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福岡といえば博多が有名ですが、博多以外にもオススメの観光エリアがあるんです。今回はモダンレトロな雰囲気が漂う街、門司区をご紹介しますね。隠れた名店があるかもしれませんよ!門司区ってどこ?
門司区は福岡県北九州市にあります。読み方がわからなくて調べたのですが、「もじく」と読むんですね。 九州地方の一番北側に位置する門司区は、海をはさんだ対岸は山口県下関市。本州から九州へ渡るときにはたいてい門司区の港や道路を利用するので、玄関口として利用されているといえます。人とモノが動く拠点なんですね。門司区の歴史
奈良時代までさかのぼると、門司には関所があったことが知られています。いまと変わらず人や物流の拠点であったことや、行き交う船のチェックを行うことからも、要所であったことがうかがえます。北条家、足利家が支配・管理していたことから、いかにこの場所が大切な場所であったかを垣間見ることができますね。門司区の魅力
関門トンネル、関門連絡船が整備されてから、より力を入れているのが観光地としての再整備です。人の往来が多くなったことからフェリーターミナルができたり、門司港のレトロな雰囲気を観光資源として生かすように整備されたりしていて、異文化の入る港らしく、モダンな雰囲気を残しています。そんな、古くて新しい場所をたくさん持っているのが門司区なんです。門司区でできること、観光スポット
門司区はレトロモダンと呼ばれる、和風と異文化の入り混じった雰囲気を大事にしている街です。特に「レトロ」と名前の付く門司港レトロは、建物を大正風に整備し、タイムスリップ感を演出しています。個々の建物だけでなく、街並みも整備されているエリアもあり、大河ドラマの撮影地として利用されたりするほどなんです。整備された建物と、その当時からずっとある建物が融合した場所なので、ぜひ自分の目でみてほしい風景です。観光スポット、オススメは「国際友好記念図書館」
え?図書館?とお思いですよね。オススメのひみつは、その外観と収蔵図書。外観は明治35年にロシアが、中国大連市に建てた「ドイツ風建築物」を復元したもの。茶褐色と白色のコントラストは東京駅を連想させますし、屋根部分の尖塔は西洋をイメージさせます。全体の造りはお城風。ここまで聞いたら、やはり一度見てみたくなりませんか?収蔵図書は中国・東アジアの図書から、国際友好にかかわるものまであるのだそうです。貸し出しは市内在住者に限られますが、閲覧は市外の人でもOKなので、見学にいってみませんか?
■ 基本情報
- ・名称: 国際友好交流図書館
- ・住所: 北九州市門司区東港町1-12
- ・アクセス: 門司港レトロ観光線 出光美術館前下車徒歩5分
- ・営業時間: 9:30~18:00
- ・定休日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
- ・電話番号:093-331-5446
- ・料金: 無料
- ・公式サイトURL: http://www.mojiko.info/3kanko/spot_kokusai.html
お泊りなら門司港ホテル
宿泊はウォーターフロントのお宿はどうでしょう、ということで「門司港ホテル」が今回のオススメ。8月には「関門海峡花火大会」があり、飲み放題&特別観覧席付きの宿泊プランがあります。花火の打ち上げ場所が海上と陸上の2か所あり、どちらもホテルから近い場所なので見ごたえも迫力も満点です。宿泊プランがいろいろあり、BBQつきのビアテラスプランから、観光・ビジネス用の食事なしプランまで、用途に合わせて選べるのがうれしいところ。門司港レトロにも近いので、ここを拠点に観光プランを考えるのもいいと思います。■ 基本情報
- ・名称:門司港ホテル
- ・住所:北九州市門司区港町9番11号
- ・アクセス: 北九州空港よりエアポートバスでJR小倉駅下車、JR鹿児島本線にて門司駅
- 下車、徒歩1分
- 九州自動車道門司ICより7分/中国自動車道門司港ICより7分/北九州
- 都市高速道路春日ICより5分
- ・電話番号:093-321-1111
- ・料金: 1泊2食付き1室大人10476円~
- ・公式サイトURL:http://www.mojiko-hotel.com/
名産・グルメなら
定番の焼きカレーもいいですが、下関に近い門司なら、ふぐはどうですか?門司にもふぐの専門店が多くあり、一部には、いまや幻と言われる鯨肉が入荷するお店もあるようです。地のものは、やっぱり鮮度が違います。たまには食事メインの旅行も楽しいですよ。イベントなら「潮風号」
めったに乗れないディーゼル機関車に乗れちゃうのも、門司のいいところです。距離は2.1kmと短いながら、往復で約30分も乗っていられるのはココだけ。時速15km/hとゆっくりなので、景色を楽しみながら写真に収めることもできるなんて夢のよう。線路そのものも、貨物用の線路をそのまま使っているので、港の栄えた雰囲気を感じられるはずです。■ 基本情報
- ・名称:門司港レトロ観光列車 潮風号
- ・住所:福岡県北九州市門司区西海岸1-7-1
- ・アクセス:
- ・営業時間:9:30~16:40(窓口営業時間)
- ※3月中旬~11月下旬の土日祝および春休み、夏休みに運行
- ・定休日: 上記以外は運休になります
- ・電話番号: 093-331-1065(平成筑豊鉄道株式会社 門司港事業所)
- ・料金: 片道 大人300円 小人150円
- ※座席指定料金(大人・小人とも)100円
- ・公式サイトURL:http://www.retro-line.net/about/stations/
門司区へのアクセス
「JR下関駅」から電車で「門司駅」まで6分
「JR博多駅」から特急列車で「小倉駅」まで約46分、更に電車で「門司港駅」まで約13分
小倉市内から車で約20分
高速道路九州自動車道「福岡IC」から「門司IC」まで約52分
北九州都市高速自動車道「長野出入口 」から「春日出入口」まで約26分
フェリーで下関「唐戸ターミナル」より門司港「マリンゲートもじ」まで約5分