TANAKA Juuyoh (田中十洋)
明治~昭和初期に栄えた日本の絹産業。群馬県富岡市には、その全貌を現在に伝える施設が多く残されており、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界文化遺産に登録されています。 かつての日本の主力産業の歴史に触れ、周辺の観光スポットも楽しめる、そんな富岡製糸場とその周辺の旅は、家族旅行にもオススメです。
1. 世界文化遺産☆富岡製糸場とは
群馬県富岡市に残る「富岡製糸場」は、1872年にフランスの技術を取り入れて建設された建物です。その技術とは、木の骨組みにレンガを組み合わせた「木骨レンガ造り」。富岡製糸場は、同じ時期に造られた木骨レンガ造りの建物では随一の保存の良さで、周辺の往時の絹産業施設とともに、2014年06月、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界文化遺産に登録されました。
歴史ある建物なので、見学の際には解説員によるガイドツアー(200円)、または音声ガイド(200円)の利用がオススメです。
【富岡製糸場】
・住所:群馬県富岡市富岡1-1
・アクセス:
[お車ご利用の場合] 上信越自動車道富岡I.C下車、各駐車場まで約10分(3㎞)、駐車場より徒歩約10分(500m)
[電車ご利用の場合] 高崎駅で上信電鉄に乗換え(約40分)、上州富岡駅下車、徒歩約15分(1㎞)
*電車ご利用の場合は、入館券とセットの「富岡製糸場見学往復割引乗車券」が便利でお得です!
・料金:大人1000円、高校・大学生250円、小・中学生150円
・開場時間:9時~17時(受付は16時30分まで)
・休館日:毎週水曜日(GW期間、7/18~8/31、10/28は開館)、年末
・所要時間:約40分~
・電話番号:0274-64-0005
・公式サイト:http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html
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2. 「富岡製糸場と絹産業遺産群」を巡る旅
「絹産業遺産群」とは、富岡製糸場とともに世界文化遺産に登録された、養蚕の施設です。「田島弥平旧宅」「高山社跡」「荒船風穴」があります。富岡製糸場とそれぞれの施設は離れた場所にあるため、アクセスの良い高崎に泊まり、1泊2日かけるのがオススメです。
【田島弥平旧宅】近代の養蚕法を確立した田島弥平氏の、住宅兼養蚕室。個人宅の為、入れるのはお庭までです。
・住所:伊勢崎市境島村2243
・アクセス:JR高崎線本庄駅からタクシー約20分/東武伊勢崎線境町駅からタクシー約15分
*土日祝のみ、境町駅から境島村観光シャトルバス(無料)で約25分
・TEL:0270-61-5924 (田島弥平旧宅案内所)
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【高山社跡】明治16年に高山辰五郎氏が確立した新たな養蚕法を、全国及び海外に広める拠点となったのが高山社です。 現地では解説員が、養蚕の歴史や高山社について詳しく教えてくれます。
・住所:群馬県藤岡市高山237
・アクセス:
JR高崎線 新町駅からタクシーで約30分または多野藤岡広域路線バス「かんながわ号」で約35分、「高山社跡」バス停下車 または
JR八高線 群馬藤岡駅からタクシーで約20分または市内循環バス「めぐるん」で約35分、「高山社跡」バス停下車
・料金:無料
・開館時間:9時~17時
・休館日:12/28~1/4
・TEL:0274-23-5997
・公式サイト:http://www.city.fujioka.gunma.jp/kakuka/f_bunkazai/takayamasya_ato.html
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【荒船風穴】明治~昭和初期に、天然の冷風を利用して蚕種を貯蔵した施設で、その貯蔵量は全国でもトップクラスでした。 現地では解説員から養蚕の歴史や荒船風穴について教えてもらえます。山の中腹にあるため、見学は歩きやすい服装がおすすめです。
・住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧字屋敷甲10690
・アクセス:JR高崎駅から上信電鉄で約60分、下仁田駅で下車、タクシーで約30分
・料金:大人500円(平成27年5月~)、高校生以下無料
・開場時間:9時30分~16時
・冬季閉鎖期間:12月~3月
・公式サイト:http://www.town.shimonita.lg.jp/fuketsu/m01/01.html
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3. 「富岡製糸場」と周辺の観光地を巡る旅
■「富岡製糸場」と温泉の旅群馬県は温泉県でもあります。草津温泉、水上温泉、四万温泉、伊香保温泉と有名な温泉が揃っています。富岡製糸場を見学した後はちょっと足を伸ばして、温泉を楽しむのもおすすめです。
・富岡製糸場と草津温泉の旅、プラン詳細はこちら→http://www.yumomi.net/tomioka_access/
・群馬県の温泉地、詳細はこちら→http://gunma-dc.net/sp/spa/
■「富岡製糸場」と軽井沢旅行
軽井沢と富岡製糸場は日帰り旅行で行ける距離で、軽井沢ー富岡製糸場間を結ぶシャトルバスも運行されています(1週間前要予約)。 夏休みなど、富岡製糸場で養蚕業の歴史に触れ、軽井沢で思いっきり遊ぶ、というプランはいかがでしょうか
・富岡と軽井沢の観光連携プロジェクト詳細はこちら
→ http://karuizawa-kankokyokai.jp/news/11382/
■「富岡製糸場」と渡瀬渓谷の旅
秋に富岡製糸場に行くなら、ぜひとも足を伸ばしてみたいのが、渡瀬渓谷。 トロッコに乗って豊かな自然を感じてみてはいかがでしょうか。
・渡瀬渓谷を走るトロッコの詳細はこちら→http://www.watetsu.com/torokko.html