「麻布十番の焼き鳥屋」と聞けば、思い思いの店の名が挙がることだろう。老舗からニューオープン、庶民派から高級店やご紹介制まで、20軒近くの焼き鳥を供する店がひしめきあっている激戦エリアなのだ。 ここでは、イチオシの10軒のなかから、絶対にオーダーすべき珠玉の10串を厳選。
鮨屋のようなカウンターに松の盆栽。麻布十番でも『中目黒 いぐち』らしさは健在だ。
柔らかさと味のバランスが秀逸な大山鶏のもも正肉を使った「ねぎま」(基本コース¥4,800からの1串)は、火の入れ方がすべてを決める。
ウバメガシの備長炭を使用し、絶妙な返しを重ねて丁寧に焼き上げていく。
静かな一角、階段を下った地下の扉を開けると上質な和食店のようなカウンターが連なる。
オープン当初から長年使い続けているのは、山梨県産の「甲州地鶏(健美鶏)」。ファンの多い「ちょうちん」(¥450)は、親方の修業時代より代々受け継ぐタレで提供する。
甘過ぎず、さっぱりとした口当たりだ。
「オーダーがたくさん入ると困るんですよ」と店主が語るのは、「ころ焼」(¥864)。
千葉県産「水郷赤鶏」のも肉の厳選部位を300~400g、一般的な串の3~5倍の量を1串に打つ。食べ手に供するまでに、約20分を要する逸品だ。
辛めのタレと柔らかな肉の脂が一体となり、豪快に噛み締めたくなる。
この地で15年。明け方まで極上の焼き鳥がオーダーできる貴重な一軒。王道の部位にもこだわりが宿る。
「比内地鶏のもも」(¥500)は、皮を身にくるりと巻き付けるように串打ちした“抱き身”によって、ひと口でダイレクトに旨みが堪能できる。
名古屋コーチン、薩摩若しゃもがそろうので、食べ比べもぜひ。
“フレンチ焼き鳥”をコンセプトに、ワインとの相性を考慮し、それぞれの部位に合ったソースを添えて提供。
使用する「総州古白鶏」は、脂肪分が少ないながら旨みとコクに溢れている。
1羽からふたつしかとれない「ふりそで」(¥300)は、グリーンペッパーのソースで。口の中で香りがフワッと広がる。
「本当に美味しい鶏を一から育てたい」という思いから、『とさか』の職人がつくり上げた「ともえ地鶏」。
岐阜県飛騨高山の長良川源流の地に養鶏場を開き、比内鶏とプレノワールを交配させた。「はし」(¥300)は、砂肝の下にあるコリコリとした希少部位。
穏やかな遠火で焼き上げる。ワインと共にいただきたい。
比内地鶏と無農薬野菜を中心とした和食料理店。店名の由来は、1階の掘り炬燵式のカウンター席が猿のしっぽのように曲がっていることから。
「ふりそで」(¥300)は、小ぶりな串ながらインパクトは抜群。
香ばしい皮と旨みを感じるむねが同居する部位で、一串で比内地鶏のいいとこどりができる。
料理長が、数多くの種類を食べ比べた結果、程好い歯応えと旨みに惚れ込んだ銘柄鶏で、刺身にも最適。
「ささ身」(¥270)は、紹介している梅じそのほか、サビ、焼き味噌の3種類から選ぶことができる。
2015年4月にオープンした新顔は、七面坂の見落としてしまいそうな入り口から階段を上った2階に店を構える。
大山鶏を使った「ボンジリ」(¥237)は、口の中でジュワッと脂が広がる存在感抜群の1本。
脂を落とし過ぎず、ボンジリならではの脂の旨みを堪能できる焼き加減がたまらない。
赤鶏の王者である「南部赤鶏」を使用し、バリエーション豊かな部位がお品書きに並ぶ。
「だんご」(¥270)は、粗挽きにした肉だけを成形し、生の状態からじっくりと炭火で仕上げる逸品。
頬張れば、輝く肉汁が溢れ、軟骨のコリッとした食感やぼんじりの脂の旨みなど、多彩な要素が凝縮されている。
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肉と葱が一緒になった串に火入れの職人技が光る『中目黒 いぐち 麻布十番』
ねぎま
鮨屋のようなカウンターに松の盆栽。麻布十番でも『中目黒 いぐち』らしさは健在だ。
柔らかさと味のバランスが秀逸な大山鶏のもも正肉を使った「ねぎま」(基本コース¥4,800からの1串)は、火の入れ方がすべてを決める。
