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アクアマリンふくしまは、福島にある水族館です。県沖の太平洋は、「黒潮」と「親潮」がぶつかりあう場所で、豊富なプランクトンを求めて多くの魚が生息する「潮目」といわれる重要なポイントです。そんな魚の宝庫でもある、豊かな海を見事に再現した見所いっぱいの施設へ、是非一度遊びにきてみませんか?大人も子供も楽しめて、一日かかっても回りきれないほどの盛りだくさんの展示や、わかりやすく工夫された説明がみなさんをお待ちしています。
建物の美しさと名前の由来
水族館(アクアリウム)と海洋博物館・科学館(マリンミュージアム)の機能を併せ持った施設であることから、それぞれの英文字を組み合わせてアクアマリンという分かりやすい表現でつけられました。また、ドーム型の建物が太陽の光を受け、宝石アクアマリンのようにキラキラと輝いていることからも、この名称が付けられたそうです。アクアマリンは航海を守るお守りとして知られていて、港に出入りする船の安全への祈りが込められています。この名称は全国公募によるもので、4700点もの中から選ばれました。
日本国内でも水族館は各地にたくさんありますし、海洋博物館や科学館もいくつか見かけますよね。しかしそれが全て合わさってできた施設はあまりないのではないでしょうか。そんな様々な体験や楽しさを経験できるのがこのアクアマリンふくしまなのです。
冬のライトアップイベント
11月~1月の冬の間は、建物全体をシーラカンスに見立ててライトアップします。また、屋外に並ぶ8本のモミの木と街路樹のイルミネーションや舞い散る粉雪をイメージしたスノーダストアクアマリンも楽しむことができます。冬は特にデートにおすすめのスポットです。ライトアップに合わせて、クリスマスにはいろいろなイベントが催されます。体験型のクリスマスパークが登場したり、海のクリスマスツリーが館内に飾られたりしますよ。また、クラゲのクリスマスツリーやヒトデを使ったクリスマスツリーを作ったりすることもできます。
生きた化石とまで言われたあのシーラカンスをライトアップすることで浮かび上がらせるなんて感動的ですよね。ぜひ実際に夜に訪れて、間近でその感動を味わってください。クリスマスには特に様々なイベントも行われるようなので、冬は目白押しですね!
http://spottedseal.at.webry.info/theme/407d474d05.html
アクアマリンふくしまのシンボル 三角トンネル
アクアマリンふくしまの目玉である2階から4階まで吹き抜ける大水槽の中央には世界で初めて採用されたという三角トンネルがあります。 http://blogs.yahoo.co.jp/h_yamame/37729179.html
大水槽は黒潮の海と親潮の海が再現されていて、異なる世界を同時に見ることができます。黒潮の海にはカツオ・キハダ・クロマグロなどが泳ぎ親潮の海にはゴマフアザラシやクロソイなどが悠々と泳ぐ姿を見ることができます。
この三角には、ちゃんと意味があるそうです。三角の右側が黒潮、左側が親潮で、2つの海流がぶつかる潮目を表現したのがこの三角です。2つの異なる海を1つの水槽に展示した、世界でも珍しい水槽だそうです。左側と右側の魚は行き来することがないそうですが、異なる世界をじっくりとご覧下さいね。
三角にすることで、日本で見られる様々な海流を一度に見ることができるなんて、日本国内でもここだけではないでしょうか。世界的にも珍しいということもあり、海外から来る方からも近々注目されそうですね!
