keiichi.yasu
東京都文京区の本郷は、東京大学の本郷キャンパスがあることで有名です(重要文化財である東大の赤門がある場所です)。東京屈指の文教地区である本郷は古くから学問が栄えた場所で、夏目漱石、坪内逍遥、石川啄木や正岡子規などのそうそうたる人物が居を構えた場所でもあります。本郷の歴史とともに歩んできたレトロな喫茶店で一休みしたら、身も心もタイムスリップした気分になれるかもしれません。1.名曲・珈琲 麦
わたしのオススメ度:★★★★☆
http://blogs.yahoo.co.jp/minaminototo/13746241.html
1965年に創業した喫茶店です。店内には心地よいクラシック音楽が流れており、名曲に身をゆだねて優雅な時間を過ごすことができます。音楽と食事を楽しむのもよし、コーヒーをいただきながら考え事をしたり、読書をしたりもよし。インテリアや雰囲気など、昭和から変わっていないのだろうなと思わされます。
コーヒーは1杯300円でお値段も良心的です。プリンアラモードやスパゲティ・ナポリタンなどの、シンプルでどこか懐かしいメニューのほか、午前11:30までならモーニングセットも注文できます。
朝7:00より回転しているので、通勤・通学前に立ち寄るのも良さそうです。店内は全面喫煙可ですので、たばこの煙が気になる…という方は、朝晩の客足が少なそうな時間に訪れてみてはいかがでしょうか?
■ 基本情報
- ・名称: 名曲・珈琲 麦
- ・住所: 東京都文京区本郷2-39-5
- ・アクセス: ■丸の内線・本郷三丁目駅より徒歩1分■大江戸線・本郷三丁目駅(3番出口)より徒歩2分
- ・営業時間:(月~金)7:00~23:00、(土)7:00~22:00、(日)7:00~19:00
- ・電話番号: 03-3811-6315
2.万定フルーツパーラー
わたしのオススメ度:★★★☆☆
http://shanghai-taichou.blog.so-net.ne.jp/archive/201408-2
1914(大正3)年創業の、100年以上の歴史を持つ喫茶店です。店構えは決して派手ではない質素な佇まいですが、そのことが、この喫茶店が本郷の人々に親しまれながら歩んできたことを想像させてくれます。レトロで洋風の店内には、年代物の立派なレジスターも。なんとまだ現役で使用されています。
名物は看板メニュー、750円のカレーライスです。さらっとしたルーは辛さと甘さのバランスが丁度よく、ご飯にもよく絡みます。優しい味で、不思議と印象に残るカレーです。
その他に850円のハヤシライス、オレンジを絞った350円のフレッシュジュースも人気のようです。特にジュースはオススメ☆今日、生のオレンジを飲む直前に絞ってもらえることも貴重なのではないでしょうか。
■ 基本情報
- ・名称: 万定フルーツパーラー
- ・住所: 東京都文京区本郷6-17-1
- ・アクセス: ■東京メトロ南北線「東大前」駅1番出口から徒歩7分■丸の内線、都営大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩8分
- ・営業時間: 11:00~15:00
- ・定休日: 無し
- ・電話番号: 03-3812-2591
3.ルオー
わたしのオススメ度:★★★☆☆
東京大学の正門前にあります。ルオーは1952(昭和27)年、画家だった初代店主が東大赤門近くにオープンしたことに始まるそうです。その後の変遷を経て現在の地では1979(昭和54)年より営業をしています。場所柄、今も昔も東大の学生や教授などの関係者に愛されている喫茶店です。名物メニューは「セイロン風カレーライス」。デミタスコーヒー付きのセットで980円で、お食事のメニューはこのカレーだけです。創業当時からの定番メニューなのだそうで、味は辛さが強め。大きめのジャガイモと豚肉が入っています。
移転前のルオーは、柴田翔の小説『贈る言葉』の舞台としても登場します。そのため、文学好きの方の間でも有名なお店です。また、こちらは店内禁煙なので、非喫煙者でも入りやすいです。
■ 基本情報
- ・名称: ルオー
- ・住所: 東京都文京区本郷6-1-14
