駅弁の定番・押し寿司15選。ご当地の味！

駅弁は電車で旅行をするときの楽しみの１つ、というかたも多いのではないでしょうか。車窓から景色を眺めつつ、駅で買ったお弁当を味わえば、移動もより楽しくなりますよね。今回は、特に全国の押し寿司でおすすめのものをご紹介します。

旅のお供に駅弁はつきもの。
ご当地ならではの旬の素材を使った食材に甘酸っぱく香る酢の匂いは食欲をそそること間違い無し！

【No.1】ますのすし（富山）　全国に名をはせる富山の名産

1912年に発売を開始したというマスの押し寿司は、今や全国的にも有名になった富山の名産品。
大きな熊笹を1枚ずつ開いていくと香ばしいお酢の匂いに心を奪われます。

【No.2】まんま借り借りままかり鮨（岡山）　岡山と言えば、これ

ままかりとは、サッパというニシン科の魚の別名のこと。まんま（ご飯）を借りてでも食べたいほど旨い！と言う意味から「ままかり」と呼ばれています。一度食べると、もう一度食べたくなる美味しさです。

【No.3】特選小鯵押寿司（小田原）　駅弁発祥のお店が作る駅弁

脂ののった真鯵は魚独特の生臭さはなく、酢と鯵本来の香りが口いっぱいに広がる美味しさ。口直しとして しそ巻も詰合わされているので、お酒の友としても良く合います。駅弁だけじゃなくお土産としても最適。

【No.4】えんがわ押し寿司（新潟）　創業100年以上の味は伊達じゃない

オリジナルの甘酢が香るお寿司を 付添の小さなナイフで自分好みの大きさに切って頂きます。
カラスガレイのえんがわは、濃厚な脂が口いっぱいに広がります。

【No.5】瀬戸の押寿司（愛媛）　見た目にも美しい駅弁

今治駅で販売されている駅弁の中で最も高価であり、全国的にも有名な鯛の押寿司。ふたを開けると全体が生笹に覆われており、鯛の身を通して青シソの葉が薄く透けて見えます。鯛の身の締まりは抜群！

【No.6】柿の葉寿し（奈良）　全国でも名高い駅弁の代表格

奈良の吉野地方に江戸時代から伝わる郷土の味。近江米の酢飯と、身が厚く脂の乗ったシメサバを、柿の葉で一つずつ丁寧に手作業で包んでいる至高の逸品。柿の葉香りとサバの旨みは、酢飯と一緒に味わうことでより美味しくなります。

【No.7】かにすし（石川）　秘伝のリンゴ酢を使ったシンプル押し寿司

北陸の冬の王者・ズワイガニの魅力をふんだんに使った押し寿司弁当。軽く湯通しされた日本海産のズワイガニは秘伝のリンゴ酢で締め、酢飯と合わさります。酢飯はコシヒカリを使用し、こちらもリンゴ酢が混ざって米の甘さが際立ちます。

【No.8】岩魚（いわな）ずし（長野）　イワナのうまさがクセになる

冷たい清流が流れる信州の渓流上流部で育ったイワナのみを使用した、贅沢なバッテラ風の押し寿司。酢飯は信州産コシヒカリ米にもち米をブレンド、秘伝の合わせ酢と共にシソの葉とゴマを加えて香りだたせています。

【No.9】鮭の押寿司（新潟）　シンプルだから美味しい押し寿司

昭和57年に上越新幹線開業と同時に発売された駅弁。
新鮮な紅鮭をスライスしてオリジナルの甘酢で味付けした、昔から変わらないシンプルな押し寿司。

【No.10】焼き鯖寿司（福井）　香り豊かな焼きサバはお酒にもぴったり

こだわりのお米を地下深層水で炊き上げてたこだわりの逸品。皮に焦げ目がつく程度に焼いたサバは、脂がのったものを厳選しているのでとてもジューシー。シャリとサバの間には、味を引き立たせるガリも入っています。

【No.11】伝承鯵の押寿し（神奈川）　100年続く伝統の味

老舗 大船軒がつくる伝承鯵の押寿司は、1匹の小アジから2切れだけしかとることのできない身をつかって贅沢につくられています。酢でしっかりとしめた小アジには旨味がギュっと閉じこめられていて、生臭さがなくさっぱりと食べられます。

