十和田市の魅力を知ろう。歴史から観光スポットまで十和田市の基本情報をまとめてご紹介

十和田市は、宮崎県川南町と福島県矢吹町と並ぶ日本三大開拓地の一つで、カルデラ湖である十和田湖と奥入瀬渓流が山合いの美しい自然を作り出している街です。人と街がつながる十和田の魅力をご紹介します！

１、十和田の魅力

　十和田は明治１７年に軍馬育成所(後の軍馬補充部)が開設され、馬産地として知られているので、街の中には馬を模ったアートやオブジェがあちこちにあります。山間の小さな街ながら、調和のとれた綺麗な街づくりがされていて、住人の方々の街を愛する心が伝わってくるような、ほっこりした気分になります。
　特に十和田市の官庁街通りにはたくさんの馬のオブジェがあり、別名「駒街道」とも呼ばれています。この通りは、「日本の道100選」にも選ばれていて、１５６本もの桜の木が並木を作っていて、シーズンになると一面ピンク色に染まる、美しい街道です。

２、十和田の歴史

　元々は三本木原と呼ばれる荒蕪の台地だったところに、安政2年（1855年）に奥入瀬川から水を引く計画が着手され、安政6年（1859年）に稲生川として引水に成功し、開拓の歴史が始まりました。明治18年には、陸軍が軍馬局出張所を設置したことから馬産が栄えたのと、昭和24年から普及段階に移された冷害に非常に強い稲の品種「藤坂5号」がこの地域で急速に広まり、現在のような穀倉地帯になりました。

３、十和田のおすすめ観光スポット

十和田湖

　約20万年前に始まった火山活動により形成されたカルデラ湖である十和田湖は、北の景勝地としても名高く、空も周りの山々も全て映し込む鏡のように美しい湖と、つい深呼吸したくなる開放的な大パノラマを同時に見ることが出来ます。青森と秋田の県境に架かる「両国橋」から乙女の像がある「御前ヶ浜」まで完備された遊歩道から、春には花々が咲き、夏には新緑、秋には紅葉、冬には幻想的な雪化粧と姿を変える十和田湖を眺めることが出来ます。

奥入瀬渓流

　十和田湖畔から焼山まで約１４ｋｍ続く奥入瀬渓流は、特別名勝・天然記念物として国の指定を受け保護されています。長い年月をかけ自然の力だけで形成された流れを、木々のトンネルをくぐりながら散策すると、心が洗われるような気分になります。滝や清流など、人の手では作り出せない造形美に自然の力を感じてみて下さい。

十和田市現代美術館

　「アート作品のための家」・十和田市現代美術館は、２００８年にオープンしました。敷地内に大小さまざまな展示室が点在し、その一つひとつに異なるテーマの作品が展示されています。また、さまざまなジャンルで体験型ワークショップが開催されているので、是非、HPをチェックしてみて下さい。

４、十和田のおすすめホテル・旅館

奥入瀬　森のホテル

　奥入瀬渓流からほど近い「森のホテル」は、湯ざわりが柔らかいさらりとした八甲田山麓にある「猿倉温泉］の源泉をひいた温泉ホテルです。自然と静寂、四季折々の草花の香りの中で、ゆったりとくつろげる贅沢なお宿です

奥入瀬渓流ホテル

　奥入瀬エリアで唯一のリゾートホテルで、ガラス張りの展望風呂からは奥入瀬の大自然を眺望でき、ラウンジには岡本太郎の巨大暖炉が中央に配されている、特別な癒しの空間です。また、朝に「早朝アクティビティ」として、奥入瀬渓流の一番美しい朝のひと時を体験することができるプログラムがあります。

５、十和田のおすすめ名産グルメ

ひめます

　湖の幸「ヒメマス」は、ひめの名にふさわしく小ぶりで、綺麗な銀色の体に鮮やかなオレンジ色の身が特徴的な魚です。綺麗な湖で生息しているので、贅沢にお刺身で頂くのがおススメです。十和田エリアのほとんどの食事処で食べることが出来ます。

十和田バラ焼き

　全国B－１グランプリ（B級グルメグランプリ）で、８位の栄光に輝いた、十和田のB級グルメです。牛のバラ肉と大量のタマネギを、醤油ベースの甘辛いタレに絡めて鉄板の上で炒めるだけのシンプルな料理ですが、ご飯のおかずにも、ビールのお供にも最適です。

６、十和田のイベント

桜流鏑馬（さくらやぶさめ）

　毎年桜のシーズンに、女性の騎手による鏑流馬を見学できるイベントです。桜の舞う中、凛々しい騎手が的を狙う姿には魅了されます。他にも馬車が運行されたりするので、大人も子供も楽しめるお祭りです。

十和田湖冬物語

　昼はホーストレッキングやビッグスライダー、湖上遊覧などを楽しみ、陽が沈んだ後はライトアップされた氷のモニュメントや6000個ものスノーランプ、そして冬花火と、幻想的な世界を堪能することができるイベントです。空気の澄んでいる厳冬期に打ち上げられる花火は、甲高く外輪山にこだまし、青森を代表する冬のイベントを盛り上げてくれます。

＊＊十和田の公式観光HPはこちら＊＊
http://www.towada-kankou.jp/index.html
http://towadako.or.jp/