるところに設置されています。中でも、池袋にちなんでフクロウがモチーフとなっているものが多いようです。
フクロウの樹のモニュメントやパネルなどがあるので、気軽に散策を楽しむことができますよ。
3.見どころ・お勧めポイント
1.東京芸術劇場
池袋西口にあるので、公園からはすぐの距離にあります。その名の通り、観劇や音楽鑑賞はもちろんですが、館内にはレストランなどの飲食店や雑貨屋などのテナントも充実しているので、気軽に立ち寄ることができます。
また、隔週ではありますが、土日には劇場前の広場で大道芸を見ることもできます。
2.池袋演芸場
池袋駅西口近くの繁華街の一角にある、都内に4ヶ所ある落語寄席のうちの一つがこちらです。開発がめまぐるしく行われている池袋の中で、昔ながらの風情を残す数少ない場所の一つでもあります。館内は狭く、落語家の表情までしっかり見ることができ、会場が一体となって聞き入ることができるところが魅力です。
落語だけでなく、漫才やマジックも見ることができる、穴場です。
3.自由学園明日館
国指定の重要文化財のこの建物は、大正時代に自由でユニークな学校として建てられました。帝国ホテルと同じ、世界的に有名なアメリカ人建築家のフランク・ロイド・ライトによって設計され、現在では結婚式場として大人気です。
結婚式が行われていなければ、中も見学できるそうです。土日でも月に一度は内部見学ができるそうなので、ぜひこの建築家の真骨頂と言われている内部を見学してみてくださいね。
4.口コミ
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5.「池袋地名ゆかりの池」についての詳細
基本情報
- ・名称:池袋地名ゆかりの池
- ・住所:東京都豊島区西池袋1-9-12
- ・アクセス:JR池袋駅メトロポリタン口より徒歩2分
- ・オススメの時期:通年