この押寿司は大船駅で100年以上前から販売されていて、今では大船駅で駅弁と言ったらコレ！というくらいよく知られています。大船軒は日本で初めて駅弁としてサンドウィッチを売り出したことでも知られますが、そのサンドウィッチも押寿司と同じく今でも売店で買うことができます。

大船軒では、小アジを使った伝承鯵の押寿司のほかに、中アジを使った鯵の押寿司も販売されています。伝承鯵の押寿司のほうがより手間がかかって値段が高めに設定されていますが、中アジの押寿司とどちらがおいしいかは、けっこう人によって好みが分かれるところです。

【No.12】清広のさば寿司（福岡）　肉厚さばにとろろ昆布＆シソが旨い

JR博多駅などで買える清広食品のさば寿司は、福岡空港の空弁ベスト１位に選ばれたこともある人気商品です。ごはんとさばとの間にはシソがはさまり、お寿司全体がとろろ昆布で巻かれています。シソととろろ昆布がよくマッチし、食べた瞬間に口の中でさばの脂がとろけます。

シソととろろ昆布を使用することでさばの臭みをおさえ、ヘルシーに口当たりよく仕上がっているので、女性からの人気もバツグン。さばはたっぷり肉厚でジューシー、食べごたえ十分です。

口に運ぶととろろ昆布独特のねばり気が感じられ、ほかのさば寿司とは違った独特な食感を楽しめるのもこの押し寿司の特徴の１つです。

【No.13】山陰鳥取 あご寿司（鳥取）　めずらしい飛魚の押し寿司

あごとは、飛魚の山陰地方での呼び名です。アベ鳥取堂の駅弁 山陰鳥取 あご寿司は、飛魚を使用した珍しい押し寿司です。元々は春にだけ食べることができる魚ですが、冷凍保存ができるようになったことで、こちらの駅弁も1年中味わえるんだそうです。

飛魚はあまり脂が多くない淡白な味で、酢でしっかりと締められているため臭みもありません。押し寿司が笹の葉でくるまれていて、ほのかに香る笹の香りが飛魚の味に上品さをプラスしています。

駅弁として飛魚のお寿司を買うことができるのは、全国広しといえどもここ鳥取だけだそうです。めずらしい飛魚のお寿司、見かけたらぜひ味わってみたいですね。

【No.14】九頭竜押し寿司（福井）　いろんな種類の押し寿司を一度に食べられる

九頭竜押し寿司は、太巻きと、あなごの押し寿司、鯖の押し寿司、ますの押し寿司が２貫ずつ入った、番匠本店の駅弁です。福井県北部を流れる九頭竜川では、ますなどの新鮮な川魚がよくとれ、そうした川魚を酢飯とともに笹の葉でくるんでお寿司にした「笹寿司」は福井の名物でもあります。

そんな九頭竜の名をもったこちらの押し寿司、ますの押し寿司を含めた３種類の押し寿司を味わうことができ、見た目にも華やかで贅沢な駅弁です。

番匠本店ではこのほかにも、わさびが利いた「おとなの焼き鯖寿し」や、鯛をつかった「北国鯛寿し」などの押し寿司などを製造しています。福井にお出かけの際は、いろいろと食べ比べてみてはいかがでしょう。

【No.15】サーモン寿司（北海道）　スモークされたサーモンが酢飯によく合う

大人から子どもまで大人気の寿司ネタ、サーモン。苫小牧駅で売られているサーモン寿司は、まるい弁当の駅弁で、スモークされたサーモンがのった押し寿司が入っています。サーモンは特製のタレで味つけされており、臭みのないまろやかな口当たりです。

苫小牧駅で長きに渡って販売され、現在でも人気駅弁の地位を保ち続けるサーモン寿司。北海道のおいしいサーモンを贅沢につかった押し寿司を味わってみれば、電車での旅がもっと楽しくなるかも。

まるい弁当ではこちらのサーモン寿司のほかにも、サーモン寿司・ほっきめし・イクラ・焼き鮭のすべてが贅沢に入った「北海道汐彩弁当」も販売されています。サーモン寿司と一緒に色んな北海道の海の幸を味わいたいという方はぜひ。

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おすすめの押し寿司の駅弁をご紹介しましたが、いかがでしたか？いろいろなネタを使った押し寿司があって、どの押し寿司にもそれぞれの良さがあり、どれも食べてみたくなりますよね。旅先で見かけたら、ぜひ購入して食べてみてくださいね。