寿司処 潮目の海
2階の潮目の大水槽前にはなんとお寿司屋さんが!寿司処 潮目の海では、水槽の中を優雅に泳ぐ魚たちを眺めながら、美味しいお寿司を堪能できます。お値段は6貫で1000円ほど。お子様寿司もあります。ネタはその日の仕入れによって異なり、開店は11時~3時。ネタがなくなると早めに閉店することもあります。カウンターのそばにはクラゲの水槽があります。このお店には、寿司を通して魚食文化について再考してほしいという館長のメッセージが込められています。
水族館で、魚を鑑賞しながらお寿司をいただくことって滅多にありません。6貫で1000円ほどというお値段なので、1貫約150円ちょっとと、驚くほど高い値段でもないので手が届きそうですね!ぜひ訪れた際には立ち寄ってみてください。
http://travel.rakuten.co.jp/mail/photo/42/?scid=mi_trv_pcmail_fj_140125_sub3#/0
■ 基本情報
- ・名称: 寿司処 潮目の海
- ・住所: 福島県いわき市小名浜字辰巳町50 アクアマリンふくしま
- ・アクセス:常磐自動車道いわき湯本I.Cから車で20分
- ・営業時間: 11:00~15:00(売切次第終了)
- ・定休日: 無休
- ・電話番号: 0246-73-2525
- ・料金: 1000円~
- ・所要時間: 30分
- ・公式サイトURL: http://www.marine.fks.ed.jp//info/sushi.html
世界にここだけ! さんまの回遊がみられる水槽
さんまの研究をしているアクアマリンふくしまでは水族館での飼育が非常に難しいさんまの回遊している姿を見ることができます。世界で初めて水槽内でのふ化に成功して、成長するまでの生態を解明した、非常に貴重な展示です。さんまは敏感な魚で、ちょっとした刺激でも水槽の壁にぶつかったり飛び出したりするそうです。また鱗が弱く、網での採集もできないそうです。寿命も2年と短く、館内の展示には困難がともなうとのことです。この回遊魚の水槽は圧巻で、訪れる人を引き付けていたのですが、現在は展示を中止しています。
さんまを専門的に研究しているというこの場所ならではの見せ方ですね!実はさんまを飼育するのは難しいということも、このアクアマリンふくしまに行くことで、よく学習することができそうです。ぜひ勉強の一環として見てください。
http://www.masugatasou.jp/mzblog/水族館/アクアマリンふくしま/
世界最大級のタッチプール 蛇の目ビーチ
「RUNRUNはま」で沿岸の浜・「PICHIPICHIいそ」で砂浜・「JUBJUBひがた」で干潟の環境を再現したのが「蛇の目ビーチ」です。広さは4500㎡という広大な敷地には、ヒトデ・ナマコ・アメフラシ・小魚・貝など多くの生物に出会うことができます。裸足で水に入って、生き物を探して、見て、触れて、自然を体験することができます。人工の浜ですが、「まるで本物の海辺にいるみたい」と子供たちに大人気♪ 潮の干潮に合わせて見える生物が異なったり、実際にヒトデや貝に触れることができたりと、楽しみがいっぱいです。昔懐かしい淡水のビオトーブもあるので、大人の方も童心に戻ってお子様と一緒に遊んでみてください!
干潟の環境を再現するために、4500㎡もの敷地を使ってしまうなんて、さすがアクアマリンふくしまですね!沿岸の浜や砂浜、そして干潟で出会うことのできる生き物を見るだけでなく、自分で探して触ることもできるので、新たな発見がありそうです。
http://pough-pough.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-f03a.html
潮干狩り体験のイベントなども!
世界最大級の人工ビーチの蛇の目ビーチでは、5月~6月の間は、毎日先着200名限定で潮干狩りをすることができます。獲れたアサリやハマグリは持ち帰ることが可能。ルールとしては、スコップなどの道具は使わず、手と足の感覚で貝を探すというものになっています。この時期は同時に「魚のつかみ取り」が行われます。なんと、捕った魚は調理して食べれるそうですよ!ゴールデンウィークには足湯体験、館内ではワインバーの夕べなども催されますので、ホームページでチェックしてお出かけください。
毎年5~6月ごろには各地で潮干狩りが行われますよね。この人工ビーチでも実は潮干狩りイベントが行われているんですよ!まだまだ小さなお子様だと、本物の海では危険と考えている親御さんも、人工ビーチなら安心して遊ばせることができるのではないでしょうか。
http://blog.nakatanigo.net/iwaki/50819209