戦中・戦後の暮らしがわかる！東京都千代田区にある「昭和館」とは

2015年になり太平洋戦争の終結から７０年の節目を迎えました。太平洋戦争を体験した人が少なくなってきた今、後の世代に戦争の事実を伝え語り継いでいくことが重要とされています。今回は戦中・戦後の暮らしを学べる「昭和館」をご紹介します。

1．昭和館とは？

昭和館は、国民が経験した戦中・戦後（昭和10年頃から昭和30年頃まで）の国民生活上の労苦についての歴史的資料を展示して、後世代の人々にその労苦を知る機会を提供するために平成11年3月に開館した、貴重な施設です。

2．昭和館の魅力

昭和館の魅力は、やはり戦中・戦後に何があったのか、どんな生活をしていたのか、など当時の状況を学べることです。戦後70年が経ち、戦争を体験した人からの話を直接聞くことが難しくなってきた今、後世代の人に事実を語り継ぐためには、昭和館のような施設を利用して一人ひとりが戦争についてしっかり学ぶことが必要になってきます。昭和館には今を生きる人が、戦中・戦後を学べる仕組みがいっぱい揃っています。

3．昭和館の見どころ

1．懐かしのニュースシアター

昭和館1階の「上映コーナー」では、「懐かしのニュースシアター」として戦中・戦後の国民生活を記録した貴重なニュース映画を上映しています。毎週土曜日に番組が変更されるので、何度訪れても違ったニュースを見ることができます。

2．映像・音響室

昭和館5階の「映像・音響室」では、戦中・戦後の人々の「暮らし」を主とした記録写真や映像、SPレコードの音声などをタッチパネル式検索画面から簡単に呼び出して視聴することができます。当時の様子を音と画像で知ることができるので、よりリアルに学ぶことができます。

3．常設展示室

昭和館6・7階の「常設展示室」では、「母と子の戦中・戦後」をメイン・テーマとして、昭和10年頃から昭和30年頃までの国民生活向上の労苦を伝える実物資料が約700点展示されています。戦後70年を迎え「常設展示室」もリニューアルされ、子供たちにもわかりやすいように体験コーナーや全国の空襲被害状況を調べられる大型タッチパネルが設置されました。

4．昭和館を訪れた人の声

5．昭和館についての詳細

地図