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蔵前駅は、かつて国技館があったことから今でも、駅に乗り降りする力士の姿を見かけることがあります。そんな蔵前駅は、地上経由で乗り換えるという珍しい駅です。それでも、蔵前駅は乗換駅として利用できます。東京にある蔵前駅の基礎知識をまとめました。蔵前駅とは?
蔵前駅は、東京都台東区にある、都営地下鉄の地下駅です。1960年に都営地下鉄1号線の駅として開業した、のちに1号線が浅草線に改称し浅草線の蔵前駅となりました。2000年に大江戸線が開業し、2路線の駅となりました。
乗り入れる路線
蔵前駅には、都営地下鉄の一号線の浅草線と一番新しい大江戸線が乗り入れています。2路線の「乗換駅」となっていますが、地上経由で乗り換えるという珍しい駅です。地上経由の乗換駅は、都営地下鉄では蔵前駅だけです。東京メトロとの乗り換え駅では本郷三丁目があります。
時刻表
浅草線と大江戸線の蔵前駅は、同じ都営地下鉄の同じ駅名の駅ですが、地下駅で連絡通路がなくまったく別の駅になっています。そのため、浅草線と大江戸線を乗り換えるには、改札を出て一旦地上に出て一般道を200mほど歩く必要があります。乗換利用する場合は最短で5分、余裕をみて10分の時間を持っておいたほうがいいです。
各路線の時刻表詳細
都営地下鉄 蔵前駅 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/timetable/asakusa/A17SD.html
1日の駅利用者数
蔵前駅の一日の平均乗車客数は、過去10年間では順調に増加していますが、浅草線と大江戸線ともに2006年度に前年比で利用者が約倍増しています。これは、2006年に浅草線と相互乗り入れしている京成線のダイヤ改正で、特別快速が導入され蔵前駅が停車駅になりました。これにより、浅草線と大江戸線の乗換利用が増えたのでしょう。平成13年度の一日の平均乗車客数は、浅草線が16,809 人、大江戸線が15,264 人となっています。
周辺観光スポット
鳥越神社
鳥越神社は、東京都台東区鳥越にあり日本武尊を祀っている神社です。鳥越神社は都心の小さな神社ですが、イベントの多い神社でも知られています。毎年6月に行われる「鳥越まつり」は千貫神輿と言われる都内最重量の神輿が練り歩きます。また、祭壇を乗せた御座船が数十隻の小舟に守られながら隅田川を下る「水上祭」は源平合戦もこうであったかと思わせる、圧巻のまつりです。精華公園
精華公園は、蔵前小学校の前にあって蔵前の憩いの場になっている地域密着型の公園です。また、「ビオトープ」があり、都心の真ん中で自然を感じられる公園にもなっています。広い敷地の中には木々が多く植えられていて、遊具もゆったりと配置されています。ベンチで休憩するOLやサラリーマンに木陰を作り、小さな子供連れの母親にはくつろぎのひと時を作ります。駅から少し離れているため、地域の人に多く利用されている、静かで居心地が良い場所です。寛永寺
寛永寺は、天台宗総本山で、徳川家光が建てて天海大僧正が住職を務めたお寺です。寛永寺は、徳川将軍家の祈祷所・菩提寺として隆盛しましたが、幕末の官軍と水戸軍とが壮絶な戦いを行った戦場となり、焼失してしまいました。初代の住職を務めた天海大僧正は、実は明智光秀だったという都市伝説があります。この寛永寺や日光東照宮には、隠れた証拠を見つけることができます。歴史好きの方は、寛永寺を訪れて明智光秀の影を見つけて、感動してみてはいかがでしょうか。■ 基本情報
- ・名称:蔵前駅
・住所:(浅草線)東京都台東区 蔵前2-3-1
(大江戸線)東京都台東区 寿3-3-1
・電話番号:(浅草線)03-3866-8770
(大江戸線)03-3843-8941
・公式サイトURL:http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/stations/kuramae/a17.html