- ・アクセス: ■東大前駅1出口から徒歩約6分■本郷三丁目駅4出口から徒歩約7分■春日駅A6出口から徒歩約8分
- ・営業時間: (月~金)9:30~20:00、(土)9:30~17:00
- ・定休日: 日曜・祝日
- ・電話番号: 03-3811-1808
4.コーヒー リオ
わたしのオススメ度:★★★★★
http://plaza.rakuten.co.jp/haru7513/diary/201503020001/
昭和レトロの中に上品さと高級感が漂う喫茶店です。かつ、華美ではなくシンプルに近い内装で、比較的誰でも入りやすい雰囲気のお店なのではないでしょうか。店内には絵画やランプなどの美しい調度品がインテリアに使われています。読書などをしながら、できればいつまでも座っていたいと思えるような場所です。
メニューはコーヒー、ココア、紅茶などの定番からアルコール類、軽食のトーストなどがあります。珍しいものでは「ジャム入りミルク」なんていうものもありますよ♪価格は400円〜700円前後のものが多いです。トーストは300円からなので、飲み物と併せて気軽に頼めるのが嬉しいです。
こちらの店内、以前は喫煙可でしたが、現在は禁煙となっているようです。晴れた日は大きな窓際の席が気持ち良いですよ☆
■ 基本情報
- ・名称: コーヒー リオ
- ・住所: 東京都文京区本郷5-23-14
- ・アクセス: ■本郷三丁目駅3出口から徒歩約2分■春日駅A2出口から徒歩約9分
- ・営業時間: 10:00~15:00
- ・定休日: 日曜・祝日
- ・電話番号: 03-3811-1509
5.金魚坂
わたしのオススメ度:★★★★★
本郷の有名店の1つです。実はここ、創業350年を誇る日本最古の金魚問屋なんです!カフェを経営されている今日でも、金魚の卸を続けていらっしゃいます。店内にはテーブルの一部が水槽になっている席もあり、美しい金魚を眺めながら過ごすことができます。ゆらゆらと泳ぐ金魚に癒されます☆メニューはコーヒーをはじめ、中国茶や紅茶、デザート、そして葉巻なんてものも!お食事は2000円の「ビーフ黒カレー」が有名です。平日のランチタイムには1700円でいただけます。
お食事は上記の他に定食や懐石料理も(前日までに要予約)。時間があるときに美味しいお食事をいただきながら、ゆったりと過ごすのにお勧めの場所です。
■ 基本情報
- ・名称: 金魚坂
- ・住所: 東京都文京区本郷5-3-15
- ・アクセス:丸の内線・大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩約3分
- ・営業時間: (火~土)11:30~21:30、(日・祝)12:00~20:00
- ・定休日: 月曜日(祝日は営業)
- ・電話番号: 03-3815-7088
- ・公式サイトURL: http://www.kingyozaka.com/
6.こゝろ
わたしのオススメ度:★★★★☆
大正・昭和のころの雰囲気を存分に感じられるお店が「こゝろ」さん。店名は同名の夏目漱石の小説に由来しているそうです。純喫茶好きの方にとっては、「一度は訪れてみたい」お店でもあると思います。こちらも東大の生徒や関係者に愛されるお店の1つです。オススメのメニューは「ウインナーライス」。ごはんの上に、懐かしさを感じる真っ赤なウインナーと、ソースで炒めたキャベツが乗っています。一度食べると忘れられない、そして手が止まらない味です!
古さが感じられる店構えなので入店に躊躇してしまう方もいるそうですが、入ってみるとアットホームな雰囲気に満ちています。店主の方もとっても気さく♪まるで故郷に帰ってきたかのようにリラックスできると思いますよ。
■ 基本情報
- ・名称: こころ
- ・住所: 東京都文京区本郷6-18-11
- ・アクセス: ■東京メトロ南北線東大前駅より徒歩約5分
- ・電話番号: 03-3812-6791
いかがでしたか?ここでは6店舗をご紹介させていただきましたが、本郷周辺には他にも多くのレトロ喫茶や建築物などが残っています。このような貴重な空間を、平成の今だからこそ体験して見直してみるのもいいかもしれません。