ウバメガシの備長炭を使用し、絶妙な返しを重ねて丁寧に焼き上げていく。
50余年にわたり受け継ぐ秘伝のタレが決め手『鳥善 瀬尾』
ちょうちん
静かな一角、階段を下った地下の扉を開けると上質な和食店のようなカウンターが連なる。
オープン当初から長年使い続けているのは、山梨県産の「甲州地鶏(健美鶏)」。ファンの多い「ちょうちん」(¥450)は、親方の修業時代より代々受け継ぐタレで提供する。
甘過ぎず、さっぱりとした口当たりだ。
メインディッシュのような食べ応えある満足感『山猿』
ころ焼
「オーダーがたくさん入ると困るんですよ」と店主が語るのは、「ころ焼」(¥864)。
千葉県産「水郷赤鶏」のも肉の厳選部位を300~400g、一般的な串の3~5倍の量を1串に打つ。食べ手に供するまでに、約20分を要する逸品だ。
辛めのタレと柔らかな肉の脂が一体となり、豪快に噛み締めたくなる。
旨みが増す“抱き身”で三大銘柄鶏に舌鼓を打つ『麻布十番 がいがい』
もも
この地で15年。明け方まで極上の焼き鳥がオーダーできる貴重な一軒。王道の部位にもこだわりが宿る。
「比内地鶏のもも」(¥500)は、皮を身にくるりと巻き付けるように串打ちした“抱き身”によって、ひと口でダイレクトに旨みが堪能できる。
名古屋コーチン、薩摩若しゃもがそろうので、食べ比べもぜひ。
部位ごとに考案されたソースがワインに寄り添う『Shaji』
ふりそで
“フレンチ焼き鳥”をコンセプトに、ワインとの相性を考慮し、それぞれの部位に合ったソースを添えて提供。
使用する「総州古白鶏」は、脂肪分が少ないながら旨みとコクに溢れている。
1羽からふたつしかとれない「ふりそで」(¥300)は、グリーンペッパーのソースで。口の中で香りがフワッと広がる。
ここでしか食べられない「ともえ地鶏」の希少部位『麻布とさか』
はし
「本当に美味しい鶏を一から育てたい」という思いから、『とさか』の職人がつくり上げた「ともえ地鶏」。
岐阜県飛騨高山の長良川源流の地に養鶏場を開き、比内鶏とプレノワールを交配させた。「はし」(¥300)は、砂肝の下にあるコリコリとした希少部位。
穏やかな遠火で焼き上げる。ワインと共にいただきたい。
ジュワッ&パリッとした脂としっとりした身のバランスが◎『猿のしっぽ』
ふりそで
比内地鶏と無農薬野菜を中心とした和食料理店。店名の由来は、1階の掘り炬燵式のカウンター席が猿のしっぽのように曲がっていることから。
「ふりそで」(¥300)は、小ぶりな串ながらインパクトは抜群。
香ばしい皮と旨みを感じるむねが同居する部位で、一串で比内地鶏のいいとこどりができる。
美しくレアに焼き上げた串を爽やかな梅じそが引き立てる『炭火串焼 ヒヨク之トリ』
ささみ
南麻布から東麻布に移転した人気店。富士の名水で育った「甲州甲斐信玄鳥」にこだわる。料理長が、数多くの種類を食べ比べた結果、程好い歯応えと旨みに惚れ込んだ銘柄鶏で、刺身にも最適。
「ささ身」(¥270)は、紹介している梅じそのほか、サビ、焼き味噌の3種類から選ぶことができる。
部位の持ち味を引き出し、したたる脂の旨さを再認識『炭火焼鳥 麻布 ウグイス』
ボンジリ
2015年4月にオープンした新顔は、七面坂の見落としてしまいそうな入り口から階段を上った2階に店を構える。
大山鶏を使った「ボンジリ」(¥237)は、口の中でジュワッと脂が広がる存在感抜群の1本。
脂を落とし過ぎず、ボンジリならではの脂の旨みを堪能できる焼き加減がたまらない。
つなぎ不使用の粗挽き肉からジューシーな脂が溢れ出る『鶏繁 麻布十番店』
だんご
赤鶏の王者である「南部赤鶏」を使用し、バリエーション豊かな部位がお品書きに並ぶ。
「だんご」(¥270)は、粗挽きにした肉だけを成形し、生の状態からじっくりと炭火で仕上げる逸品。
頬張れば、輝く肉汁が溢れ、軟骨のコリッとした食感やぼんじりの脂の旨みなど、多彩な要素が凝縮されている。
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