グルメで鳴らすミュージシャン、ホフディランのボーカル小宮山雄飛さん。学生時代から食欲は減退することなく、美味しい店なら何件でもハシゴできちゃうとか。
そんな、胃袋には自信のある小宮山さんが認める、ガッツり食べれて旨い、しかも千円以内とコスパの良い肉定食を今回はご紹介。いずれも空腹を満たしてくれるボリュームと、ご飯がとまらないしっかり味付け!
「油林鶏定食 ¥950」
東大の校舎にほど近い場所に、学生たちの胃袋を大昔から支え続けている、家族経営の老舗定食屋さんがある。学生で混雑するこの店を愛する常連、雄飛さんに聞く通う理由は?
「ひとりでぶらり歩くには、駒場東大前って最高の街なんですよ。こぢんまりしていて好きでね。よく松見坂のあたりから歩いてきて、ここでひとり飯をしますね。とにかくいつも学生で賑わってて、安くて美味しくてボリュームがあるんです。油淋鶏なんて、笑っちゃうくらい! こんな大きいサイズ、ほかで見たことないでしょ。非常にコスパが高いお店ですね」。
「先代から受け継いだ包丁による4代目主人の手捌きが、何とも美しい」
軽やかには食べ切れなさそうな、溢れんばかりの油淋鶏は、卵をふんだんに使用することで、ふわっとサクサク&ジューシーに仕上がるそう。
「学生たちの元気な活力がもらえる感じもいい。東大生はIQも高いしね。だから相席も楽しいんです。ここの定食が毎日食べたくて、近くに事務所を借りようかと本気で思ったほどです」。
代々継承されたほっこりとした家庭の温もりを感じる定食メニューが、学生のみならず、近隣のお洒落なクリエーターなども虜にする。時には相席も覚悟の食堂的定食屋は、懐かしい学生時代の原点をふと思い出させるアットホームさで、忙しい大人には心地よく響く。ちなみに夜も同じメニュー。定食とビールで一杯なんて、本当に至福だ。
「古き時代の定食屋が写っている昔の貴重な写真には、「ランチ捨五銭」の文字が!タイムスリップしたような時の流れを感じさせる」
①インパクトを与える300gの大ボリューム
→驚きと満足感のあるBIG サイズ。皮はパリッと中はふんわりジューシーに仕上がる、ブロイラーのもも肉を使用
②老舗定食屋ならではの白米にこだわりあり
→先代から専属の米のプロにブレンドを依頼。乾燥する冬は、しっとり柔らかな新潟産キヌヒカリをセレクト
③中華風醤油ベースの香味ねぎソース
→酢醤油にたっぷりのみじん切りねぎやパセリ、生姜を添えた、オリジナルソースが鶏によく合う。一味が隠し味に
「スタミナじゅうじゅう焼きセット ¥940」
数ある定食の中でも「ここは外せない思い出の味!」と、雄飛さんが愛するラーメン店がラインナップ。
「食べ盛りの学生の頃、友人とここに来るのが流行ってね。まだ、こってり大盛りとかがない時代に、すごいのがあるって聞いてわざわざ夜中に車を飛ばして来てました。大仁田厚さんなどプロレスラーが通っているらしいと聞くと、なんだか無性に美味しそうに感じてたんですよね。懐かしいな~」と、店との出合いを振り返る雄飛さん。
「1日30キロ使用するキャベツは千切りにして、大量に仕込んでおく。季節ごとの水分量によってタレの濃さを調整する」
創業20年以上のこの店の看板メニューはじゅうじゅう焼き。来店者の9割が目当てに通うほど。鉄板にキャベツをのせカチカチに炒め、豚肉をのせて蒸して秘伝のタレをかけた、病みつきの味わいが好評。
「味濃いめ、量多めっていう、がっつりジャンクな定食感がいいんですよ。生卵入りでスタミナっていうベタな名前もいい。豚肉は脂分が落ちているので意外とヘルシーで、蒸しキャベツとの相性も抜群。ほんのり甘みと酸味が絡み合うタレが絶妙でペロッといけます。そして何より半ラーメンをプラスできるのが素晴らしい!」。
ホテルのフレンチシェフを経験した主人曰く、赤と緑のタバスコをジュウジュウと湯気が上がっているうちにかけて酸味と辛みを飛ばし、食べて欲しいとのこと。深夜2時まで開いているので、飲んだ後にも嬉しい頼れる店だ。
「じゅうじゅう焼きの要である秘伝のタレのレシピは、取材拒否で一切門外不出。千徳さんとスタッフ2名しか知らない伝統の味が、多くのファンを虜にしてやまない」
①〆に少し食べたい!を叶える半ラーメン
→あっさりした東京らしい醤油ラーメンは半量がちょうどいい。平たい縮れ麺とシンプルなスープが、何だかホッとする
②生卵=スタミナ 昭和なネーミングがイイ
→生卵を食べるとスタミナがつく!という定説が流行した時代、初代ご主人が命名。生のうちに混ぜて絡ませて食したい
③熱々をキープする南部鉄板を使用
→温めるのに時間がかかるものの、じゅうじゅう焼きには南部鉄板がマスト。キャベツやタレを香ばしく焦がすのも通
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そんな、胃袋には自信のある小宮山さんが認める、ガッツり食べれて旨い、しかも千円以内とコスパの良い肉定食を今回はご紹介。いずれも空腹を満たしてくれるボリュームと、ご飯がとまらないしっかり味付け!
