開陽丸 青少年センターとは?
開陽丸 青少年センターは、1866年に造られた開陽丸を原寸再現して、その内部を展示公開している体験型の資料館です。開陽丸は幕末に沈没した悲劇の船として知られています。
オランダで造られた後、徳川幕府の旗艦となり、幕末に旗色の悪くなった徳川幕府の残党がこの開陽丸で北海道へと転戦します。
しかしその戊辰戦争の時に、暴風に煽られて江差沖で座礁し、沈没してしまったのです。
開陽丸 青少年センターの魅力
開陽丸の遺物は海底から引き上げられ、その数は約33000という事です。その内3000点を復元された開陽丸の船内で展示公開しています。
開陽丸は1866年に製造されてから、幕府の旗艦として鳥羽伏見の戦いや江戸城開城、徳川幕府崩壊を見届けました。
その最期の活躍は、1868年10月に江戸を出帆した後、12月に蝦夷地に到着し、更に1868年12月に松前を落として江差に向かっていた土方歳三達の陸軍部隊支援の為に海路を進んでいた所、江差沖で暴風雪に遭って座礁、沈没してしまうという無念なものでした。
そしてこの開陽丸は造船からわずか2年余りという短い生涯を終えたのです。
センターではこの復元された開陽丸の中で様々な体験をする事が出来ます。
見どころ・お勧めポイント
大砲発射体験
開陽丸に実際に積まれていたドイツ製の大砲であるクルップ砲を射つ手順の体験が出来ます。指示に従ってボタンを押して行くと、ドーン!という発射音がしてびっくりします。
更に砲弾を実際に持つ体験も出来ます。
かなり貴重な体験です。
ハンモック体験コーナー
当時の船員がベッド代わりにしていたというハンモックに横たわる体験が出来ます。体重制限があり、70kgまでになっています。
明治維新に立ち向かう最期の幕府軍の人達の気持ちを感じながら横になってみるとなにか思う所があるかもしれません。
操船シミュレーション
舵輪を動かして操船する操船シミュレーションが出来ます。窓から海上を見ているという設定で映像が見えて、それを見ながら操船するのです。
貸衣装
幕末の幕府軍である土方歳三や榎本武揚の衣装を着て写真が撮れます。貸衣装は200円です。
船の中には当時の姿を模した蝋人形が一杯いるので、衣装を着て紛れ込んでしまうと、何処にいるのかわからなくなってしまうかもしれません。
「開陽丸 青少年センター」についての詳細
■ 基本情報
- ・名称: 開陽丸青少年センター
- ・住所: 〒043-0041 北海道檜山郡江差町姥神町1−10
- ・アクセス: 車で落部ICより1時間56分
- ・営業時間: 9時から17時
- ・定休日: 4 月から10 月は無休、11月から12月は月曜日と祝日の翌日、1月から3月は休館
- ・電話番号: 0139-52-5522
- ・料金: 大人500円 、小中高校生250円 、小学生未満無料
- ・オススメの時期: 4月から12月
- ・公式サイトURL: http://www.kaiyou-maru.com/