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古き良き日本の佇まいをとどめた角館の街。その街角にアール・デコの世界を存分に堪能できる素敵な美術館があります。今回は、そんな大村美術館の魅力に迫ります。1.大村美術館とは?
19世紀後半から20世紀前半に活躍したフランスの装飾芸術家、ルネ・ラリックの作品を中心に展示しているプライベート・ミュージアム。他にも同時期に活躍した芸術家によるアール・デコの作品が展示され、幾何学的かつパターン化されたスタイリッシュさが特徴のアール・デコの世界観を心行くまで堪能できる美術館です。2.大村美術館の見どころ
1.ルネ・ラリックの作品
アール・デコの巨匠ルネ・ラリックは、19世紀後半、ジュエリーデザイナーとしてスタート。当時の流行であったアール・ヌーボー様式の最先端を担った彼の作品は、アール・デコに移行した後も自然美を積極的に取り入れるなど、洗練された近代的な雰囲気の中にアール・ヌーボーを融合したような優雅さを醸し出しています。他のアール・デコ作家の追随を許さない彼の魅力あふれる作品を、遮るものなく間近に見ることができます。2.建物内装、特に展示室へ向かう細長い廊下がステキ
シンプルで温かみのあるかまぼこ型建物は、中央を切り抜いて設けられた回廊を挟んで前後に分かれています。前側の建物には、中央の通路を挟んでカフェとミュージアムショップが併設されています。ガラス張りのオシャレな空間は、思わずスーッと惹きこまれてしまいそうなやわらかい雰囲気に包まれています。また、大村美術館の象徴とも言うべき建物の前後を結ぶ回廊は、太陽の光をさんさんと浴びる光の回廊となっています。その先の薄暗いガラスの展示室への期待感と、展示物との対照的な雰囲気にワクワクすること間違いなし。
3.カフェスペース
木の温もりを肌に感じながら、その場で焙煎したこだわりのコーヒーやエスプレッソ、ティーなどを、英国王室の御用達ブランドであるWEDGWOOD(ウェッジウッド)のカップセットで楽しむことができます。優雅なカップで味わうコーヒーの味はまた格別!すべてオリジナルのクッキーが添えられています。4.ミュージアムショップ
カフェと同じく建物の前面に設けられたミュージアムショップ。ルネ・ラリックにちなんで、器やアクセサリーなどのガラス製品や、トンボ玉や七宝焼きなど世界でたった一つのハンドメイド作品もこちらでゲットすることができます。タオルやウッド製品など、身近な生活を彩る雑貨も豊富に取り揃えています。カフェとミュージアムショップのみの利用もOK。何度も訪れてしまいたくなるスポットです。
3.大村美術館を訪れた人の声
http://omachido.blogspot.jp/2010/08/blog-post_10.html
http://blog.goo.ne.jp/kakunodate-inaho/e/33d4ab1d170d6afad452ef94f67706b0
4.基本情報
■ 基本情報
- ・名称: 大村美術館
- ・住所: 秋田県仙北市角館町山根町39-1
- ・アクセス:JR秋田新幹線角館駅から徒歩15分
- ・営業時間: 10:00~17:00(4~11月) 10:00~16:00(12~3月)
- ・定休日: 4月~12月 毎週木曜日、1月~3月 毎週水・木曜日
- 年末年始、および展示替えによる臨時休館あり
- ・電話番号: 0187-55-5111
- ・料金: 一般 800円/大学生 700円/中学生・高校生 300円
- ・公式サイトURL:http://www007.upp.so-net.ne.jp/lalique/museum/