『菱田屋』の“油林鶏定食”
駒場東大前
「油林鶏定食 ¥950」
東大の校舎にほど近い場所に、学生たちの胃袋を大昔から支え続けている、家族経営の老舗定食屋さんがある。学生で混雑するこの店を愛する常連、雄飛さんに聞く通う理由は?
「ひとりでぶらり歩くには、駒場東大前って最高の街なんですよ。こぢんまりしていて好きでね。よく松見坂のあたりから歩いてきて、ここでひとり飯をしますね。とにかくいつも学生で賑わってて、安くて美味しくてボリュームがあるんです。油淋鶏なんて、笑っちゃうくらい! こんな大きいサイズ、ほかで見たことないでしょ。非常にコスパが高いお店ですね」。
「先代から受け継いだ包丁による4代目主人の手捌きが、何とも美しい」
軽やかには食べ切れなさそうな、溢れんばかりの油淋鶏は、卵をふんだんに使用することで、ふわっとサクサク&ジューシーに仕上がるそう。
「学生たちの元気な活力がもらえる感じもいい。東大生はIQも高いしね。だから相席も楽しいんです。ここの定食が毎日食べたくて、近くに事務所を借りようかと本気で思ったほどです」。
代々継承されたほっこりとした家庭の温もりを感じる定食メニューが、学生のみならず、近隣のお洒落なクリエーターなども虜にする。時には相席も覚悟の食堂的定食屋は、懐かしい学生時代の原点をふと思い出させるアットホームさで、忙しい大人には心地よく響く。ちなみに夜も同じメニュー。定食とビールで一杯なんて、本当に至福だ。
【ここが旨いのPOINT!】
「古き時代の定食屋が写っている昔の貴重な写真には、「ランチ捨五銭」の文字が!タイムスリップしたような時の流れを感じさせる」
①インパクトを与える300gの大ボリューム
→驚きと満足感のあるBIG サイズ。皮はパリッと中はふんわりジューシーに仕上がる、ブロイラーのもも肉を使用
②老舗定食屋ならではの白米にこだわりあり
→先代から専属の米のプロにブレンドを依頼。乾燥する冬は、しっとり柔らかな新潟産キヌヒカリをセレクト
③中華風醤油ベースの香味ねぎソース
→酢醤油にたっぷりのみじん切りねぎやパセリ、生姜を添えた、オリジナルソースが鶏によく合う。一味が隠し味に
『千徳』の“スタミナじゅうじゅう焼きセット”
戸越
「スタミナじゅうじゅう焼きセット ¥940」
数ある定食の中でも「ここは外せない思い出の味!」と、雄飛さんが愛するラーメン店がラインナップ。
「食べ盛りの学生の頃、友人とここに来るのが流行ってね。まだ、こってり大盛りとかがない時代に、すごいのがあるって聞いてわざわざ夜中に車を飛ばして来てました。大仁田厚さんなどプロレスラーが通っているらしいと聞くと、なんだか無性に美味しそうに感じてたんですよね。懐かしいな~」と、店との出合いを振り返る雄飛さん。
「1日30キロ使用するキャベツは千切りにして、大量に仕込んでおく。季節ごとの水分量によってタレの濃さを調整する」
創業20年以上のこの店の看板メニューはじゅうじゅう焼き。来店者の9割が目当てに通うほど。鉄板にキャベツをのせカチカチに炒め、豚肉をのせて蒸して秘伝のタレをかけた、病みつきの味わいが好評。
「味濃いめ、量多めっていう、がっつりジャンクな定食感がいいんですよ。生卵入りでスタミナっていうベタな名前もいい。豚肉は脂分が落ちているので意外とヘルシーで、蒸しキャベツとの相性も抜群。ほんのり甘みと酸味が絡み合うタレが絶妙でペロッといけます。そして何より半ラーメンをプラスできるのが素晴らしい!」。
ホテルのフレンチシェフを経験した主人曰く、赤と緑のタバスコをジュウジュウと湯気が上がっているうちにかけて酸味と辛みを飛ばし、食べて欲しいとのこと。深夜2時まで開いているので、飲んだ後にも嬉しい頼れる店だ。
【ここが旨いのPOINT!】
「じゅうじゅう焼きの要である秘伝のタレのレシピは、取材拒否で一切門外不出。千徳さんとスタッフ2名しか知らない伝統の味が、多くのファンを虜にしてやまない」
①〆に少し食べたい!を叶える半ラーメン
→あっさりした東京らしい醤油ラーメンは半量がちょうどいい。平たい縮れ麺とシンプルなスープが、何だかホッとする
②生卵=スタミナ 昭和なネーミングがイイ
→生卵を食べるとスタミナがつく!という定説が流行した時代、初代ご主人が命名。生のうちに混ぜて絡ませて食したい
③熱々をキープする南部鉄板を使用
→温めるのに時間がかかるものの、じゅうじゅう焼きには南部鉄板がマスト。キャベツやタレを香ばしく焦がすのも通
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